「少子化」は日本の先行きにとってたいへんな問題ですが、わたしは少子化の進行を食い止める決定的な解決策をついに考案しました! しかもこれによって国や地方の財政赤字も縮小することができるという、一石二鳥の妙手です。
最近、タマちゃんが横浜市西区民になったり、鉄腕アトムが新座市民になったりしていますが、このように日本に死ぬほどたくさん存在するアニメキャラやゲームキャラをどんどん住民登録して、人口を増やせばよいのです。
彼らは、放っておいても外国に行って勝手に稼いでくれます。おそらく、いまの日本では一番効率のよいビジネスでしょう。稼いだカネは、住民なのですから所得税・地方税を認定課税すればよい。アニメキャラは社会保障や介護、教育といったカネのかかる行政サービスの必要がないので、アニメキャラ住人の増えた自治体ほど黒字化することになるでしょう。
もちろん国内では、アニメ・ゲーム産業振興のため、アニメやゲーム商品に関しては一律に消費税を非課税化。教科書など学校教育にも大量導入して、アニメ産業に特化した人材育成、マーケット育成に注力し、国際競争力のあるアニメ、ゲーム、周辺商品を効率的につくる社会システムを整備します。
このようにして、日本は究極のディズニー国家になればよいのです。このほか、外国にも売れそうな文学上の人物、光源氏や駒子なども住民登録してもよいでしょう。それから、売れそうな外国のキャラも先行投資で買収して住民登録すべきです。スヌーピーやカーク船長は、実は足立区民だったりするわけです。スパイターマンとかソニーのキャラは品川区民になります。政府の仕事は、CIA並みのインテリジェンスをつくって、海外でのキャラクターの版権侵害や不正使用をどんどん摘発し、課徴金を請求することです。
ポートフォリオ・マネジメントなど、キャラクターの効率的運用ノウハウを研究するキャラクター・ビジネススクールもぜひほしいところで