ファーレン王国就職事情

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 ちょっと脱線しますが,わたしがクロスゲートを始めた動機の一つに,「職業の豊富さ」があります.

「投具職人? 投具って? え? ブーメラン? ブーメランを作る職人? いろいろゲームやってきてるけどそんなん聞いたことない! しかもそれがPCの職業!? 自分でブーメランが作れるわけ? ひゃっほぅ! これはもうやるしか!」

といった感じで,生産好きのわたしには堪えられないゲームだったわけですね.まぁ結局ブーメラン職人は作らなかったわけですが.(ぉぃ)

 そんなわけで,当座の資金も手に入りましたし,装備も揃ってきました.いよいよ次の大きなステップである就職を考えることにしましょう.

就職とわたくし.

 職業につくと何が変わるのでしょうか? 無職のままではいけないのでしょうか? いつごろ就職すればよいのでしょうか? そのあたりを考えるために,まず「無職ということ」がどんなものかをざっと見てみましょう.

 つまり,レベル上げと多少の金稼ぎ以外することがない,と言ってよいでしょう.しかも,レベルを20まで上げたとしても装備はR2のものまでしか使えません.もちろん工夫次第ではいろいろ楽しめるのでしょうが,初心者向けとは言えません.慌てる必要もないでしょうが,いつまでも無職でいてもあまり良いことはないでしょう.

 就職すると,以下のことができるようになります.

各種スキルが取得できる

 職業にかかわらず,すべてのスキルが取得できるようになります(ヒール,ヒーリスだけは例外で,クレリックしか取得できません).ただし,職業によって決められている上限までしかレベルアップさせることはできません.当然,戦闘系職業は戦闘系スキルの上限が高く,生産系職業は生産系スキルの上限が高く設定されています.その中でも特に,その職業の専門そのもののスキル(狩人なら狩猟,医師なら治療,等)をメインスキルと呼びます.

 本職がメインスキルを使うときには,使うFPが半分で済む,得られるスキル経験値が倍(小数点以下の四捨五入などによって正確に半分や倍にならない場合もあります)になる,という特典があります.

職業の特性に合った装備ができる

 無職と違って,使えない装備の制限は出てきますが,一般にランクの上限は高くなります.職業ごとに,装備の種類とランクの上限が決まっています.

 例えば見習剣士だと,剣と金属系防具(鎧,兜,盾,ブーツ)が専門の装備なのでR4まで使えますが,その他の装備(斧,服等)はR3までです.戦斧闘士は斧,騎士は槍,弓術士は弓が専門の武器です.

 生産系は基本的にR2までの武器・防具しか装備できませんが,見習剣職人は剣がR4まで使える等,その職業のメインスキルで生産できる装備については高ランクのものを使うことができます.

 なお,兵士は,ほとんどの装備が使えるかわりにその上限が低いという特殊な職業です.

職業系・名声系の称号がもらえる.

 就職すると職名の称号“見習○○”がもらえ,経験を積んで行けば名声系の称号も上がって行きます.

職業とわたくし.(前編)

 では,どんな職業についたらよいか考えて行きましょう.まずは職業の一覧です.

戦闘系 直接攻撃系剣士,戦斧闘士,騎士,弓術士,兵士
魔術系クレリック,魔術師
使い魔系封印術師,調教術師,ブリーダー
生産系 採取系坑夫,きこり,狩人
加工系剣職人,斧職人,槍職人,弓職人,杖職人,投具職人,ナイフ職人,
兜職人,鎧職人,ブーツ職人,盾職人,帽子職人,服職人,靴職人,ローブ職人,
調理師,薬剤師
サービス業鑑定士,武器修理職人,防具修理職人,医師,看護婦
(この分類は公式あるいは一般的なものとは異なっていると思います)

 なお,これら基本職以外の職業(巫術士,呪術師等)がパッチで追加されていますが,高難易度のイベントをクリアする必要がある等,キャラクタを作ってからいきなり就職できるようなものではないらしいのでここでは省きます.(てか知らないから書けないし)

 では各職業について簡単に説明して行きたいと思います.就職した時点では全部の職業に “見習” がつきますが,以下では省略しています.

わたしは生産系以外はまともに育てた経験がないので,他の職業に関する知識は限られています.このため(本ページ全体を通じて言えることですが)わたしの無知に基づく偏見や不正確な情報が紛れ込んでいる可能性が特に高いのでご注意ください.


直接戦闘系

剣士,戦斧闘士,騎士
それぞれ剣,斧,槍を専門とする戦士です.直接戦闘が得意で,戦闘用スキルが高レベルまで使えます.
専門の武器がR4まで,それ以外の武器はR3まで使えます.金属系防具(兜,鎧,盾,ブーツ)がR4まで,布皮系防具(帽子,服,靴)はR3まで使用できます.

これらのクラスの違いは,主に使う武器の特性だけです.剣は最もスタンダードなタイプ,斧はCRI(クリティカル発生率)にプラス,DEF(防御)とAGL(敏捷性)にマイナスの修正がつく一撃必殺タイプ,槍は少し攻撃力が低いかわりにHIT(命中率)とCRIが上がる堅実(?)タイプです.

