私は現在、次回作に取りかかっております。ちょっと間が空いてしまいましたね。
前回の『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』は、お蔭様で「話題の本」の範疇には入ったようです。でも、あの本が世に出たのはもう半年近く前だし、今取りかかっているテーマはITとはほど遠い世界で、それで頭がいっぱいになっていますから、私にとって遠い存在になりつつあります。
ところがつい最近も、多忙を極めるはずの某有名教授から「通読しておもしろかった」などと御手紙をいただいたりして、雑誌の世界に住んでいた者としては、「へえー、本というのはずいぶん息の長いものなんだなあ」と感じ入っております。
特に、3/20付でアマゾンに寄せられているカスタマー・レビューの感想はうれしかったですね。
この本を読んでなんとも思わなかったら人生まずい!
7月にこのサイトに載せた「私が本を書く理由」の中で、私は
ただ誰かが私のメッセージを受け止めてくれて、「そうかもしれない」と共感してくれて、それを自分の生き方に少しでも反映してくれれば、私の努力は無駄ではなかったんだろうなと思うわけです。それがたった一人であってもいいんです。
と書きましたが、こうした感想をわざわざ、しかも実名で書いてくれる読者がひとりでもいるというだけで、ずいぶん報われた気になります。
「よーし、次もガンバルぞー」と張り切っちゃいますね。
私は、私の読者のために、全力を傾けています。
その努力を受け止めてくれる人の存在こそが、物書きの仕事の原動力になると知りました。