「鬼十則」は、は電通の4代目社長である吉田秀雄が、昭和26年8月に書いたものだそうです。ビジネス雑誌をやっていた頃に、よく触れたものです。
今になってみてみても、ちょっと自己中心的で強引な嫌いはありますが、よい仕事をするためのほとんどの要素をカバーしている優れた標語だと思います。
一、仕事は自ら「創る」可きで与えられる可きでない
ニ、仕事とは先手先手と「働き掛け」て行くことで受け身でやるものではない 【先見性】
三、「大きな仕事」と取り組め 小さな仕事は己を小さくする 【達成志向性】
四、「難しい仕事」を狙えそして之を成し遂げる所に進歩がある 【達成志向性】
五、 取り組んだら「放すな」殺されても放すな目的完遂までは 【達成志向性】
六、周囲を「引き摺り廻せ」引き摺るのと引き摺られるのとでは永い間に天地のひらきが出来る 【組織感覚力・変革推進力】
七、「計画」を持て 長期の計画を持って居れば忍耐と工夫とそして正しい努力と希望が生れる 【信頼性】
八、「自信」を持て 自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚味すらがない 【自信】
九、頭は常に「全廻転」八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ サービスとはそのようなものだ 【共感・サービス志向性・対人インパクト】
十、 「摩擦を怖れるな」摩擦は進歩の母 積極の肥料だ でないと君は卑屈未練になる 【利害調整力・関係構築力】