2010年10月に思ったこと。

■…2010年 10月 1日 .......その頃の気持ちの現在地
この頃、トップページに書いたこと。

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●気温と反比例して上昇する血肉の温度とともに●

(2010/10/1)

こんばんはエス佐藤です。

「9月は書く月間」とか言ってたくせに、
全然書いてねーじゃん。いい加減にしろ!!!

ちゃんとしろよ。酒ばっかガブガブガブガブ呑みやがって。
テレビを消せ!!!!!!!!!!!!!

いくらマラソンだアレやコレやあるにしたって、
書けてなさすぎ。

サイトに作文を書くのも大切な趣味であることを
きちんと自覚しないと。
本当にヤバいよ。

いまだに、日記ページは更新中。

この土日でどこまで行くか、じゃなくて、
この土日でゴールまで行くんだよ。

そうじゃないと、その先に進めない。

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■…2010年 10月 2日昼 .......かーちゃんといっとうやに行った後で
アピタで、自分のYシャツのサイズを確認した。
・首周りは38くらい。
・袖は80くらい。

これより小さいと、きついみたい。

■…2010年 10月 2日夜 .......まぁ、ねーちゃんと楽しく呑んだと思えば
男女逆転「大奥」が公開されたので、早速観に行った。

が、残念無念な出来…(--;;

うーん。もうちょっとなんとかならなかったのかな。

ペラい人間描写。
起伏の無い、速すぎる展開。
詰め込み過ぎで、消化するだけで精一杯のエピソード群。

原作は読んでないけど、
2時間で収まるようにエピソードを拾っただけ、のように見えた。

そこに何の面白みもないんですけど…
はい、2時間で終わるように整えましたけど?みたいな感じの脚本。

題材はおもしろそうだし、俳優さんも中々良さげなのに、
脚本がダメダメで0点になっちゃった。

…って、「エピソード詰め込み過ぎ」「ペラい人間描写」とか、
なんか同じようなことを以前も言ったな、と思ったら、
今年春のドラえもんムービーを観たときにも言ってたんだね。

1年に2本もこういうダメ映画観ると、きついな。
ダメ映画のひとつの典型なのかなぁ。
残念だねぇ。

映画は残念だったが、
晩飯を食ったヴィアバカロ(万代ラブラ2F)も、
呑み直したリフィータヴァーン(駅前のアイリッシュパブ)も
超いいお店だったので、一晩総計の楽しさポイントとしては
プラスで終わった。良かった良かった。


ところで「The Liffey Tavern」ってどういう意味なんだろう?

Liffey…アイルランド語で「生命」。
またはアイルランドにある「リフィー川」を指す。

Tavern…酒場、居酒屋。

つーことで「命の酒場」か「リフィー川沿いの酒場」と訳せるかな。

■…2010年 10月 3日 .......本番1週間前の
リハーサルとして、先週に引き続きもう1回4時間走ろうかと
思ってたけど、2時間半で打ち切った。

どうも、両足の太もも辺りに慢性的な疲労を感じる。
疲れが取れきってないな。

週2〜3回しか走ってなくてこんなだから、
フルを走れるほどの筋持久力には遠く及んでないんだろうな。本当は。

単に、残り少ない若さとバカさにかまけて走っているだけなのだ。


それでも、フルを走りたい気持ちに変わりはない。

ちょっと、焦らせてやろう。
ムリしてしんどい思いをすれば4時間走れる。
でも、走ってやらない。

本番までお預けだ。



■…2010年 10月 6日 .......本番前、ラストランは45分だけ
俺が戦わねばならない敵は、この程度のアホ共ではない。
もっとずっと強大で、醜くて、俺の弱点を隅々まで知り尽くした「自分」という名の敵に挑むのだ。
開戦まで、あと4日。

■…2010年 10月 10日 .......2010秋、新潟シティマラソンの模様。
それでは、生涯3度目のフルマラソン参戦の模様を、
淡々と、内向的に、ナルシシズム満載で書き残すことにしよう。

※大会が終わって間もない段階で書いてるので、
超細かいことまで思い出せてしまうから、超長くなりそう。

ダラダラっと適当に読んで頂ければ、これ幸いでありまっす。


【出た大会】第28回新潟シティマラソン
【部門】フル男子18〜39歳

【目標タイム】4時間13分10.2秒 (=1キロ6分ペースで完走するってこと)


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まずは前日の模様から…

前日の早朝、関谷分水路から東側の海沿いを散歩してみた。
疲れを残したくないから、歩くだけ。走らない。

みなとトンネル入口まで歩いて、なんとなく距離感のイメージは出来た。

ただ、本番は車道を走るから若干感じが違うかもなー。

そこから、入船町を通って川沿いに出て、
柳都大橋→萬代橋→八千代橋→昭和大橋と順にくぐって、
体育館で前日受付をした。

受付30分前の9時半に行ったけど、
親切な松野明美風の(笑)しゃべりのおばちゃんに受付してもらえた。
いい人だ。

受付を終えて、競技場前のバス停に向かったら、
バス停に着いた途端にバスが来た。

まずいな…今日はちょっと幸運すぎる。
本番は明日なのにな。

相応の不運が明日やってくるだろう。覚悟せねばならん。

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最近は、ホームの大会の前日は実家に泊めてもらうのが恒例っす。

体調管理に多大なサポートを頂いてます。感謝感謝。

今回は、前日昼間にかーちゃんに荷物を取りに来てもらって
(ついでに小嶋屋でランチして)、夜に改めて実家にお邪魔した。

かるーく晩飯食って呑んで、11時半頃に寝た。

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そして、本番当日。

4時半にビシッと目が覚めた。
今回も集中できている。

というか、妙に落ち着いた気分だった。
「やってやる!」って気負うこともなく、
「できるかなぁ…」と不安になることもなく。

練習で、やることはやった感があるからなのかな。
不思議なほどジタバタしていなかった。

「泰然自若」ってこういう感じのことなのかな。

人を殺すような根性はないが、
もし人を殺すことになったらこんな心持ちになるんだろっか。

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朝飯食って、う○こを4回して、
かーちゃんカーで送ってもらって陸上競技場に着いた。

で、スタート2時間前(6時半)には、体育館で自分のスペースを確保できた。

早め早めで良い感じ。
今日は絶対に混むから、
ちょっと早めに準備し過ぎて時間を余らせる、って方向性で。

さっさと着替えてストレッチをやって、荷物預かり所に荷物を預けた。

案の定、俺が預けた7時半以降に、
預かり所が急激に混み始めて、超長蛇の列になってた。

いつまで経っても、新潟マラソンの荷物預かりの
行列さばきはヘタだよなぁ…なんて。
動線を工夫する余地はまだまだあると思う。

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スタートは8時半だが、
30分前くらいに陸上競技場へ向かった。

すでに、スタート地点は長蛇の列だった。

で、目標タイム毎にスタート位置が分かれてなかった。
10キロはトラック外側・フルは内側、って距離別に横には分かれてたが、
縦の列は来た順に勝手に並ぶだけ。

えー。なんだよそれ。

市民が多く集うフルマラソンの大会では
目標タイムの早い人は前、遅い人は後ろ、つって
分けるのが基本だと思ってたんだけど、そーじゃねぇの?

