title.jpg (18540 バイト)


 

Vapochill_Tune7 ケース内蔵

LastModified 02/10/14

 「時間が人を左右するのではない・・・人が時間を左右するのだ!!」
(島本和彦著 「燃えよペン」より)

つまり「時間が無い」ってのは様は言い訳でしか無い訳で・・・という訳で、「CPUの断熱強化」に続き、1年前(2000年12月)からのお蔵入りネタ。Vapochillのフルタワーケースへの内蔵です。ご存知の様に、Vapochillのケースはミドルタワークラスで、5inchベイはわずか3つしかありません。これではちょいと・・・という事で、愛用のテクノバードTB-505へ冷却ユニットの移設を試みました。

上の写真を見てもわかる様にケース上部にはかなり余裕があります。よって、電源を最上部に移して、この部分に冷却ユニットを移植する事にしました。


1. 電源ユニットの移動

上写真の様に、電源ユニットは背面のパネルを介してケースに取り付けられています。そこで、アルミ板で左写真のような取り付けステーを製作しました。

実は自作するのが面倒だったので、東急ハンズに図面を持ち込んで加工を依頼しました。「±1mm程度の誤差はご容赦下さい」との事でしたが、結構正確に加工してくれました。納期は1週間で、\3500程度だったでしょうか。

 

ケース本体を若干の加工を加えた上で、製作したステーをネジ止めで取り付けます。

これにより、電源をケースの最上部に移動、空いたスペースには12cmファンを設置する事ができました。


2. 冷却ユニットの移植

お次はVapochillの心臓部-冷却ユニットの移植です。冷却ユニットのベース部の穴とエバポレータの距離をを計測して、ケース側に取り付け穴をドリルで開けます。本来はネジ4本で固定されていますが、ネジ6本で止められる様にタップでネジ穴を追加してあります。

ここはかなり慎重に作業をしないとユニットを水平に取り付けられません。私は、かなり穴あけに誤差があったもので、あとから穴を広げて、ネジ止めの際に水準器で水平を確認しながら水平を出すという羽目になってしまいました。

かくいう次第で、完成したのが上の写真です。5inchベイを6個確保できたので。仕上がりとしてはまあまあ満足していました。


3. 時間切れ・・・・そして・・・・・・

とまあここ迄の作業を終えたのが、2000年末の話です。後は常用体制に持って行くだけという所迄きて、「秋月温度計のトラブル」や「原因不明の起動時間がかかる現象」等が発生し、なかなか常用にもってこれない所で年が明け2001年。

年が明けてからは個人的な諸般の事情でドタバタして全く、PC弄る時間が取れなくなってしまいました。そうこうしているうちに、あっという間に、「Slotの終結」、「Athlonの台頭」、「Socket版Vapochillのリリース」「Pentium4の値下げ攻勢」等の時代の流れに、これ以上Slot版Vapochillで頑張る意義を見失って今日に至ってしまいました。

2000年6月に始まったSlot版Vapochill弄りですが、今回をもって一応の終結です。思えば、四万十川としては当初の目的であった氷点下常用には、最後まで至らずじまいというなんとも中途半端な結果と終わってしまいました。しましまあ、「ガス冷事始め」としては、非常に楽しめかつ、色々な方々と交流を持てたという意味では、元は取れたのではないかと思っています。

このSlot版Vapochillに関しては、UltraVapochillとして生まれ変わって貰い今後こそ氷点下常用を目指すべく準備中です。

とりあえず、此れまで様々なアドバイスや助言、情報を頂いた方々にこの場を借りて謝意を表したいと思います。改めてありがとうございました。そして、今後とも宜しく御願い致します。

 「男が物事をなすのに一番危険なのが最初と最後だ。
ほとんどの決意がこのどちらかでくずれる」

(島本和彦著 「逆境ナイン」より)

ほんま、あんまり引きずったらロクな事ありまへんな。何事もとっとと片付けてしまわねば・・・

Contents

HOME