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苫小牧の沼を見てみたい!



                       苫小牧市西側の沼群図
番号

湖  沼  名

1 タネト沼
2 ワカサギ沼
3 観音沼
4 樽前大沼
5 森田沼
6 クサイ沼
7 樽前沢沼
8 キナウシ沼
9 錦大沼
10 錦小沼
11 覚生大沼
12 覚生小沼

番号

湖  沼  名

13 トキト沼
14 マッカ沼
15 ニシタップ沢沼
16 アキアジ沼
17 アキアジ小沼
18 ニシタップ沼
19 口無沼
20 ナカイチ小沼
21 ナカイチ沼
22 恵比寿沼
23 大黒沼

 
 苫小牧には33の名前が付いた湖沼が有ります。と書いたとしても湖沼の定義が曖昧で、色々と調べても厳密な定義が見つかりませんでした。そこで、小学館の国語大辞典によると、
池(いけ):くぼ地に水が自然にたまった所。または、地面を掘ったり土手を築いたりして水をためた所。ふつう、湖沼より小さいものをいう。
沼(ぬま):一般に、深さ五メートル以下で底は泥ぶかく、クロモ・フサモなどの沈水沿岸植物が生えている湖沼をいう。湖とは厳密には区別されていない。
湖(みずうみ):周りを陸地でかこまれて中に水をたたえたもの。池・沼などより大きく中央部は沿岸植物の侵入を許さない深度(5〜10メートル以上)を持つもの。
となっているようです。
 ここに掲載してある地図(全体図を除く。)の縮尺は1/33333で、地図上の1cmは実際の333mです。地図の右側に航空写真を掲載してありますが、縮尺は正確ではありません。

 この湖沼群の取材には、11月5日〜23日までの間に5日ほど行いました。すでに初冬であり、浅く流水のない沼は結氷し普段の姿とは違うものが掲載されています。
 
 ここに掲載されている湖沼名以外にご存じの方は、ご一報いただければ有りがたいです。よろしくお願いいたします。


1 タネト沼   2 ワカサギ沼   3 観音沼(地蔵沼)   4 樽前大沼
 この四つの沼群は、苫小牧の西側に位置し、樽前川の西側に有ります。駐車位置からは、ワカサギ沼と観音沼が見ることができますが他の2の沼は歩くことになります。

1 タネト沼

 
 沼南西側に古びた大きめの小屋があり、この小屋が道路から見え、その小屋に向かって舗装道路から踏み跡をたどると沼の南岸に出、釣り跡が確認できた。他にも道跡があるが、車で入ることはできない。
 
1970年に「TBS樽前ハイランド」としてオープンし、1987年に閉鎖となったが、予約制のバス停としてその名前は今も残っている。 


2 ワカサギ沼(タネト中沼)


 ドリーム苫小牧ゴルフ倶楽部のクラブハウス駐車場から見ることができ、沼はこのゴルフ倶楽部の敷地内に有るので、クラブハウスに断ってから入るようにしたい。駐車場と沼の間にコテージが数棟有り、迷惑になるようであれば断られる可能性がある。ちなみに、私は断られなかったが、次回はゴルフをしに来て下さいねと言われました。
 


3 観音沼(地蔵沼・タナカ沼)


 ここには、大きな駐車場が有りヘラブナ(放流魚)釣り用に沼岸のあちらこちらに釣り場が有り愛好家によって整備や清掃が行き届いている。
 
ドリーム苫小牧ゴルフ倶楽部の道に入り、左側に鉄塔を見ながら歩いて登ると沼全体を見渡すことができる。
 この沼は田中氏所有の別荘があったことから「田中沼」とよばれていたが、1963年に樽前山観音寺移転してきたことから「観音沼」、「地蔵沼」と呼ばれるようになった。この観音寺がここ周辺にある施設を運営しているとは知らなかった。

 【門前の掲示内容】当、観音寺は、密教加持祈祷道場であり現世利益を目的とする寺であります。参拝の皆様の一番間違ってならない事は、先祖の因縁とか、水子の霊がついているとか家畜の影響によって病気になるのだ。家運が開けないのだ、事故に遭うとか、だから印鑑を作れ、ツボを買え、あの手、この手と霊感商法でおどし命の終りが迫っている者にまだ信心がたりないからと莫大に金をかけて供養させられたり、すっかりお金を使い果たし、ノイローゼになって当寺を訪れてくる人が、あまりに多くいる事に憤慨と宗教の導き方、受け取り方を正さなければと切実に痛感している。信仰とは手を合わせて歓ぶ事ができなければ何もならない。
 貫主が法を受けて約四十年、二十代から求間持修法を一週間、二十一日間を何回も重ね、最終的に六十日間の修法を終え、五十七歳で修法の中で最も難業である念力護摩(火ダネを一切使わず火をおこす)修法を成就。六十二年三月二日で十回成就す。
 
信仰は、信者が潤えなければ何もならない。
寺や、法をとる者だけが、派手な生活を好むようでは宗教の原点が間違っているという貫主の考えから観音寺では、社会福祉事業を(軽費老人ホム、特別養護老人ホーム、身体障害者施設)と三施設を運営しております。
 ここにあえて掲示することは、あらゆる業法を通して、今後ますます宗教による弊害が生じて<るため、間違った信仰に気付いてほしいためです。


4 樽前大沼(大沼・タルマエ沼)

 
 樽前大沼は、堰止湖で周囲1.9km・面積0.0068kuで、第二次大戦時の食料難解消のためにコイやフナ、公魚(ワカサギ)などの養殖が行われた。
 沼に行くには、樽前山観音寺前を通り過ぎ、樽前慈生園裏(行き止まり)に車を止め歩いて行き、鉄の橋を渡らずに川沿いを上流に行くと河口に着くが、そこからは沼の南側部分(上の写真)しか見ることができない。全容を見るには、先ほどの鉄の橋をわたると小沼を半周でき、北側の大きな部分を見ることができる。