日経新聞の報道で、「これすごいな」と思ったのですが、
名古屋の小学校で
6年生の女の子が、同じクラスの女の子3人に「お金をくれないと友だちやめる」と言って、現金9万5000円前後を彼女たちから取っていたという事実があったんだそうです。
3人は家からお金を盗んで渡していて、不審に思った親が問いつめて事が露見したらしい。
情報はそれだけなので、詳しいことはよくわかりませんが、
「自分の利益を害するものは友だちではない」という判断は働かないものでしょうか。
「自分が犠牲を払ったとしても、相手との友好関係を続ける方が重要だ」と考えるというのでは、生きていくことはできないと思います。
もちろん大人の世界には、心理的なテクニックを使ったり、巧妙な詐術を使ったりして、そのような関係を続けているケースもあります。だけど小学生にそんな技があるとは思えません。ストレートに「お金をくれないと友だちやめる」と言ったのだとすれば、それを拒否しない方に非がありますよね。「ハリーポッターと賢者の石」だって、ラストシーンでハリーたちの過ちを止めようとした友人の一人の行為に対して10点が与えられて、グリフィンドール寮が勝つんでしょ。
こんな考え方のママで大人になられて選挙権を持たれた日にはたまりませんよ。
実際、こういう考え方に違和感を持たない大人も少なくないかもしれません。
恐ろしいことです。