ハワイ旅行記・第1日目


11月10日(金):ハワイ時間

 空港に着き、現地のツアーの人と色々手続きをして、バスが来るまで待合所で待っていた。待合室ではなく待合所である。壁も窓も無く、天井(というより上の階)を支える柱があるだけ。そして吸い殻入れとごみ箱とベンチが並んでいるだけ。
 アメリカは禁煙国家だというけれど、色々な人種、特に日本人が多く訪れるハワイは喫煙も自由で、道のいたる所に吸い殻入れが置いてあり、喫煙者の僕としては嬉しい限り。でも基本的に歩き煙草はしないので、あまりお世話にならなかったけれど・・・。で、室内(ホテルやレストランなど)での喫煙は厳禁。そして、屋外でもビーチでの喫煙及び飲酒はできない。違反すると逮捕される。(これ、ホント)
バスに乗り込もうとするSSG達

 さて、バスに乗り込み、最初に向かったのは免税店。バスには何グループか乗っていて、免税店でショッピングをするグループと、ホテルに直行するグループがいて、僕らは前者だったので、バスが後者をホテルに送ってからまた戻ってくるまでの、40分という時間しかなかった。大体30分くらいさまよっていたが、僕とEnoちゃん2人で1階にあるスターバックスに入った。実はこれがスターバックス初体験なのだ!日本にある一番小さいサイズ(ショートだっけ?)がハワイには無く、トール というのが一番小さかったので、そのサイズのアイスコーヒーを頼んだ。ハワイに来て初めてお金を使ったのがこの時。
 集合の時間になり、再度バスへ。そして宿泊するホテル「ハワイアン・リージェント」に向かう。
 ホテルにもツアーデスクがあり、そこの方から色々な注意事項(例えば上記のビーチの話しなど)を聞いて、チェックインまで時間があったので、夜の計画をしに、向かいのホテルへ。そこには、ぴあの現地ツアーデスクがあったのだ。
「あの、タンタラスに夜景を見に行くツアーはありますか?」
「そうねぇ、ツアーは無いけど、組むことはできるわ。食事はどうします?」
「食事をしてから夜景を見に行きたいです。店は特に考えていないので、お薦めの店があったら教えて下さい。」
「そうねぇ・・・。(と言って雑誌を開く)ここなんかいいんだけど、ちょっと高いのよね。確か姉妹店があったはずなんだけど・・・・、あ、今日は祝日だから店は休みだわ。」
 そう、僕らが行った11月10日は祝日だったのだ。確か、戦没者の何かだったような・・・?
「じゃあ、ここなんかいいんじゃないかしら。北イタリア料理の店で、$30くらいで十分だと思うわ。」
 僕らはヒソヒソと、ではなかったが相談して、そこにすることに決めた。
「人数は何人?7人でいいのかしら?」
「いえ、あと2人加わるんで、9人です。」
「9人かぁ。8人だとリムジンが出せるんだけど、9人だとワゴン車になっちゃうわね。いいかしら?」
「はい・・・。あ、あと運転手の方はできれば日本語が分かる人がいいんですけど。」
「うーん、どうなるか分からないけど、一応希望を出しておきますね。」
 夜のツアーも決まり、その後ぴあのおねーさんから聞いた、「デュークス」という店に昼食を食べに行った。そこの店員さんは日本語ができる人はいなかったけれど、やはり日本人が多いのか、日本語のメニューがあった。
 その店はオープンになっていて、僕らは丁度屋根が切れる所に案内された。海が見えてとてもいい場所だった。
デュークスの店の前。
7人すぐに入れなかったので少々待った。
左下の像が店の名の由来であるMr.デューク
まずは飲み物が運ばれて来た。
う〜ん、トロピカルな味!
東京から来た日なので、長袖着用。
後ろで赤いアロハを着てるのは店員さん

 頼んだメニューは良く覚えてないけれど、フライドポテト(ワッフルの形をしている)、サンドイッチ、サラダなどなど(実はこの時、「マヒマヒ」というハワイの魚に魅かれたのであるが、ちょっとした事情があって断念)。飲み物の名前は忘れたけれど、僕が頼んだのはココナッツミルク、バナナ、パイナップルのミックスで、トロピカルな味でおいしかった。また、料理もおいしく、特にファーストフードのフライドポテトが嫌いな僕でも、ここのポテトはとてもGood!それはただ単に景色が良いだけでは無いと思う。
 昼食のあとは、新郎新婦が泊まっているホテルへ行き、部屋を見せてもらった。う〜ん、広くて奇麗!
はい、全員集合!(カメラマン以外)今回の旅行のメイン、
新郎新婦のツーショット

