ある雑誌が、小渕首相と福田みどり(司馬遼太郎夫人)を対談させたらしいです。
まあ、雑誌の方は売る企画を考えているのだからいいとして、
小渕首相の見識のなさにはあきれます。
他にやることはないんかい。
今度のサミットでも、人気取りの企画だけが目につきます。
サミットは世界の指導者=エリートの集まりなんだから、
ロゴマークを作ったり、子供の会議なんかやらなくてもいいの!!
自分がエリートでないという自覚があるから、
「国民のみんなも、アジアの貧民たちもサミットのおこぼれに与らせてあげるよ」といわんばかりです。
だいたい、沖縄と九州に分けて開催するというあたりからして政権浮揚しか考えてないことがわかります。
サミットで景気が良くなるかってーの。
亡くなった蟹江きんさんの家に電話したり。報道されることを計算に入れた計算尽くのパフォーマンス。
指導者失格じゃい。
みんなでNOを突きつけるべきだ。政権不要じゃ。
吉野川の河口堰の話も腹が立ちます。
住民が「要らない」と言っているものを、
「安全に関わるものを民意にゆだねるのは適当ではない」という建設省の論理は、
突き詰めていくと国の判断は民意に優先することを示しています。
21世紀懇の答申の「協治」なる概念もふざけきった話だと思う。
民と官の緊張感のある協力関係が必要だというのですが、この言葉自体が
「官から民へ」と言いつつ、官を実存的な主体として措定し、実権を持たせることに他なりません。
統治の主権者は「民」以外に誰がいるのか? それが近代史民社会の論理ではないのか。
とすれば、日本はやっばり相変わらず封建国家であるということなんでしょうね。
徳島市民は「NO」を言ったわけですが、この流れは「協治」を振りかざそうが゛うしようが
変えることはできないでしょう。
世の中、変わって行くんですよ。