さて,どんな職業があるかはだいたいわかりました.でも実際にやってみないとわからないことだらけでしょう.だからと言って全部の職業を片っ端から試すわけにも行きません.しかし,無職のままではいろいろなスキルを試すこともできませんので,ここではとりあえず何かの職に就くことにして,いろいろな職業のスキルを試してみる方法をお伝えすることにします.
とりあえず就いてみる職業を何にするかですが,ここは一発クレリックになってみることにしましょう.理由は二つ.
祝無職脱出! ということで,やっと各種スキルが取れるようになりました.さっそくいろいろなスキルをとって試してみることにします.まずは,LP回復薬を作る「調合」スキルなんてどうでしょう? 調合スキルは病院で買えます.
スキルを取ったら,どんな材料でどんな薬が作れるのか見てみましょう.[Jobsメニュー]−[調合 LV1]−[LP回復薬(100)]です.
“アップルミント”が10本と“レモングラス”が1本必要みたいです.これらはハーブの一種ですが,どこで手に入るのでしょうか? ちゃんと街巡りをした方なら,ハーブ屋さんがあったのを覚えておられるでしょう.さらに注意深い方であれば,そこは買い取り専門店だったこともついでに覚えておられるでしょう...だめじゃん.
どうやらハーブは自給するしかないようです.NPCの説明によると,ハーブは“北の花畑”で採れるとなっていますが,この花畑,実はけっこう遠く,ファンブルグの遥か北の海岸付近にあります.決して「ファンブルグの街の中の北の方」ということではないのでご注意を.本来なら伐採のスキルを取ってこの花畑で伐採するのが筋なのですが,RPGのお約束,“街から遠いほどモンスターが強くなるの法則”に従って,花畑にたどり着くまでにはなかなかてごわいモンスターが出てきますので,最低でも一桁後半のレベルがないと危険です.できれば,レベル10になってR2の装備を揃えてからにしてからにしたいところです.
というわけで,正道を行くのはなかなか大変です.実はちょっとお試し用に用意されているクエストがありますので,そちらで行ってみることにしましょう.以下ヒントのみ.
えーと本,本...本好きなひとがいそうなところ? ...本屋なんてありませんでしたよね? でもリセリア城の中を全部見て回ったよい子さんなら本がたくさんある場所,覚えてますよね?
はい,ここにもウソが.レモングラスなんて買えません.
やっとアップルミントゲットだぜ〜! ですが,レモングラスはどこに? 実は伐採スキルを取って花畑で伐採する正式コースでも,伐採スキルがレベル1のうちはアップルミントしか採れないので同じ問題にぶつかるのです.そこで,はい,これですね.
あれ,でもアップルミントを交換しちゃったら材料足りなくなるんじゃ...?
はい,ご明察.もう一度いってらっしゃ〜い♪(爆)
...お疲れさまです.やっと材料が揃いました.では調合してみましょう.
[Jobsメニュー]−[調合 LV1]−[LP回復薬(100)]で作成ウィンドウを開き,アップルミント10本とレモングラス1本の欄をそれぞれダブルクリックして枠をつけ,Registerボタンを押し,正しく登録されたらExecuteボタンで作成が始まります.
なんかキャラクタがうんうんいいはじめ,しばらく応答がなくなりますが,これで正常です.作業にはそれなりの時間がかかるのです.
そして...ぽん! やっとできました.初の加工スキル成功です.いかがでしょうか?
...えぇそうですとも.実際のところ薬一個にこれだけの手間はかかりすぎです.ここではあくまで生産スキルを体験してみるための例のうち,街から出ずに済むものとして最初に取り上げただけで,これを何十回となく繰り返してどうこう,というものではありません.そんなことをするならさっさとレベルを上げて花畑に行った方がよっぽど早いでしょうから,まぁ興味があれば一回くらい試してみる程度でよいでしょう.
まずは肩ならしとして薬を作ってみたわけですが,まぁ仮にとはいえクレリックなわけですし,転職したとしてもとりあえずヒールは使えるので,薬はそれほど切実なものではないでしょう.では何が切実かといえば,やはりFPですね.というわけで,今度はFP回復アイテムである料理作りを体験してみることにします.
料理を作るには調理のスキルが必要です.城の厨房でスキルを買ったら,調理LV1で何が作れるか見てみましょう.ケチャップと食パンですね.えーと,ケチャップを無視する理由を一応挙げておきます.
というわけでケチャップは忘れましょう.さて食パンですが,材料は...
小麦粉がR1,はい.牛乳がR2,ほぅ.塩がR3...R3!? ち,ちょっと待ってくれ! ど,どういうこと?
とか言ってても始まりません.現実は現実として受け入れて,強く生きていくことにしましょう.とは言っても,実際材料が手に入らないのでは手の出しようがありません.そんなわけで,薬と同様,食パンにも似たような抜け道が用意されています.では以下そのヒントを.
たまにパン券の使い方を質問されることがありますが,券を持ったままもう一度 ガキ お子様に話し掛ければOKです.これで狩猟のスキルがなくても食パンの材料を手に入れられるわけですね.
