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口無沼の入口には案内板があるが、この看板がないと通り過ごしてしまいそうだ。ここには広い駐車場があり、一帯の景観保護のために風景林に指定され、夏になると家族連れで賑わっていたことがある。金魚を放流した人がいて、自然に変革が起きている。
出入りする川が無いので「口無沼」と呼ばれているが、沼の北側数十メートル先の湧水から流れ込んでいる。沼を一周するように散策路が付いていて、小一時間でゆっくりと一周できる。樽前火山活動の影響等で水の量が増減するとも言われている。
洞爺丸台風で森林に甚大な被害を受けたが、針広混合林として見事に復活したものの、2004年の台風18号のダウンバーストによって再度大きな被害で、倒木は約7400ヘクタールに上った。1909年の震災予防調査会報告には、「尻無沼」と記されている。口無沼が正式な地名として地図上に現れるのは、1920年からである。(面積0.05km)
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20 ナカイチ小沼 21 ナカイチ沼 22 恵比寿沼
23 大黒沼
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この沼群は字錦岡の奥で、道々樽前錦岡線を北上し、苫小牧西インターチェンジ南東に位置する。なかなか市民が目にすることは少ないだろうと思う。 |
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20 ナカイチ小沼 |
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道々樽前錦岡線から樽前カントリークラブに入る道(錦橋)の反対側(東側)に入る道を東に約600mで三ツ股になる。そこを左折し北上するとまもなく右に入る道があり、その道を行くと小沼にであうことができる。ただし、先に車を回転させるところがないので、入口付近に止めておくのが賢明に思う。出入りする川はなく、伏流水が水源のようだ。
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21 ナカイチ沼(大沢沼) |
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この沼は、沼の北と南から沼畔に行くことがでる。北側は苫小牧西インターチェンジ手前の北海道ゴルフ倶楽部への道を行くと昇龍トンネル手前右手(左下写真)に見え、右前方に記念碑?が有り細い道を入ると駐車スペースがある。南側は、道々樽前錦岡線から樽前カントリークラブに入る道(錦橋)の反対側(東側)に入る道を東に750m程行くと右にカーブするところに小さな赤い鳥居が有る。そこに車を置いて入っていくとすぐに沼の南側に着く。所有者の名から「大沢沼」と呼ばれることもある。夕方に行ったのだが、数百羽の水鳥が飛び交っていた。
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22 恵比寿沼 |
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この恵比寿沼と大黒沼を撮影するのには大変苦労した。
場所は、ナカイチ沼で説明した小さな鳥居のカーブの先になるが、野地の中に小さく隠れるように二つの沼があり、近づくのが大変である。今回は、初冬であったのでそれほど沼ることはなかったが、他の季節に行く場合は近寄れない可能性がある。 |
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23 大黒沼
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遠目で見るのであれば、恵比寿沼と大黒沼の中間にある小さな尾根を使うといいだろう。近づくのもその尾根から見当をつけて入るのが無難で早い。ゴルフついでであれば、北海道ゴルフ倶楽部のコースから確認ができる。 |
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