memorandum
 
六華寮に春が来た
JR新潟駅の変貌
チャットGPT
家族信託
我が葬送(案)
リースバック
 
ビッグ・クエスチョン
HARUKO叔母
簡易葬の実践
シンギュラリティ
ホモ・デウス
最後の柏崎?
いずれ買物難民に
拉致
えんま市とぎおん柏崎
我が葬送(案)
最後の免許更新?
宇宙論の摘まみ食い
終戦の日(戦後78年)
18年後の広島
御巣鷹事故から38年
四季の新潟
あだな西堀・東堀
夏のバカンス
 

senami

 ホモ・デウスの時代   
     
   ー人類が神のような存在に進化するホモ・デウス時代ー

人工知能とバイオテクノロジーで、人類は神に昇格する。乗り遅れた人間は、雇用不可能な無用者階級に転落する
   
   人類は長い歴史を経ながらさまざまな進化を重ねてきた。ネアンデルタール人、ホモ・エレクトス、ホモ・デ二ソワ人を経て、ホモ・サピエンスが生まれ、今日まで生き残ってきた。
「人類の進化は続いている。科学技術の発展によって、人類は神のような存在に進化していく」。
   「人類は今、新しい目標に向かっていくべき時を迎えている。なぜならば、人類はこれまで飢え、戦争、病気といった3つの人類の敵を克服してきたからだ。紛争や飢餓は依然あるが、人類歴史上はじめて、飢えで死ぬ人より肥満が原因で死ぬ人間の数の方が多い。過去の人類史では見られなかった状況だ。2010年、世界で300万人が肥満による様々な病気で死去したが、その数は飢え、戦争、紛争、テロで亡くなった数より圧倒的に多い。欧米人にとって、コカ・コーラはアルカイダより脅威だ」
   20世紀までは労働者が社会の中心的役割を果たしたが、労働者という概念は今日、消滅した。新しい概念はシリコンバレーから生まれてくる。例えば、人工知能(AI)、ビックデータ、バーチャル・リアリティ(VR)、アルゴリズムなどだ。労働者という言葉はもはや聞かれない。労働者が今も有しているのは選挙権だけだ。そしてその選挙権すら余り意味がない。世界は余りにも急速に変化しているので、人間は方向性を失ってしまった。過去20年間で最大の変化はインターネットだ。誰もインターネットを拡大すべきだと話し合ったわけではない。全ての変化は政治とは関係なく決定されてきた。それは大変化の初めに過ぎない。今後、我々の生き方、職場、人間関係、人間の肉体すら変える変化に直面するだろう。そのプロセスでは政治や民主主義は大きな役割を果たさない」。
   そして人類が神のような存在に進化するホモ・デウス時代について、「数世紀後ではなく、数十年後に到来するだろう。既にその進化は始まっている。人類もその領域に突入してきている。①バイオ・エンジニアリング、②サイボーク、③無機生命体だ。それらの領域で成果をもたらすならば、われわれは神のようになるだろう。例えば、20万年前の人類は石斧を作ることもできなかったのだ。人類は今日、宇宙船やコンピューターを作る。そして遺伝子の解明も進んでいる」
   「一部の人間は神のようにスーパー記憶力を有し、知性、抵抗力を有するようになる一方、大部分の人類はその段階まで進化できずに留まるだろう。19世紀、工業化によって労働者階級が出てきたが、21世紀に入ると、デジタル化が進み、新しい階級が生まれてくる。それは“無用者階級”だ」