2003年12月 MD-11で行くクアラルンプール訪問記(to KUL)
2003年末にマレーシアのクアラルンプールに行ってみました。そのときの記録です。
12月26日 初日
▲長蛇の列の出発審査場
いつもはもう少し早めに予約をするが、仕事が忙しくて11月中旬に近ツリさんに予約。予算一人15万円でマレーシアに行ってみることに。マレーシアは、JALとMHの独占なので、タイ、シンガポールよりも若干高価な価格設定となっている。12月26日朝東京駅発9時ちょうどのNEXに乗る。ただ、でかい荷物を持って中央線ではひんしゅくなので、三鷹始発の東西線で大手町下車にする。成田の2ビルに10時に到着。出国ラッシュということで、審査場がすごい混んでいる。
▲大好きなMD-11(JA8586)
今回は、退役間近のMD-11に搭乗できるというのが大きな目玉。JL-723便12:20発に搭乗。チェックインした際、真ん中のシートに閉じこめられそうだったが、自動チェックインの横にいた釈由美子のようなお顔のグラホスさんが「窓側にしました」と言ってくれた。左側の34Aに座す。
 クアラルンプールまでの7時間20分、これに乗る。
▲成田定刻出発
 11:48にボーディング。12:08にドアクローズ。12:35に長いほうのRWY34R末端に。同36にT/Oとなる。フルスロットルから48秒後にT/O。重そう。成田出発時は、ロークラウドで、下層の視界はあまりない。 
▲お酒大好きなので、はじめに赤ワインから
酒は好きだが、陽が出ている時は呑まない。が、正月とこういうときだけは、呑ませて!航空路の地図を見ながら、まどろむ。今日は、三宅島上空から、A590でBUBDO(ブブドー)、OLDUP(オルダップ)、DOVAG(ドヴァッグ)、を通過し、南大東島に向かうようだ。13:43に少し左旋回。たぶんOLDUP上空。
▲楽しい食事(アサヒスーパードライも)
 実はJLの国際線の搭乗は初めて。CAさんはなかなか手際がよい。MD-11だけかもしれないが、ステーキの下には、電極がついていて、そこだけ温まるシステムとなっている。ほかほか。なかなかうまい。
 
▲JA-8586 MD-11のウイングレット(内側から)
今日のシップはJA-8586のコウノトリ。34AはもともとスタンバイのCAさん用なのかもしれない。この席からはこんなコウノトリのマーキングが見える。内側の写真は搭乗しないと撮影できない。
▲34Aはこんな席
34Aのすぐ後ろはCAさんのジャンプシート。右はラバトリー。後ろにパッセンジャーはいないので、悠々とできる。
▲MD-11の丸窓
 左の写真の場所で、左を見るとエマージェンシーのエグジトがあって、そこにはこんな丸窓が。マグダネルの遊び的な窓。真ん中は何のボタンなんだろう。回せるようだ。
▲南大東のVOR(117.8MHzMDE)をヒット
 Cpt.はK.タナベさん、コーパイはT.カサハラさん、チーフはA.カクライさん。コクピットからのアナウンスで、14:50に南大東を通過とのこと。おなかもふくれて眠いけれども、3時まで我慢。すると、14:50ジャストに少し左旋回。ドヴァッグポイントをすぎてから磁方位225度を保持、MDE(南大東島)からは218度になるため、若干左旋回する必要がある。たぶんこの瞬間に南大東島上空を通過したのだ。
▲A590を順調に飛行
南大東島は2000年末に出かけた。那覇からDHC-8-100で1時間も太平洋側にある島。たしかにVORがあったが、またこの上を飛ぶとは思わなかった。さすがに下は見えなかったが、感慨深い気持ち。南大東島をすぎると、KALOK(カロック)、TUNTO(トゥントー)、GURAG(グラッグ)、TIDEL(ティデル)のポイントを通過。グラッグポイントは、那覇CTRLからマニラCTRLにハンドオフする地点なので、6532KHzなどではよく耳にする地点。
▲夕暮れてきた
多島海のフィリピン上空を通過したあと、南シナ海上空で少し陽が落ちてくる。
▲最後の食事
アプローチ前に、こんなものが出た。バニラモナカだ。なかなかおいしい。メーカー名は記入なし。
▲まもなくKULのセパンだ
 東京は真冬だが、赤道近くの場所にそんな心配はいらない。常夏ということでCB(キュミロニンバス・積乱雲)もところどころに見られる。
▲きれいな夕陽
 日本時間の19:45、マレーシア時間の18:45に撮影した。滑走路南側から進入するようで、マラッカ海峡に沈む夕陽が見られる。18:49にRWY32Lに無事着陸。入国審査を含め、日本人のガイドさんに、クアラルンプールのマリオットホテルまで連れて行ってくれた。ひとこと、夏!

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