百二十五年続く「北の錦」小林酒造の創業の地は、実は札幌市中央区(南3条西4丁目)だった。つまり9月24日に開店した『七番蔵』のすぐそば。 【帰ってきた酒蔵】という訳である。 他では真似できない「七番蔵」の強みは二つ。一つはもちろん、造り酒屋の新鮮な酒が、蔵直送で飲めること。そしてもうひとつは、創業百二十五年という歳月である。時間が培ったものだけは、演出で表現することはできない。 |
七番蔵の顛末(2) | ||||||||||||||||||||
ボツになった別書体(隷書) 書:星野 藤閣 |
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そこで、店に置かれるメニューには、栗山に所蔵されているゆかりの品々の写真を贅沢に使用することにした。メニューを開いたお客さまに、七番蔵の底流に流れている時間を感じていただこうという趣向である。 撮影は、かつて取材で栗山に最初にお邪魔した際も一緒だった、本田写真事務所の本田 匡 カメラマン。料理や、リーフレットに使用した店舗、酒器などの写真もすべて本田さんの手によるものである。 本田さんの活動は道内にとどまらず、特に料理写真の分野では札幌の若き第一人者のひとりである。 |
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