あとは調理のスキルを使って食パンにするだけです.
こんな感じですので,緑メットはできるだけ捨てずに持ち帰り,パン券にして売るなりあげるなり置いておくなりすると,常に材料不足で困っている調理師さんが喜ぶでしょう.
また,調理師さんを目指すひとは,材料,特に塩がポイントであることがおわかりかと思います.くれぐれも材料確保の計画をしっかりと立ててから就職しましょう.
ここまでで,生産の要領はかなりつかめてきたと思います.では他の職業についてもざっと見ておくことにしましょう.
武器・防具作成のスキルはセラルカにある工房で取れます.R1のアイテムならスキルを取ってすぐに作れるので,自分用の装備を自分で作ってみるのも楽しいでしょう.スキルは100Gですし,材料さえ調達できれば購入するより安く済ませることもできます.
お試し採掘,お試し狩猟で採れる材料だけでできるアイテムを以下に挙げておきます.布はおしゃれショップで買えます.伐採スキルも取ってバルサが採取できるようになれば,他のほとんどのR1装備も作成可能になります.R1装備をわざわざ作って在庫しておいてくれる職人さんはそう多くないので,他に入手できる算段がつかないのであれば,R1の武器防具を二組ぐらい自作しておくのが比較的楽に10レベルまで到達する秘訣なのかもしれません.
金属 | 木材 | 皮 | 布 | |||
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兜 | R1(下位) | ハードレザーヘルム | 鹿の皮20 | 麻2 | ||
兜 | R1(上位) | ブロンズヘルム | 銅(延棒)3 | 麻3 | ||
盾 | R1(下位) | バックラー | 銅(延棒)4 | 麻1 | ||
ブーツ | R1(下位) | ソフトレザーブーツ | 鹿の皮20 | 麻4 | ||
ブーツ | R1(上位) | レザーブーツ | 銅(延棒)7 | 鹿の皮20 | ||
帽子 | R1(下位) | 麻布の帽子 | 鹿の皮20 | 麻2 | ||
服 | R1(下位) | 旅人の服 | 鹿の皮20 | 麻4 | ||
服 | R1(上位) | アーミングダブレット | 銅(延棒)3 | 鹿の皮20 | 麻3 木綿2 | |
靴 | R1(下位) | 運動靴 | 鹿の皮20 | 麻4 | ||
靴 | R1(上位) | キャラバンシューズ | 銅(延棒)3 | 鹿の皮20 | 麻3 | |
ローブ | R1(下位) | フェザーローブ | 鹿の皮20 | 麻4 | ||
ローブ | R1(上位) | ライトレザーローブ | 鹿の皮20 | 麻5 木綿4 |
装備作成と同様に,修理スキルを取れば,R1装備であれば自分で修理することができます.成功率と消費FP代を考えると安上がりで済むかどうかは微妙なところですが,一度体験しておくのも悪くないでしょう.
レベルが低いうちは,得られる未鑑定のアイテムといってもモンスターカードくらいでしょうし,最初はその中でもR1のものしか鑑定できないのでどれだけ役に立つかは難しいところですが,興味があれば体験してみるのも悪くないでしょう.
野生のモンスターを封印して飼いならし,使い魔にする仕事です.商売にするかはともかく,自分用のペットを自分で捕まえてみるというのも楽しいものです.封印の手順をまとめておきます.
捕まえた使い魔はペットショップやPCに売ったり,戦闘に出して育てたり,商売用の看板として使ったりできます.スキルスロットが1で済むので,戦闘系職業に転職する場合でも,副業として残しておいてよいかもしれません.
時間をかけてレベルアップしたスキルを捨てるというのはなかなかできませんから,いろいろなスキルをとっかえひっかえ試してみることができるのも最初のうちだけです.いろいろなスキルを試して仕事選びの参考にしてみてください.
興味のあるスキルを一通り試してやりたい仕事が決まったら,いよいよ本命の職業につきましょう.職を変える方法には以下のようなものがあります.
今回の試しに作ったクレリックさんの例で言えば,ヒールやヒーリスを残したいなら5000G貯めて転職,ヒールは必要ないけどレベルがちょっと上がったので消すのはもったいない,というなら無職経由の再就職,キャラ絵を変えたいとか能力値を振りなおしたいとかならキャラクタ再作成,という選択をすることになります.よく考えた人生設計をよろしくってことでひとつ.
さて,とりあえずこれで目指す職業を決められるところまでは到達しました.始めたばかりの,右も左もわからなかった頃にくらべればすごい進歩です.ですが,ここまでの流れ通りに生産職に就くとしても,スキルの上げ方,商売の仕方等々まだまだ覚えることはたくさんあります.さらに,ここまでの説明ではなかったことにしてしまっている戦闘やクエストといった冒険関係の楽しみ方,そして何より重要な,仲間とのコミュニケーションのとり方についてもまだまだ説明しきれていません.
ですが,ここまで来られたのであれば,後は他の情報源を探してみたり,ゲームの中で経験を積むことで十分についていけることと思います.ぜひ頑張って楽しんでください.