公正取引委員会は23日、存廃を検討してきた新聞、書籍など著作物の再販売価格維持制度(再販制度)について、「当面、存置することが相当」とする最終見解をまとめ、公表した。公取委は「競争政策の観点からは廃止すべきだ」と認識しているものの、現時点での廃止には文化振興などの面から反対意見が多く、国民的合意が形成されていないため廃止すべきではないと判断した。(時事)
論評する力すら抜ける話です。
橋本サンなら、「疲れるよね、そういう質問自体が」とおっしゃるでしょう。
反対に、公取に聞いてみたいですよね。
「競争」を否定することが「振興」につながるという理屈が存在するのか。供給品の「多様性」だけ維持されれば、質はどうでもよいのか。
値段に質が反映されないのであれば、供給側が質の高いモノを創り出そうとするインセンティブにまったくならない。
価格競争を否定する「国民的合意」も存在しないのではないか。利害関係者のみから意見を聴取している偏向を計算しているのか。
この件についてはメディア側が自分たちの役割を踏み出して世論操作していることを考慮しているのか。ひょっとしてあの程度の理屈で本当に騙されるほど、国民をバカだと思っているのか。
明らかに間違った判断だと思います。
私はわざわざ自分の意見を公取に送ったんですけどね。
ま、勝手にやってればあ。わしゃもう知らん。
ここで一句 。
デフレでも 下方硬直 再販制度