しかもトラックの内部に入れないように柵がしてあったので、
逃げ場がなくて、一度列に並んでしまうと身動き取れない状態だった。

これ、不公平だと思う。
早いタイムで走りたい人は前に行かせてあげたいよ。

あと、ペースが周囲とバラバラになるから、
スタート後に人がバラけるまで時間がかかってしまうと思う。

コースが変わって、名前も新潟シティマラソンに変わりました、
参加者も増えました、っつって外見が良くなるのはいいけどさ。
中身だって整えようよ。ランナー集まらなくなるよ。

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スタート20分前、両ヒザ近辺にワセリンを塗って、
ヒザサポーターを装着。

ワセリンを塗ったのは、
こないだアルペンで買った新品のサポーター(超特価500円)が
2時間半くらい走ると後ろの部分(モモ裏の部分)がずり落ちてきて、
そこがダンゴになって痛くなることがあったから。

ワセリンでごまかせるのかな。
正直、効果のほどはわからん。

ちなみに、左足は前から使ってる黒いやつで、
右足はこないだ買った白いやつで、左右不揃いのいでたち。

こんな感じ。アシンメトリーな風情。

アシンメトリーなヒザサポーター

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8時半のスタート直前の時点で、
陸上トラックは4分の3くらい埋め尽くされていた。
盛況盛況。

俺は前から全体の3分の1くらいの位置に居た。
スタート地点まで、距離的には100メートルくらい。

さて、100メートル進むのに何分かかるか?

8時半、定刻にスタート。

わーーって拍手が起こったっきり、全く進まない(--;
わかっちゃいるけど、気を揉む時間だよね。

スタートラインを通り抜けるまでに2分かかった。
まずはこの2分の借金を返さないと…

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まずは、陸上競技場を出て市役所へ向かった。

ここは全車線が貸切だったので、道幅が広くて、
思ってたより早く人がバラけた。

市役所の角で右折、裁判所の角ですぐ左折して、西堀通へ。
(あ、東中通じゃないのか…俺、人に嘘教えたな(^^;)

沿道の人の顔ばっかり見ながら進んだ。
誰か知ってる人いないかなーと思って。

人を見つけ&見つけられやすいように、
また序盤の混雑で人にぶつからないように、
グラサンをしばらくかけないで行くことにした。

しかし、知り合いは誰も見つけられず。
さらに、後ろから来た人に1回ぶつかってしまった次第。
ノーグラサン作戦意味なし…(--;

まぁいいや。

ロイホの前はいい匂いがするな。

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NEXT21の角で右折して、征谷小路→萬代橋へ。

天気予報は曇りのち雨だったが、この辺で日が照ってきた。
暑さを感じるほどではないけど、汗は噴き出てきた。

萬代橋のてっぺん辺りで、グラサンを装着した。

萬代橋を渡って右折。伊勢丹方面へ。

この辺りで、早くも左脇腹付近に痛みが。
いたた。

つーか、ペースが明らかに突っ込んでいる。速過ぎ。
そりゃ腹も痛くなるわい。

ここは、はー、はー、はー、と口で3回吐いてから
ずーーーーーーっと鼻で大きく1回吸う、っていう
自己流の「走りながら深呼吸」で対処だ。

このやり方が正しいかはわからん。
でも、深呼吸しつつちょっとペース落とすことを意識したら
だんだん脇腹痛は治まっていったから、
大きな間違いでもないんだろう。

バスセンターの前はカレーのいい匂いがするな。

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伊勢丹の角で右折して、川岸のT字路で左折。県庁方面へ。

若干道が狭くなり、周囲の人間との距離が詰まった。
渋滞とまでは行かないけど、まだまだ混雑状態。

遅い人を気をつけて抜いたり、
速い人が抜いて来るのを邪魔しないようにしたり、
気の抜けないところだ。

昭和大橋付近で一旦左折→南高校を前にして右折→
越後線のガードの直前で右折して、川岸の道に戻った。

ユニゾンプラザ裏付近で5km。
28分くらいだったかな?

やっぱり速過ぎ(^^;

スタートの2分押しを加味すると、26分で5kmだから
1キロ5分15秒くらいのペースか。

いくらなんでも速過ぎだなぁ…と思いつつ、
まだ周囲が混雑してて、速い人・遅い人が混ざってるので、
自分だけペースを安定させられない。

急にペース落とすのもぶつかりそうで危ないし、
しばらく流れに身を任せることにした。

すぐ周りに流されてしまうところは
やっぱりなんちゃってランナーなんだな、といつも思う。
自分の中にペース感覚が出来上がってないんだね。

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県庁の横を過ぎて、実家方面へ。(って言っても伝わらんか)

この辺で10kmとフルマラソンのコースが分岐した。
やっと道がすいたね。

実家付近に両親がいる予定だったので、
見つけ&見つけられやすいようにグラサンを外した。

で、かーちゃんは無事見つかったんだけど
とーちゃんは居なかったような。
どーしたのやら?

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実家付近でくるっと周って、
県庁小須戸線に出て、県庁方向へ戻っていった。

この辺で、早くも右足サポーターに違和感が。
やっぱり、ダンゴになってて痛い。
なんなんだよもう。

手でダンゴになってるとこを広げてみたけど、
あんまりよくならない。

こいつもう捨てちゃおうかな、と一瞬思ったけど、
レース終盤になってヒザのサポートがない状況になるのは
少し恐かったので、ここで捨てるのはやめた。

とりあえず新大付近まで様子を見て、
そこで捨てるかどうかもう一度考えることにした。

安物買いは失敗だったかもなー。

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県庁の角で左折して、千歳大橋を渡る。
渡ったら左折して、第一高校〜ジャスコ方面へ。

この辺で10km。
時間は…何分だったっけ。

通過時刻は定かでないけど、
この辺のペースが1キロ5分半弱だったことは記憶している。

まだ突っ込んでるなー、と。
だいぶ周囲の混雑も緩和してきたから、
そろそろ落とさないとかなー、と思いながら進んだ。

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関谷大橋の沿道に、先回りしたかーちゃんが再登場した。

そして俺を写メに撮ろうとケイタイを構えていたが、
撮れないまま俺が通過してしまった(^^;
慣れないことするから。

動いてるもの撮るのって難しいよね。
まして、写メはボタン押してから撮影までのタイムラグがあるから
なおさら難しいと思う。

かと言って、撮影のために止まるわけにはいかんし。

つーか、止まったらかーちゃん怒るよ絶対。
これはマラソン大会なんだから、
撮影のために止まってんでねーて、って言うよ。

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橋を渡ってジャスコの角で左折、その先の洋服の青山で右折して、
大堀幹線に入った。

