現在でこそ、知名度において零戦に水を空けられた一式戦だが、当時は愛称「隼」の名で、国民に最も親しまれた戦闘機であった。航空戦が激化し、さらなるスピードと火力のが求められた結果、エンジンをハ25(950馬力)から新たなハ115(1150馬力)に換装し、火力を12.7ミリ2問に換装するなど、全体的にパワーアップを計った改良型が17年夏に登場する。これが一式戦2型である。これにより、本来求められた九七戦の後継機が完成したこととなる。そして、2型は一式戦の生涯の中で最も多く生産された。一式戦の代表型といえる。
●乗員:1名
●発動機:中島「ハ115」1150hp
●全幅:10.837m
●全長:8.92m
●最大速度:515km/h
●航続距離:1900km
●武装:機銃12.7mm×2、
爆弾30kg〜250kg×2