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35:長尾の沼・大沼
この沼は、現在の糸井駅南南東にあり、長尾氏が所有していたことからの名前で、同氏が放流したウナギやコイ、フナなどが多く生息していたが、有珠川の改修や昭和29年頃からの干拓で消えていった。
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36:法華寺沼・墓所の沼・上の沼
墓所の沼(上の沼・町所有)は、北側に墓地があったことからの地名で、氷を取っていた。また、国道を挟んで中央院北側に法華寺(日蓮宗説教所)があったことから、法華寺沼とも呼ばれた。
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37:神社沼・下の沼
神社沼(樽前山神社所有)は昭和6年に冬はリンク(町営)、夏はプールになったが、昭和14年に王子製紙のリンクができ不要となり、昭和14年の有珠川改修により埋め立てられ、陸上競技場に生まれ変わった。
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38:カラス貝沼・小佐羽内沼・小沼
佐羽内沼の西側にあった小さな沼で、沢山のカラス貝が生息していたからことからそのように呼ばれるようになった。
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39:佐羽内沼、坊主山沼、坊主山公園沼、マチイネ沼
佐羽内沼は、坊主山の直ぐ下にあったことから坊主山沼と呼ばれていたが、大正末期頃マチイネという町名番地で呼ばれるようになったので、マチイネ沼と呼ばれたこともあった。昭和6年にここで淡水魚養殖をおこなっていた佐羽内氏が払い下げをうけたことから佐羽内沼と呼ばれるようになった。沼は、1975年に埋め立てられた。昭和9年3月版の苫小牧案内圖に坊主山公園沼とあり。
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坊主山から見た昭和40年代の佐羽内沼 |
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昭和30年中ごろの佐羽内沼 |
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40:グレーン沼
王子製紙は明治5年に佐羽内沼南東にドイツ製の移動式ケーブルグレーンを設け、この設備を人々はグレーンと呼んでいた。この付近に氷をとる溜池があり、この人工的に作られた溜池をグレーン沼と呼んでいた。近くに大鋸屑で作った氷蔵庫があり、取った氷を保管していた。
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ネト沼