「忘れ物がないようにしもう一度まわりを見てからかえりなさい。」
夏の水泳教室のときに男子更衣室で声をかけました。
「もう君で最後かな?忘れ物はなかった?」
「あっあったよ。」
「あったらそのままにしておかないで先生のところにもってきてよ。」
「あっそうかあ。」
「ほら、これ。僕のと同じバスタオルだよ。」
といいながらタオルをさしだしました。
「名前が書いてないかな?」
「あれ?これ僕の名前がかいてある!」
国語でへんとつくりの勉強をしました。
「たれの仲間はどんなのがあるかな?」
「やまいだれ」
「まだれ」
「他にまだあるかな?」
「はなたれ!」
「しょう油だれ!」
「あ〜ウソついた。いけないんだあ。」
誰かが言った冗談に女の子達のブーイング!
するとおしゃべりな男の子
「でも、4月1日はうそついていいんだよね。おれは毎日うそついているから関係ないけど!」
机の中にお道具箱を入れています。
一番後ろの席の男のお道具箱にボロボロになった紙がついています。
開いて見ると鉛筆の削りカス。
どうやら自分専用のゴミ箱らしいのです。
鉛筆を削ったらその都度捨てればいいと思うのですが本人はとても満足そうです。
英語を教えてくれたデビッド先生がハワイに帰ることになりました。
そこでお別れの手紙を書いていたときのことです。
「先生、デビッド先生ってどうやってハワイから来たの?車できたの?」
ふざけているのかと思い
「モノレールできたんだよ。」
と答えました。
すると
「ふーん。モノレールはハワイまで続いているんだ。」
と納得していました。
彼の頭の中では
ハワイは立川のあたりにあるらしいのです。
*立川 JR中央線と多摩都市モノレールの2線が乗り入れています。武蔵村山から車で20分ぐらいのところにあります。