この辺で、タイムが1時間3分くらいだった記憶がある。

大堀幹線に入ったところで、
そろそろペース緩めるかーと思って、緩めてみた。

でも、そうするとバンバン後ろから追い越されて行くんだね。

これはこれで、ちょっとシャクだなぁと。

自分の中にペース感覚を確立できてないから、
少し緩めるつもりがだいぶ緩んでるんだろうな。

ちょっと気を抜くだけで、周りのペースと随分と差がついちゃう。

これでは、なんか緊張感の無い走りになってしまうなーと思って
緩める意識を取っ払った。

代わりに、前を行く人に引っ張られるイメージを意識した。

前の人に離されないように、でも決してムリはせずに、
引っ張られて着いて行くようにする。

で、そういう意識に変えると、
さっき追い越された人たちを追い返すことができるから
不思議なものだ。

決してムリはしてないのに、追いかける&着いて行くって意識を持つと
結果的にペースが上がるってこと。

なるほどなー。
案外、自分の中のペース感覚ってあてにしちゃいけないのかも。

プロのレースだって、ペースメーカーの人をつけて
追いかける&着いて行くって意識をランナーに持たせて、
タイムを伸ばそうとしてるもんね。

変に、素人のくせにペース感覚を確立したいって思う方が
間違いかもしれないな。

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ただ、結果的にペースは落ちなかったわけで…

大堀幹線をずっと1キロ5分半ペースで進んで行った。
(この途中で15km地点があったけど、タイムを記憶してない)

あーあ、ペース速いなぁ…と思いつつ。
今はまだいいけど、どっかで必ず緩めないと
ヒドい目に遭うだろうな…と思いつつ。

本当は、前半突っ込んで後半緩める、ってのは
良くないんだよね。

今回は目標タイム(4時間13分10.2秒)が明確なんだから、
そのタイムでちょうど気力・体力を使い切るように
配分を考えて走るべきなんだけど。

それは簡単じゃないよなー。
気持ちが高揚したら突っ込んじゃうし、ヘバって来たらモタるし。

いっつも言ってるけど、「マイペースで走る」ってのが一番難しいと思う。

周りが速かろうが遅かろうが気にせず、
自分なりのペースで走ればいいよ、って文脈で
「マイペース」って言葉を使う人は多いけどさ。

でも、前の人が遅かったら追い越さなきゃでしょ?
周りが速くて追い越されまくるのはシャクでしょ?(これは個人差あるか)

周りの環境に流されないように「マイペース」を保つのって
簡単じゃないよ。その辺を解って欲しいっす。

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以上、大堀幹線は終了。
味濱家がある角を右折して、坂を上って左折して、新大方面へ。

あ、そう言えば県庁付近で、
右足のヒザサポーターを捨てるかどうか新大付近で決めよう、
とか思ったけど、新大付近でそのことを全然思い出さなかった。

全く痛くなくなったか、
痛いと思う感情がマヒしてしまったかのどちらかだ。

新大の前を1回通過して、
すっかり何もなくなったブルリ跡地付近でターンして、
新大(旧)正門から新大構内に入った。

新大構内で中間点。タイム計測機が置いてあった。

通過タイムは「1時間52分33秒」だったそうだ。

キロ6分ペースで走った場合、
中間点(21.0975m)の通過タイムは「2時間6分35.1秒」になるので、
前半で14分巻いた計算。

…ん?

ってことは、後半をキロ6分ペースで進めば
4時間を切ってゴールすることになる。

えー。そんなバカな。
そんな簡単にサブフォー(4時間を切ること)を
達成しちゃえる訳無いじゃん。

ここで調子に乗らないでおこう。

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中間点以降、給水所でお菓子とかバナナとかの「給食」が
出るようになったので、新大構内ではバナナを一片もらって、
ぐちゃぐちゃと食った。

構内は道なりにまっすぐのルートだった。
工学部わきの裏出口を出て右折。海岸方面へ。

坂をのんびり下って、右折して海岸線に出た。

ちょこちょこと日が照ったり曇ったり、っていう天気だったので
海岸線は暑いんじゃないかな…と思ってたけど、
道路脇の温度計の表示は「24度」だった。

少なくとも、俺はそれほど暑さを感じなかった。

むしろ、海岸線に出たら周囲がパタッと静かになったのに
軽く衝撃を覚えた。

ここまでずっと、沿道や大学構内で
たくさんの方が声援を送ってくれていたけど、
海岸線に出た途端、(歩道がないから)だーれもいなくなったわけ。

風もほとんどなく、ランナーたちの足音だけが聞こえる状態。

ふと、新潟マラソンの正体ってこういうものなんじゃないかと思った。

以前まで、ずっと海岸線の往復がフルのコースだったから、
こういう、応援のない孤独な時間がレースの中心にあったんだろう。

今回、この大会は名前が変わって、コースも賑やかになったけど、
本当はこういう静かな空間が基礎にあって、
マラソン大会は形作られているんだと思う。

だから、マラソン大会の参加者には、
こういう空間が現れることへの覚悟が求められると思う。

だーれにも応援してもらえなくなる瞬間があるってこと。
ずーっと応援してもらえると思ったら大間違いだってこと。

この辺りでだんだん歩く人が出てきたのは、
もちろん疲労のせいもあるだろうけど、
突然沿道の声援がパタっと止んで、孤独感にヤラれちゃった人も
結構いたからではないかと思う。

練習で、この道を何回か走っておいて良かったな。

普段から、この道にはなんにも無くて、
車がビュンビュン走って、風がビュービュー吹いてるだけってことを
知ってるから、(ちょっと衝撃はあったけど)すぐ切り替えられた。

むしろ、周りに参加者がいる分、普段より全然孤独じゃなかった。

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西総合スポーツセンターあたりで、25km地点を通過。

そろそろ体のいろんなとこが疲れてきてるけど、
本当のスタートは35km地点だから、この辺はまだまだ助走の段階なわけで。

ここでジタバタしても意味ないので、
サブフォーだとかキロ6分だとか考えずに、
丁寧に進んで行こう、という方向に気持ちが変わっていった。


そもそも、俺の足は速くなどない。

余力があるからって「サブフォー行けるかも!?」とか、
調子に乗った時点で負け。自惚れんなよ、って感じ。

でも、俺の足はそれほど遅くない。

終盤にペースが遅くなっても、キロ6分ペースからは
大きく遅れることは無さそう。それぐらいの走力はある。

実際、練習で4時間走ったときも、
3時間半を越えた以降もなんとかキロ6分ペースを保てることを
確認していた。

だからこの期に及んで、
レース運びについでぐちゃぐちゃ考え過ぎる必要は無いのだ。

無になろう。

走りたい。
ただ単に、それだけを考える獣になろう。


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海岸線をひたすら直進して、
関谷分水路まで戻って来たところで30km。
2時間43分くらいだったかな。

