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苫小牧の沼を見てみたい!



                               苫小牧市東側の湖沼群図

番号

湖  沼  名

24 ユウブリ沢沼
25 ニシュリン沼
26 トキサ沼
27 青サギ−沼
28 パンケ沼
29 丹治沼
30 美々沼
31 ウトナイ湖
32 古川沼
33 弁天沼
34 王子沼

 
  苫小牧西側の湖沼群とは反対側にウトナイ湖を中心に10の湖沼がある。
   一般的に知られているウトナイ湖・白鳥湖・弁天沼以外は、名前も場所も知らないのが普通です。
   なかなか車でも行くことができないのでこれからも目にすることはないでしょう。
   その中で、28番のパンケ沼は静かで綺麗な場所で、水芭蕉の咲く頃や晩秋に再度訪れたいと思う。
 34番は、HP作成から約20年後に発見した王子沼です。



24 ユウブリ沢沼   25 ニシュリン沼

   この二つの沼は、三井観光苫小牧ゴルフクラブと三井観光アイリスゴルフクラブのエリアにある。


24 ユウブリ沢沼


三井観光アイリスゴルフクラブの奥にあり、未だに確認はしていない。

苫小牧市河川課に確認したところ、上図の三角の赤い沼Aを示されたが、この沼はゴルフ場のために造成された沼の様で、沢沼としては川と繋がっている上のB沼が妥当に思える。現地へ行くのは、いつになることやら・・・・


25 ニシュリン沼(二種林の沼)


 ニシュリン沼は、北と南からアプローチできる。

 南は、勇払川に架かる夕振大橋から北に約300mに左折する小道(未舗装)に入り約400mで車を降りて北に歩くと程なく藪の中に見えてくる。(上の写真)途中に右手に「植苗トーチカ」がある。
 北からは、さきほどの夕振大橋から三井観光苫小牧ゴルフクラブに向かい約1kmで左手に沢が見えてくる。この沢を250mほど進むと沼に出会う。どちらからも長靴で行った方が場難である。
 名称の「
二種林」であるが、「北海道官有林種別調査規定(明治32年)」に山林保存を図るための林種区分があり、一種林が国有林、二種林が公有林、三種林が私有林、四種林が不要存置林と分類され、ここからの名称ではないかと思われる。また、2種類の木が生えている林からとの説もある。



26 トキサ沼   27 青サギ−沼

  この沼は、ウトナイ湖の北西にある。  

26 トキサ沼


この沼は、道道苫小牧東インター線を北上すると1km程で右手に見えてくる。車を降りて見たければ左手に引込み道路があるので、そちらに駐車する事をお薦めする。また、この線はパトカーがスピード取り締まりをしているので注意したい。

全景を見ようと南からトライしようと考えたが、長靴を持って行かなかったので断念した。日高側から日高自動車道を通過する折には全景が見える可能性がある。
 


27 青サギ−沼


 この沼は、東西に道路があり両方から見ることができる。上に写真は、東側からの写真。

 西側からは、ローソン苫小牧ウトナイ店の苫小牧より(西側)の道路から入る。道なりに行くとニドムクラッシックのクラブハウス裏に出るようであるが未確認。国道36号線から7800mのところから右手に沼が見え隠れする。
 東側は、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターから千歳空港に向かって一本目の道路を北に行き止まりまで行って下車し、苫小牧側に560m歩くと全景が見える。
 目標は、古くは角栄の妾の家と言われていた?三層天守型の城をめがけて入るといいだろう。現在は双極学院洗心院となっている。
 沼名称が「青サギー沼」となっているが、以前アオサギコロニーがあったことからついた名前であろうから「青サギ沼」が妥当に思うが、固有名詞なのでそのまま使っている。
 


28 パンケ沼   29 丹治沼(白鳥湖)


28 パンケ沼(ササキの沼)


 この沼を知っている人は少ないであろう。ウトナイ側から国道を使わずに抜けるには幾つかの道があるが、決してこの道は近道にならず、ここは間違って通ることぐらいである。私も二回ほど通ったことがあるが、このパンケ沼に目をやったことはない。

 行き方は、国道36号線と道道新千歳空港線との交差点から苫小牧側に向かって約470mのところに、道南バス「植苗」停留所があり、ここから西に向かって道が延びている。
 国道から約2.6kmでS字カーブが有り、下り始めるあたりで左手を見ると沼が見える。山肌を降りていくと沼畔に出るが、湿地であるため立ち止まると沈んでいく。やはり長靴が必要である。
 沼は、静寂の中に細長く散らばっていてとても美しい。間違いなく花咲く早春と紅葉の秋には訪れるだろう。


29 丹治沼(白鳥湖・チライウシナイト)


 昔は沼に閉じ込められたイト魚(イトウ、糸魚(和名))が沢山いたことからアイヌ語で「チライ・ウシュ・ナイ・ト」と呼ばれていた。この沼は丹治氏の所有から丹治沼と呼ばれ、また、白鳥が飛来することから白鳥湖とも呼ばれ、白鳥湖温泉があったが現在はない。(海跡湖)

 古い苫小牧の住人にとっては、とても懐かしいところのはずである。今でこそ持ち主の「丹治沼」となっているが、苫小牧市民にとって「白鳥湖」が聞き慣れているはずである。年寄りだけ??

 白鳥湖を見るには、桂ゴルフ場・千歳国際ゴルフコース・苫小牧カントリー倶楽部に行く直線道路から俯瞰できるが、湖畔に行くためには千歳空港カントリークラブへ行く道路を入り、丹治林業()を抜け国道から約400mの分岐を左(近代的な別荘風の建物を右手に見て)に入る。
 そこには、昔の面影であるコンパクトな遊園地があり、ボートの格納庫があり、練習場になっている。古い名前のように元々は入出流はなかったものが、北側ゴルフ場から人工的に流入し、小河川を経て美々川に注いでいる。


 沼とは離れるがここ白鳥湖は、苫小牧の市民にとってウトナイ湖観光ホテル(今は無く、現在のウトナイ湖野生鳥獣保護センターの位置に有った。)と同じように憩いの場であった。私が初めてジンギスカンを食べたのもウトナイ湖観光ホテルで、忘年会や新年会などの寄り合いには良く使われていた。

 現在の白鳥湖観光ホテル(昭和3050年代)は廃墟(今は、解体されたかな?)になっていて、コウモリが住んでいるとか。