以数人のドクターが在籍するクリニックのプロジェクトです。
ロゴマークのピンクをカラーコードとしたいとのご要望から、外観上どこまで配色するかが重要なポイントでした。色自体にインパクトがある為、ピンクの度合いを塗り見本にて十分検討すると共に、各棟一面ずつに抑え、バランスをとりつつ、クリニックのイメージカラーを損なわないよう配慮しました。
　程良く外部から守られた待合室では、自然光による時間の移ろいを感じ取れるよう、トップライトを設け、要所要所、曲面の壁や木質の雰囲気を出すと共に天井高さを確保することで、圧迫感なく待つことが出来るよう心掛けました。
　また、一般的に見る「隔離室」に代わり、『発熱外来棟』と名付けたスペースは、８つの個室にそれぞれダイレクトで入ることが出来、室内感染がないような　造りとしています。さらに、各室に殺菌灯を設けることで、より衛生面に配慮した業界でも珍しい設えとしています。（受付も外部に用意）。
　現に早速、冬場のインフルエンザ流行時には大活躍しています。