この辺が3個目の「両親応援ポイント」って前日決めたのだが、
結構巻いちゃったので、もしかしてまだ来てないかな?と
心配したけど、ちゃんと来ていた。

かーちゃんに代わってとーちゃんが撮った写メ。

30km付近_新潟大堰橋にて

ちっちゃいけど、よーく見ると
・右手にグラサン
・左手にスポンジ
・右足に白いサポーター
・左足に黒いサポーター
を持って&付けている様子が見えるかな。

…見えないか(^^;;

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新潟大堰橋を渡ったら、再び海岸線へ。

30kmを越えて、いよいよレースの本番が始まった。

さぁ、極上の1時間の始まりだ。

今年1年で、一番濃密で一番しんどくて、一番ガマンする1時間がやってきた。

じっくりと、二度と来ないこの1時間を楽しんで行こうぜ。

むしろ、この1時間が過ぎてしまうことが寂しいくらいだった。
始まったら、楽しい時間は終わってしまう。
それが寂しいと思った。

普段、ライブとかではそういう発想にならないんだけど。
今日はそういう感情が出てきた。不思議だった。

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丁寧に、丁寧に走りを進める意識で進んだ。

もう、とっくの昔に「前の人に引っ張ってもらう意識」は捨てていた。
結局、この先は自分が止まるか止まらないかだけが問題なのであって、
人に付いていく必要は全くなくなったのだ。

周りには歩いてる人もいるし、抜いていく人もいる。
でも、そのどちらも全く気にならなくなった。

グラサンには、眩しさを避ける効果とは別に
周囲との隔離感を演出する効果がある。

周りの世界と、一枚壁を隔てた別世界に居る感覚。

孤独、というものとは違う気がする。
大勢の中に紛れながら、溶け込まない自分を見つめている感じ。

こういう感じって、どういう名前がつけられるんだろう?

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32km、33km。
いよいよ、本当のスタート地点が迫って来ていた。

だいぶ、足を引き摺ってる感じが出てきてるけど、いいのだ。
格好とかどーでもいいのだ。

それより、この期に及んでケガするのが非常にまずい。

もう踏ん張りが利かなくなっているので、
ちょっとした道のくぼみとか溝とかでコケてしまう危険性があるのだ。

あと、俺はどうも右足を前に出すときに
内側→外側に蹴りだすクセがあるみたいで、
右足のかかとが左足にぶつかることがある。

これ、超痛いのだ。
弱ってる時にはなおさら痛いし、ストレスになるのだ。

だから、なるべく道のデコボコに気をつけつつ、
なるべく右足を内側へ蹴り出す意識を持った。

あと、少しでも体力を減らさないように、
上下左右に体がブレないよう、「まっすぐ走る」ことを意識した。

まっすぐに、丁寧に!

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35km地点。
いよいよスタートだ。

丁寧に丁寧に、残りの距離をまとめること。
それだけを考えた。
もう、時計なんか見てない。

「自分」っつー名前の敵は、さまざまな作戦で攻めてくる。

両モモはだるーくて重い。だるおも攻撃だ。

両足の付け根の外側っつーかケツの外側っつーか、
なんにせよ外側がカチコチになってて、痛い。
(ここってどうやってストレッチするんだろう…)

あと、突然腰の辺りに違和感を投げつけてくる。

なんて変幻自在の攻撃!ほんとうに厄介な奴だ。

だが「自分」の思い通りにはさせない。
止まってなどやらないのだ。

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みなとトンネル付近までやってきた。

トンネル入口横の側道(?)みたいな道路に一旦入って、
くるっと折り返して、左折して入船町方面に向かった。

この辺で37km。もちろん時計なんか見てない。


入船町近辺、前日に散歩しておいてよかった。

見たことのある景色は、残り距離への不安を軽減してくれる。

地図上のイメージだけでなく、
実際に目で見た感覚として残り距離を知っておけるのが
地の利、ホームの利ってやつでしょうな。

住宅街ちっくなところで38kmの表示の後、
「残り4km」と、表示が残り距離に変わった。

…そう言えば、今回は1キロごとにキロ表示があったね。
これ、素人ランナーには本当に助かる。

特にフルマラソンでは素人に勇気を与えると思う。
あと1km、あと1kmはがんばろう、みたいなことを思う人もいるでしょう。

準備するの大変だろうけど、是非続けて欲しいサービスっす。

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歴史博物館の敷地内を突っ切って左折、川沿いに出る。

あぁ、今年の春に、バテバテになりながらも仕掛けて、
結果をもぎとった道に帰ってきた。

(ただ春は歩道で今回は車道、ってとこに違いはある。
金のかかり具合の差を感じるね…)

ただ、春はバテてても思い切り仕掛けたが、
今回は「仕掛けない」ように心がけた。

何度も見たことのある景色だから、
つい安心してスパートしたくなる心を、ぐっと抑えた。


焦るな!仕掛けるな!


俺に、フルの残り4kmで仕掛けた経験などないのだ。
何が起こるか解らないのだ。

ここまで来て、雑に仕掛けてコケたりしたらどうするの?
がんばって来たのが全部水の泡じゃねーか。

もう両足はボロボロで、ここでひとつミスったら
二度と立ち直れないだろう。

いつもそうだ。いつも、最後の最後の一歩のところでミスをして、
全てを台無しにしてきた。

たった1秒だけ調子に乗ったことで、
それまで積み上げて来たものを全部壊してしまうってことを
何度もやらかしてきた。

だから、焦るな!仕掛けるな!

残りわずかだからこそ、丁寧に!丁寧に!
雑になるな!仕掛けるな!

