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苫小牧の沼を見てみたい!

13 トキト沼   14 マッカ沼

   ここの二つの沼は、アルテンの西側に位置する沼で、アルテンができる前からよく知られている沼だと思います。
   この沼に行くには、アルテン東側の駐車場に止めて行くか沼東側を通る道を使うかであるが、この道は作業車だけが入れる道のように思います。
   今回は、アルテン東側駐車場からアプローチした。


13 トキト沼


 以前のこの沼は自由に誰もが入ることができたが、現在は周囲に金網が張り巡らされ入ることができない。明治の函館県令時任為基の子息の時任牧場があったことからの名称だが、現在は、山大産業()山林部が農園として管理しているようだ。


14 マッカ沼


 この沼は、トキト沼と違い今での自由に入ることができるが、ゴミの散乱が目に余るものがある。
沼の大きな特徴は、地図でも確認できる苫小牧市章のマークが沼南西に確認でき、1964年から観光開発目的で温泉のためのボーリング、市章をかたどった釣り堀、キャンプ場を作っていいたが、倒産により工事は中止となった。上の写真は怪獣のお腹の部分から頭に向けて、左下の写真は尻尾に向けて、右下の写真は市章の一部を撮ったものだ。
 
アイヌは、川を上流に向かって考えていたので、「トキト沼」の後ろの沼(マッカ)でマッカ沼となったようだ。第二次大戦の食糧難解消で公魚(ワカサギ)を養殖していた。



15 ニシタップ沢沼   16 アキアジ沼(ヒゴイ沼・カバ沼)
17 アキアジ小沼   18 ニシタップ沼

   この沼群は字錦岡の奥で、道々樽前錦岡線の冬期ゲート付近にある。
   私自身には初めての訪問であるが、地元の子どもたちにとっては良い遊び場になっているのではないだろうか?

15 ニシタップ沢沼

 この沼へ行くには、沼に一番近い道々樽前錦岡線から入るしかない。ニシタップ沢沼 ・アキアジ沼・アキアジ小沼が並んでいるが、小川を挟んで東側は()ヨルカの敷地で大きく囲いがされていて通ることができない。また、アキアジ小沼側は苫小牧市上水錦多峰浄水取水口の敷地になっている。綺麗な沼で、北に流入部、南に流出部があり、錦多峰川に注いでいる。釣りをするためなのだろうか?


16 アキアジ沼(ヒゴイ沼・カバ沼)


 

 昭和の初めに五番館が経営する牧場があり、豊富なヤマメを釣るための別荘を建てた面影を今も残す。戦後の農地解放で複数の牧場となったようだ。
 ここもニシタップ沢沼と同じように北側の道々樽前錦岡線から入るのが一番で、ニシタップ沢沼 ・アキアジ沼・ アキアジ小沼沿いの小川に沿って散歩道らしきものでできていて、歩くのに苦労することはない。
 1888年からサケの漁業権が設定され、昔からサケが遡上産卵する場所として知られていたことからアキアジ沼と呼ばれたが、1983年に苫小牧漁協組が堰を設け、「錦多峰さけます孵化場」を開設したことにより、それ以降はサケ・マスのそ上は見られなくなった。
 
昭和の初めに五番館が経営する牧場があり、豊富なヤマメを釣るための別荘を建てた面影を今も残す。戦後の農地解放で複数の牧場となったようだ。 


17 アキアジ小沼


 ニシタップ沢沼 とアキアジ沼は直接小川と繋がっていたが、アキアジ小沼は小川と繋がっていない。また、小川の小道からアキアジ小沼へ繋がる道はなく、笹を漕いでいくことになる。
水のきれいな沼で、昔この沼に秋になるとアキアジ(鮭)が上ってきたので、このように呼ばれるようになった。


18 ニシタップ沼


 苫小牧西インターチェンジ手前の北海道ゴルフ倶楽部に入る道から入ることができ、車で沼畔まで入ることができる。この沼を出た水は、かろうじて錦多峰浄水場付近で錦多峰川と合流している。