 それから僕らの泊まるホテルに行き、まずはチェックイン。そして部屋に向かう。こちらもなかなか立派だった。
 しばらく話しなどして(僕はベランダで煙草を吸ったりして)時間をつぶしているうちに、夜のツアーの時間になったので、下に降りた。
 向かえに来てくれた運転手さんは日本人だった。名前は平野さんといい、ハワイ島で産まれ、戦争が始まって広島に来た。原爆でお父さんが亡くなり、平野さんは18くらいの時に再度ハワイに来たのだという。
 レストランへの道中でも色々説明してくれた。
「ここは動物園です。ハワイにはヘビがいないので、ハワイの子供達が初めてヘビを見るのが、この動物園です。」
「ここがハワイ大学です。あそこにあるのが室内競技場です。」などなど・・。
 着いたレストランは北イタリア料理の店で、スーパーに隣接していて外見はまあ普通。でも中に入ってみると広くはないものの高級な感じで、落ち着ける雰囲気。
 メニューは全部英語だったけれど、平野さんが通訳してくれて店のお薦めのパスタを注文することに。
 3種類あって、1つはステーキ。もう1つはシーフードのガーリック味。そしてシーフードのトマトソース。僕はトマトソースを選んだ。
 味はGood!でも麺が変っていて、ちょっと平べったい。例えて言うなら、カップヌードルの麺みたいな感じ。
こちらはパスタのステーキこちらがシーフードのガーリック
残念ながらトマトソースの写真は無し。

 しかもボリュームもあって、僕はペロリと食べたけれど、女性陣はみんな(程度の差こそあれ)残してた。中には「それ、全然手を付けてないんじゃないの?」っていうくらい完璧に残していた人も・・・。
 女性陣の殆どはステーキを注文していたので、味見をさせてもらおうと思って「少しちょうだい」と言ったら、「これも」「これも」と彼女らのお皿がドン、ドンと目の前に並んでしまった。仕方なく4〜5口食べていると、通りかかったウェイトレスさんから「Are you hungry?」と言われ、全員爆笑。(^^;
 食後はアイスクリームかコーヒーを注文することになり、僕はアイスを頼んだ。「ハワイのアイスは美味しいから、行ったら絶対に食べた方がいい」と言われていたからだ。結果的になぜか男性陣が全員アイスで、女性陣が全員コーヒーという、不思議な格好になってしまったが、まあ、そういうのもたまにはいいだろう。
 アイスは確かに美味しかったが、日本でも高いお金を出せばありつけるかな?という感じ。
 さて、食事も終わり、いよいよタンタラスの丘へ。
 もう何も言うことなし!写真を見て下さい。
写真は何枚かあって、どれを使うか迷ったのだけれど、
新郎新婦が写っているものを採用。

 タンタラスの丘ツアーも終わり、新郎新婦のホテルで降りて、ショッピングしがてら僕らのホテルに戻ることに。みんなバラバラになり、僕はEnoちゃんと一緒に戻ることにした。
じ〜〜っと動かないパフォーマー達

 夜になると、ストリートパフォーマーが黒や銀の服を着て、パントマイムの演技をしていて、子供達が近くに寄ってじ〜っと見ていた。
 僕らはそれを少し眺めてから、また歩き出した。
「どこか面白い店はないかねぇ。ABCストアばかりじゃ代り映えしないし」
「あそこは?何かありそうだよ」
 そこには木にネオンが飾ってあって、「この奥にはいい店がいっぱいあるよ」と話しかけているようだった。
道の入り口のネオン。
ちょっと暗くてわかりにくいかなー。

 それにつられてその道を進んで行き、1軒の店に入った。目的はアロハシャツを見るためである。そうしたらすごい!何がすごいって、なんとしても買わせようとする店員!「今流行りのデザインですから」「他の店より安いですから」などと言って詰め寄って来る!僕は割りと気に入ったシャツがあったから1枚購入。でもEnoちゃんは気に入ったのが無かったようで、買わずじまい。気に入ったのが無ければそれが当然だろう。

 そんなこんなでホテルにもどって、「あ〜疲れた」とホテルのベットに身を投げる。飛行機でも寝られなかったせいか、あっと言うまに夢の中へ。
 が、しかし、夜中の2時頃にふと目を覚ました。それからなかなか寝付かれず、ベランダに出て一服。夜の明りが美しく、静まり返った街。ふとホテルの前の道路を見ると、人が1人歩いていた。観光客か、現地の人かはわからない。それからまた静かな街を暫くぼ〜っと眺めて、部屋のベッドに戻った。



機内にてへ
第2日目へ


ホームに(て)