そうやって、はやる心を抑えるのに必死だった。

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柳都大橋をくぐり、萬代橋をくぐった。

何度も走ったやすらぎ提を横目に、車道ランは続く。
ここまで来れば、残り距離の距離感は完全に解っている。

でも、40km走った後にここを走ったことはないから。
やっぱり、雑に仕掛けちゃダメだ。
最後の一歩まで、丁寧に進めなきゃダメだ。

八千代橋をくぐり、昭和大橋をくぐった。

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そして、いよいよ陸上競技場に入った。

ここでやっと、1時間ぶりくらいに時計を見た。

「3時間54分」って出てた。

…ん?本当??
4時間13分が目標って言ってたのに、随分と巻いちゃったな。

陸上トラックを丁寧に進む。
あれ、サブフォーを達成できちゃうよ。

そんなつもりはなかった。
本当に、そんなはずじゃなかった。

それなのに、あっさりと達成してしまう。
そのことにとても戸惑いがあった。違和感があった。

そして、ゴール。

3時間56分29秒。

困ったなぁ…と、率直に思った。

サブフォー達成した!やった!って気持ちは全くなかった。
本当に、微塵も無かった。

今回はキロ6分ペースでの完走を達成して、
次こそはサブフォーにトライだ!って流れが理想的だったのに。

で、そこまで出来たら、年齢を考えて記録を目標にするのはやめて、
全国の大会行脚をやろうかと思ってたんだが。

あーあ。サブフォー達成しちゃったよ。はずみで。
困ったもんだ。

確かに、結果を出そうじゃないか!と意気込んで、
できる限りの準備をしてレースに臨んだけど、
ここまでの結果が出るとは思っていなかった。

物事は、予想もつかない *良い* 方向に転がることがある。
不思議なものだな。


つーことで、サブフォー達成しちゃったけど、
次は何を目標にしよう?

さらに記録を伸ばす方向に行くか(『サブ3.5』って言葉もあるそうだ)、
予定通り全国行脚をする方向に行くか、
それとも全然別の方向に行くか…

正直、アタマ真っ白です。
まっしろになっちゃったぜ。

これからどうしようか。
うーん。

どうしようかねぇ。

とりあえず、今日の出来事は「無欲の勝利」ってサブタイトルを付けて
まとめることにしよう。

------

今回の体験は決して、明るく爽やかな素晴らしい体験だったわけじゃないと思う。

やっぱり、苦しいし。
レース後に歩くのが超しんどかったし。
座ったら完全に固まっちゃって、動けなくなるくらいだったし。

健全なことをやってる感覚はないんよ。
走り始めた当初からそう。マラソンだって、結局自慰行為の一環として
続けてる感覚がずっとある。

そういうものなんすよ。



40km過ぎて、昭和大橋手前で見た景色がアタマにこびりついている。

曇ったグラサンでフィルタがかかった、爽やかさとは無縁の、
グレーの色をした街の景色。


そんな景色が、今回の体験を象徴するモノとして、記憶に刻みこまれるのであろう。


っつーか、1つのグラサンを長いこと使ってるから、
長年の汚れのせいで曇りが取れないんだよね…




おわり。


■…2010年 10月 10日追加 .......プロが捕らえたグラサンの男
その後、プロが撮った写真(のサンプル)が手に入ったので、
記念に残しておこう。

●32km付近、関谷浜をゆく一人の男●
関谷浜をゆく


●39km付近、「撮影ポイント」の看板を見つけて作り笑顔●

作り笑顔と朱鷺メッセ


●40km付近 苦悶。●
苦悶。


●ゴール。予想外に良い記録が出て「困ったなぁ…」●
ゴールして困ったなぁ

■…2010年 10月 9日 .......どうでもいいこぼれ話
時間軸が狂ってるけど、マラソン本番前日に思ったどうでもいいことを1題。


・早朝に、関谷分水路から東側へ海沿いを散歩した時に思ったこと…

新潟大堰橋(関谷分水路の一番海側の橋)を
西側から東側に渡って、左に曲がると正面が海になる。

するとパッと見、海しかない風景になるんだね。
なんにもないじゃん。

なんにもない場所には、そこに何かを作ってやろうとする、
人間の憧れとか征服欲みたいなものが蠢いているように見える。

で、ちょっと海沿いを進むと、
テトラポットやらなんやら人工物が出てきた。

でも、せいぜい海岸から100メートルくらいの範囲までしか
人工物は征服できてない。

この程度かよ人間?
全然大したことねーじゃん。

とは言え、テトラポット1個を1人の人間が持ち上げるのは困難なわけで。

たっくさんテトラポットが並んでるってことは、
そこに人間ががんばった痕跡があるってわけで。

人間が到達できるのはごくごく狭い範囲であっても、
限界までかんばった痕跡だけは残すことができる。

……

…だけど。

ふと思う。

音ってものは、人間が(見た目で)到達できる範囲を
軽々と飛び越えてしまうものじゃない?

映像は(ましてや3Dであっても)遠くまで届かない。
どんなにデカいモニタを作っても、
最終的に届くのが人間の目である以上、到達距離はたかが知れてる。

音は違う。もっと、ずっと遥か遠くまで届く。

遠くの花火の音。
スタジアムのコンサートの音。
爆弾の音。

ぜんっぜん関係のない人にも届く。
見て見ぬフリをしている人にも届く。

物理的距離、心理的距離の両方とも、
音の到達距離はものすごいものがあると思う。

そこに惹かれる。音を探求してみたいと思う。

耳を澄まそう。
たとえ聞こえなくても、澄ますことをやめないでいよう。

そして、音を出そう。


■…2010年 10月 17・18日 .......創業300年余りとのことでございます
日・月と家族で温泉に行ってきたんだな。
月曜は会社をフケて。

今回は大所帯だった。
両親とねーちゃんと、ねーちゃんのダンナと、
ばーちゃんとおばちゃんと俺、の計7人。

ここまで大所帯なのは久々、っつーか初なのではなかろうか。
最初で最後かなぁ。

行ったのは山形あつみ温泉「萬国屋」でございます。
老舗だそうです。

全国からジジババがたくさん集まってた(^^;
埼玉とか大阪とか、他からもいーっぱい来てたらしい。
やかましいジジババが多かったな。
なまじ金持ってるジジババは偉そうで叶わん(--;

あと、担当の仲居のおばちゃんが若干ダメな人だったな。
ぺちゃくちゃしゃべるけど、何を言いたいのかいまいち伝わって来ないし、
動きがどーもモタモタしてるし。

まぁ、いいのだ。
温泉と酒と海の幸を満喫できたからいいのだ。
今回もたらふく食って呑んだ。ひじょーにたくさん食った。

酒は「初孫」ってのが美味かったな。

そして、かーちゃんはたらふく呑み過ぎて、はしゃぎ過ぎた。
一晩中いびき&うなり声を上げ、周りをイライラさせた(^^;

まぁ、いいのだ。旅の恥はかき捨てだ。
…若干意味が違う気がする。

■…2010年 10月 19日 .......0を1にするひと
鈴井貴之・著「ダメダメ人間」を読んだ。

「やってみてわかることも沢山ある。
結果を求めるのではない。次につなげることが一番大切だ。」

実際に「やった」人だからこそ、こういう言葉に重みがある。

闇雲に、結果だけを求めて迷走してる俺とは
やっぱりちょっと違う。すげーなーと思う。

ただ、前作「ダメ人間」に比べるとボリュームが物足りない…
単純に、知ってる話が多いので、
知らない話連発で超おもしろかった前作と比べちゃうと
サクッと終わっちゃう印象があった。

ちょっと贅沢かな。

■…2010年 10月 22日 .......最近のJな話題をミックスして
不適切なダンマクに対抗してこんなコピーはどうだい→

「2011年、お前達と、J1で逢いたい。」
「闘共〜トウキョウ〜ダービー2010秋」

FCは残留へ向け、東京Vは昇格へ向け、
味スタの動員数でも競ってみれば(実数発表でね!)

■…2010年 10月 23日 .......どようび
29と35の両方にくりぃむさんと松潤が出てる新潟の夕方。

■…2010年 10月 24日 .......にちようび
BSNアナウンサーが「三条市長」を「三条シチュー」と噛んだ新潟の夕方。

■…2010年 10月 24日 .......ザッツ・フジ・バラエティ
T-JOYで「クロサワ映画」を見た。


なんか、不思議な設定の映画だ。

女芸人さん達が「大衆がイメージする女芸人」を演じている。

つまり「みんなが思ってる黒沢さん」を、黒沢さん本人が演じている。
光浦さん、大久保さん、鬼奴さんも同様。

そして、大衆が思う「女芸人さんのプライベートのイメージ」を
思い切りデフォルメしたお話が描かれる。

本人とは似て非なるキャラクターを使った、現実とは似て非なるお話。

観ていると、どこまでがフィクションで、
どこまでがノンフィクションなのかがわかんなくなってくる。

この感覚は、めちゃイケの長期企画を見ている感じ。
不思議な感じだ。


でも、この映画で描かれる黒沢さんが、本人そのものではないことは
(芸人さんを好きな人ならば)解っている。

黒沢さんの部屋はあんなに可愛いらしくないし、
光浦さんはあそこまでずーっと本読んでないだろうし、
鬼奴さんはあそこまでずーっと酒呑んでないだろうし。

それに、現実のテレビでは
あんな雑なドッキリは行われないだろうし…

あくまでも、「みんなが思ってる女芸人さんの日常って
こういうイメージでしょ?」ってことがこの映画で提示されてると思う。

日常をリアルに描いている訳ではないと思う。
多分、リアルに描いたら悲惨すぎて映画にならないだろうから…


なんか、芸人さんってほんと大変だな、と思った。

芸人さんがプライベートをさらけ出すのはもはや常識であり、
今時は、プライベートのイメージまでもコントロールしなければ
生き残って行けないのかな。

舞台に立ってる時のキャラ・イメージとは別に、
仕事が終わった後のキャラ・イメージも確立しなければならない?

そうなると、芸人さん本人はどこに行っちゃうんだろう。
ずーっとキャラを演じ続けて、自分がなくなっちゃう感覚に
襲われたりしないんだろっか。

現に襲われてる人もいるんだろうな。
そこでクスリに手を伸ばす人も、実はたくさん居るんだろうな…


(若干関係ないけど、渡部陽一さんがブレイクしたのって『素』だからだよね。
すでに、イメージで固められたキャラに大衆は飽きている?)


でも、そんな大変な思いをしている芸人さんに対する、
愛と尊敬をこの映画に感じた。

すばらしいスタッフ達だと思う。

愛と尊敬がなければ、こんなにも丁寧に
芸人さんのキャラを汲み取ったお話を作ることはできないと思うから。

芸人なんか使い捨て、みたいな雑で腹立たしい番組も存在する中、
この映画のスタッフの真摯な姿勢はすばらしい。
すげーなフジテレビ。

芸人さんが大好きな人に、この映画はオススメです。

なんとなくテレビを見てるだけで、
頭の中で芸人さんを使い捨てにしてるような奴にはオススメしません。


追記:
渋江譲二さん、久々に観たような。
未だに「あ、タキシード仮面様!」って思ってしまう俺はちょっと失礼だと思う。



■…2010年 10月 26日 .......ザ・ドイヒー・バラエティ
T-JOYで「お墓に泊まろう!」を観た。

テレ東の伊藤Pが監督っつーので、
テレ東カラー満載の映画なのかなーと思って観たんだけど…

いやー、ドイヒーだったね。
掛け値なしにつまらない(爆)。

なんつーか結局のところ、1時間半かけた伊藤Pの自画自賛だと思う。
テレ東の、そして伊藤Pのバラエティに対する姿勢を延々自慢する映画。

いや、それならちゃんと、
バラエティとしておもしろい映画を作って欲しいよ。

フジテレビの作るザ・バラエティな作品の足元にも及んでないよ。
がんばってよ。

お話もあってないようなもんだし。
なんか全編に渡ってテンポが悪いので、見てらんない。

そして、はんにゃ金田さんの芝居はイモ過ぎ(^^;

河本さんとか徳井さんとかオリラジ中田さんなんかは
なかなかお芝居上手なので、金田さん(と川田さん)のヘタクソさが
際立っちゃったね。

あとさー。

時々カメラがピンボケになったりさ、

カットが繋がってなかったりさ、
(例:笑顔で話してたのに、カメラアングルが変わったら無表情になったりする)

セリフが繋がってなかったりさ、
(言葉がブツ切りになったり、かと思えば変な間ができたり)

なんか、意図したとは思えないような素人編集が随所にあって、
すっごく気になる。低予算うんぬんの問題じゃないと思う。

ホームビデオじゃないんだからさ。
そこんとこは丁寧にやって欲しいよ。
一応プロじゃんか。テレ東と言えどもさ(超失礼)。

あーあ。金返せって感じ。
あーあ。

■…2010年 10月 前後 .......地デジの準備なんかしてる場合か
なんか俺にしては珍しく、超現実的にやりたいことが出て来たんだよ。

・駐車場がついてて、2口のガスコンロが置ける部屋に引っ越す
・車買って、運転を身につける
・ガスコンロで料理を練習する

でも元手が心許ないから、実現するのは再来年(32歳)くらいかなぁ…

今すぐできることは、

・職を探す
・今後の引越しに向けて荷物を減らす

まぁこんなことくらいかな。


簿記3級の試験が終わったら、今後の引っ越しに向けて荷物減らしをやるか?

どうしても譲れないもの以外は売る&捨てる方向で。
今、明らかに荷物が多過ぎる。

売れるもの(本とかCD)はブックオフに売ろうっと。

オークションで売り飛ばすって手もあるけど、
買い手がつかなそうなブツばっかりだと思う(^^;

■…2010年 10月 前後 .......どうでもいいこと・主に仕事編2
この頃思った、主に仕事関係のどうでもいいこと。

同じことを何回も何回も言ってるフシがあるけど、まぁ気にしない。


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舞台に上がろう。

仕事にせよビアノにせよ、
外に出たら「舞台に上がってる」感覚を持つべきかな。

カメラにせよ人の目にせよ、他人が見ている場に立つのだ。
すべては演出だと考えよう。

舞台上のキャラを演じていこう。仕事スイッチってやつだ。

演じることを楽しめばいいさ。はじけていこうぜ。

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「プロ」について。

職人の世界で言うと、
新人は「やらせてもらう」機会をつかむところがスタートなんだろうな。

その時点で、やらせてもらうことができずに
終了するボンクラが出てくる。これが第1のふるい。

で、やらせてもらうチャンスを掴んでも、
チャンスをものにできずに消えて行く者が出る。
これが第2のふるい。

そうやって、ちょっとずつボンクラが落第していって、
一握りの強者だけがプロとして生き残っていく、
っていう厳しい世界なんだろうな。

そう考えると、

やりたいやつが全部やらせてもらえる環境は、
実はユルくてラクな世界なんだわな。

やりたい人に全部押しつけて、
やりたくない人は何もしないでフラフラしてられる世界では、
良いものなんか生まれるわけないよね。

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これも何度も言ってるけど…

挨拶ができない奴はダメ、って話はよく聞くが、
挨拶しかできない俺はもっとダメな部類に入るだろうな。

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おいらはとても不器用で鈍感だ。

なんでも、どんなことでも実際にやらないと解らないし、覚えない。

最近、「仕事をしないと給料をもらえない」ということを覚えた。
実際にやったからだ。

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最初から、1から100まで全部説明できる人なんかいない。

後から後から、言って無かったことが出てくる。
それで、大まかなことが少しずつ細かくなっていく。
それが人間でしょう。

だから、最初の段階で1から100までプログラミングするなんて、
到底ムリなことだよ。夢物語だよ。

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基本、30以上の男なんかほったらかし。

やります、やらせてくださいって言うのをみんな待ってる。

それを察してあげる必要があるんだなぁ。

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真面目さ、誠実さは他人の持つイメージでしかないから、
態度でしか示せない。

ということは、行動のやり方を考えることによって、
ある程度は「自分が真面目だと思われる度合い」をコントロールできるってわけだ。
(本当の中身はどうあれ)

例えば、去り際に遠くの席の人のとこまで行って
一礼してから去る、みたいなことをやると、
誠実だなーってイメージを持つ人がいる、かもしれない。
いないかもしれない。
まぁ、得するかは分からないけど損はしない行為ではないかと思う。


そんな、些細なことの繰り返しで印象は形作られるわけで。


言葉ひとつにしたって、人柄を印象づけるのはほんとに些細な違いで。

A.「ごめん、ちょっとお願いがあるんだけど…」

B.「ちょっとお願いがあるんだけど。」

この差は、些細だがデカいよね。
この差を、いかにつけられるかだよね。

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人の話を聞こう。
自分ばっかりしゃべろうとするから、会話のリズムがヘンになるんよ。

聞くは7割、言うは3割。

それくらいでちょうどいいだろう。

とにかく、人の話を聞くのに慣れよう。
意識すればできることはたくさんある。慣れよう。

・うなずく
・「はい」
・「なるほど」
・「すごいです」
・「本当ですか」
・目を見る
・手を固定する
・顔を固定する…等々。

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やり方がわかんないときは、
「とりあえずやってみる」っていうやり方があるんだね。

大抵うまくいかないけど、
偶然良いやり方が見つかってうまくいくかもしれない。

うまくいってもいかなくても、
それを記録して記憶するのが大事だな。
めんどくさがらずに。

俺なんか特に、記録しないとすぐ記憶が薄れるから、
なんでも記録しておく方がいいよ。
ぐっちゃぐちゃのメモでもいいから、記録しないと。

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仕事のできるリーダー格のお姉さま/おばさまにも、
色々とタイプはあるようだ。

例えば、正論でゴリゴリと仕事を進めるタイプ。

正しいことしか言わないので、敵も味方も多い。
でも最後にはきっちりと結果を出す。

例えば、ちょっぴり天然タイプ。

すげー頭良くて、知性とアイディアを武器に
キビキビと仕事を進める。

…と思いきや、たまにスポーンと抜けたことをやる。
そこが皆に愛される。慕われる。


ところで、リーダーにふさわしいのはどっちなんでしょう?
チームの規模や雰囲気によるから、一概には言えないね。

ただ、俺はどっちのタイプにもサブリーダーとして
上手に仕える自信がある、かな…

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オフィスにおける机の並べ方と、仕事の能率の関係について
研究してる人はすごくたくさんいそう。
人間工学ってやつだな。

でも、全く実践してない職場がほとんどじゃない?(^^;

壁際にある机が壁の方を向いてたら、極端に視界が狭くなっちゃうよね…

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「縦割り」と「横割り」の違いがずっと解らなかった。

例えば、ものにすぱっと縦に包丁を入れると、
ものは横に分かれる。

「縦に切る」と「横に分かれる」から、
結局これが「縦割り」なのか「横割り」なのか解ってなかった。

で、調べた。

「縦に切る」のが「縦割り」。
「横に切る」のが「横割り」だって解った。

もう間違えないぞー

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「管理する」ってどういうことなんだろう。

たぶん「スケジュール表を書く」ことは、
「管理する」のうちのごく一部でしかない、はず。

それなのに、スケジュール表を書いただけで
管理してるつもりになってる人が余りにも多い。

なぜなんだろうか?
表を書くだけで力尽きてしまうのか?

そんな表、要るのか?

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ご覧になる、おっしゃる、おいでになる、くださる、御社…などなど。

敬語って、普段から言わないと身につかねーよなぁ。

今日は「ご覧になる」と言おうとして
「拝見して頂いた」と言ってしまいそうになり、

「拝見してい…いや、ご覧になって頂けましたか」

っていう奇天烈な日本語を発した(^^;

普段から口に出して言う練習がしたいな。

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長袖Yシャツの手首のボタンなんか留めたことねーから、
留め方がよくわからんよ。
(袖の先っぽのボタンは留めたことあるけど)

特に、ちょっとサイズがデカ目のYシャツだと
袖がだる〜んとなって、ボタンの位置がふらふらして固定しにくくて、
超留めづらい。

最高で、留めるのに7時間かかったよ。
朝8時にYシャツ着て、留めるのに成功したのが午後3時だった。
ほんとだぞ。

スパッと留められる人には意味わかんないだろうけど、
これが俺の現実であり日常ですよ。

つーか、着る前に留めりゃいいだけだぞ。
つーか、デカ目のYシャツは捨てればいいだけだぞ。

でも、できないことは練習してみようと思った次第。

…やっぱり着る前に留めよう。しんどいわ。

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まずは、自分の成長だけを考えよう。

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スマートな紳士にはなれないけど、無骨な騎士にはなれないものかなぁ。

ドがつくほどの不器用だけど、一生懸命やりたい気持ちはあるのだ。

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質問・依頼は、理由を先に言うと伝わりやすい?
回答・報告は、結論を先に言うと伝わりやすい?

…どうだろなぁ。

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俺は、どうでもいい日常会話こそ身につけなきゃいけないみたいよ。

どうでもいい話題は日常に溢れている。

・出身地
・住んでる場所
・家族構成
・天気
・気温
・体調
・新聞、ニュース、時事ネタ
・下ネタ(時と場所と相手によりけり)
・休日にやること/趣味/好きなこと
 例えば…
 ・本
 ・映画
 ・ゲーム
 ・テレビ
 ・旅行
 ・メシ屋、呑み屋
 ・料理
 ・酒
 ・服
 ・車
 ・スポーツ
 ・コンピュータ
 ・ネット
 ・ブログ、mixi、twitter

美容師さんに聞いてみよっか。どうでもいい日常会話のやり方。

共通点を探るのが第一歩だとか。

相手の話をよく聞いて、様子をよく見て、
相手の様子を察して話すとか。

自分が話す時に手を動かさないとか。

相手が食いついて来てる時は、こっちは小出しにしてさらに食いつかせるとか。
相手が食いついて来てない時は、こっちはどんどん出していくとか。

でもいきなりゴールから話し出すとすぐ話が終わっちゃうから、
少しずつ話すとか。

わかんない時に反射的に知ってるフリするのをやめるよう意識するとか。
気づいたらまず言ってみるクセをつけるとか。

もう少し、人と柔らかく接することができるように、
一度接客のバイトをしてみるのもアリかもなー。

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30台は、精神鍛錬の10年になるのかな。

まぁたまには、クタクタになるくらい、
ノイローゼになるくらい仕事してみたらどうだ、ってことだ。

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中身ゼロの人間であることをそろそろ自覚しよう。

会社で、人に話しかけること自体に慣れないとね。

他人から注意・指摘・文句を言われることにも慣れないとね。

習うことじゃねーよね。慣れようね。

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「失礼します」が言えるようになったら、次にやること。

ありがとうございますって言われたとき、
瞬間的に「はい」って答えてしまうのは悪いクセだな。

「いいえ」って言うクセをつけたい。

いえいえ、こちらこそお世話になってます、っつって
感謝を伝えられるようになりたいものだ。

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文の書き方を改めようっと。

そうか。
別に、わざわざ意味の途切れるとこで改行しなくていいんだ。

別に、改行で単語が切れたっていいのだ。
本とかブログとか読んでて、単語が切れてたって
ヘンには感じないもんね。

ただ、切るのならば、切る桁を揃えた方がいいな。

パソコンメールは30字くらいかな。
サイト日記はどんなもんだろ?

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お客様が立ってお話ししているのに、
こっちが座ってるのは失礼だよね。

あいたたた。これは気づかなかった。

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とっさに謝るとき、「すみません」って言うクセをつけたいな…

今だと「ごめんなさい」って言っちゃうんだよね。
これはちょっと子供っぽい。

ただ「ごめんなさい」がクセになったのは、自らクセにしたからだ。
なんでクセにしたか、はちゃんと理由があるんだけど、
特に発表しなくていいや。

(キーワード:おあしご)

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ま、自分のペースでずーっと仕事できるわけねーわな。

グッとこらえて、他人のペースに合わせるべきことを学ぼう。

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わかんない、で話を終わるのをやめよう。

相変わらず理解できないのが、
わからないことをわからない者同士で相談しあって、
「わかんないっすねーハハハ」つって、
何の解決もしてないのに相談が終わった気になってる奴が
一定数いることだ。

俺も気をつけよう。
わからないときには「わからない」って言うようにして、
わかりそうな人に聞くか、わかるまで調べるか、
わかんないってことを覚えておいてひとまず先に進むかしよう。

まずは、わからないときに咄嗟に知ったかぶりするのやめよう。

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20代はたくさん遊んだから、
30代はいっぱい勉強しないと。

でも、詐欺師になるための勉強はしないからね。

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「履歴書はラブレターのつもりで」「面接は相手を口説くつもりで」つって、
採用を恋愛になぞらえる人がいるけど、いまいち信用ならん。

決定的に違うのは、
人事担当は大抵男で、恋愛対象は大抵女性であることだ。
どちらも例外はあるけど。

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■…2010年 10月 前後 .......未来へ向けて考えたこと
仕事っつーのは基本、自分のキャパ以上のことを求められるもんだ。

だから、全部で100点を取れるわけがない。

・適度にがんばって、70点を取る
・のこり30点で文句・批判を受けることに耐える。または受け流す。

ぐらいの気持ちで臨むべき。

でも、手を抜いて70点取れるほど俺は能力あるわけじゃない。

つーか、おっそろしく不器用なので、
がんばって60点くらい。超がんばって70点。

超がんばってやっと「適度」だって自覚しよう。

俺が「一生懸命」だと思ってるレベルは、
周りの人がごく普通にできるレベルであることを知れ。思い上がるな。


そして、がんばるのに慣れよう。

最初は慣れないだろう。
お腹壊したり、ハゲたり、眠れなくなったりするだろう。

でも、慣れるのだ。

全然出来なくてもがく姿を人にさらすことに。
全然出来なくて文句言われることに。

これまでは常に100点を取りたかったから、
100点取れる範囲のことしか求められないように
バカなフリして、求められることを減らそうと努めてきた。

それで100点取って、悦に入ってただけ。

バカなフリしてるだけじゃ生きて行けない。
あきらめが悪いだけじゃ生きて行けない。

■…2010年 10月 前後 .......妙に起承転結のはっきりした文章
いつでも決められるなら、今決めよう。

いつでも変えられるなら、今変えよう。

いつでもできると思ってると、
人はすぐ油断して、いつまでたってもやらなくなる。

だから、今やろう。すぐやろう。

■…2010年 10月 前後 .......
上手な言い訳ができないなら、下手な言い訳をするしかない。
で、怒られても平気になるように。

輪に入れてもらうには、最初はぐっと我慢するのが肝要。
やりたくなくてもやるって言ったり。
で、できないとこをたくさんさらけ出したり。

■…2010年 10月 前後 .......未来へ
飛躍せよ!

リスクを負わないと。

何かを失わないと、何も手に入らないよ。

飛び出そう。動こう。

■…2010年 10月 最後 .......だから
就職活動をマジメにやろう。

今が、ちょっといい時給のアルバイトだと思って。

いつまでもアルバイト気分じゃダメだ。

マジメに、真剣に取り組もう。

仕事探すのは楽しくなどないし、苦しいことも色々あるだろう。

でも、ここで易きに流されたら後悔する。
俺の本能がそう言ってる。

前を向いて、苦しいことに立ち向かおう。
見慣れたバカ共とおさらばして、新たなバカ共との戦いに臨もう。

未来をつかもう。


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