なお,R3までであれば剣士が斧,騎士が剣など,専門以外の武器も制限なしに使えます.専用の武器を使ったときにボーナスがつくとか,専用以外の武器を使うとペナルティがつくとかいうことは特にないようです.(なんだかな〜)

これら戦闘系職の主な収入源は,モンスターから出るキューブや,宝箱から出る宝石等のアイテムです.

生産系に比べると,冒険を楽しみながら稼げる楽な商売と思われがちですが,実は支出もかなり大きいのです.武器・防具の消耗が異常に早いため,修理代はまぁよいとして,すぐ壊れる高価な装備を次々に買い換え続ける資金が必要ですし,LP回復の薬代も高くつくため,うまくやらないとすぐ金欠になるそうです.武器の消耗を避けるためにザコとは素手で戦うという泣ける話もちらほら...
弓術士
弓を専門とする戦士です.弓では使える戦闘用スキルが一部制限されますが,入手は困難ながら弓専用スキルも増えました.

弓と布皮系防具が専用装備です.

弓を代表とする飛び道具には,後列から後列への攻撃ができる,連携しない,カウンターしない・されない,“護衛” スキルが効かない等の特性があります.

現在までのところ,戦闘時の前列・後列の区別にあまり意味がない,スキルに制限が多い等,敢えて弓を選ぶ理由がいまいちなかったため,弓使いは数が少なく,そのため弓職人も少なく,さらに弓使いが減るという悪循環であまり見ることのなかった職業ですが,弓専用スキルの導入などでこれからどうなるかが楽しみなところです.
兵士
すべてのスキルがR2まで習得可,すべての装備(杖,ローブを除く)がR2まで装備可(以上は見習時)という何でも屋的な職業です.

兵士がいないとクリアできないイベントがあります.

直接戦闘,魔法,生産,どれもそこそこはできますが,どれも上限が低いため,全体のレベルが上がってくるにつれて他の専門職に流れ,兵士の数は減ってきているように思えます.今後のパッチによる何らかの特典が期待されるところです.

魔術系

クレリック
ヒール(単体LP回復),ヒーリス(範囲LP回復)がメインスキルの,回復系クラスです.

杖,ローブが専用装備です.金属系防具は使えません.刃のついた武器は使えないので,杖以外に使える武器はブーメランのみです.

このように制限が厳しく,FP回復にも多大な費用がかかるため,大変な職業です.しかし,ボス戦等にはパーティに必ず一人は欲しい回復系であることから人気は高いようです.
魔術師
攻撃魔法がメインスキルの職業です.

装備の制限はクレリックとほぼ同じです.

敵に応じて各種属性の魔法を使い分け,特に範囲魔法で多数の敵に大ダメージを与える等,パーティにいると頼もしい存在ではありますが,必須か? と問われると厳しいところかもしれません.また,クレリック同様,FP回復費用の負担が大きく,大変な職業です.

パッチによる新魔法の追加,攻撃魔法のダメージ増加等,少しずつ復権の動きも見られますし,何より “魔法使いがやりたい!” という理由で選ぶ人が多く,根強い人気がある職業なので,今後,数が増えることはあっても減ることはないでしょう.

使い魔系

封印術士
モンスターを封印し,使い魔として使えるようにする職業です.封印の成功率を上げる “精霊の盟約” がメインスキルです.

封印は戦闘時に敵として出てくるモンスターを相手に行うため,いい使い魔を捕らえるためには強い敵の出てくる場所に行かねばならず,それなりの戦闘力が必要となります.しかし専業の戦士より装備や戦闘系スキルが劣るため,単独で行けない場所には護衛が必要になります.実際,街で使い魔を売っているペット屋さんを見ると,封印術士より,高レベルの戦士系クラスの人が副業でやっていることの方が多いような気がします.

封印した使い魔を売るのがメインの収入となりますが,PCにもそれほどどんどん売れるものでもなく,NPCに売っても二束三文です.また,一番安いR1の封印カードでも一枚75Gするため,コスト的には非常に厳しく,本業だけで生計を立てるのは大変らしいです.

調教術士
使い魔を使った戦闘がメインの職業です.使い魔の忠誠度を上げ,使い魔技の使用FPを減少させる “テイム” がメインスキルです.

ナイフが専用武器です.ナイフは,縦一列の敵に一度に攻撃できる飛び道具です.

あまり見たこと聞いたことがない職業なので実際の内容はよくわかりません.現状では,調教術士が使い魔を使って,他の戦闘系クラスと同じ程度に戦えるような仕組みがまだ出来ていないために,この職業を選ぶ人も少ないということではないかと思います.
ブリーダー
使い魔を育てる職業です.使い魔の経験値が多く得られるようになるスキル “ブリード” がメインスキルです.

ブーメランが専用武器です.ブーメランは,横一列の敵に一度に攻撃できる飛び道具です.

商売の仕方としては,レベル1で仕入れた使い魔を育ててPCに売る,PCから使い魔を預かって育ててから返す等が考えられますが,専業として成り立つかどうかは難しいところだと思います.そのためか,これもあまり見かけない職業です.

職業とわたくし.(後編)

 あ〜長い.誰だこんなに職業作ったの!?
...じゃなくて.え〜と生産系行きます.

採取系

坑夫
鉱山や洞窟で鉱石を掘る “採掘” がメインスキルです.

多くの武器・防具の材料である金属の延べ棒を供給する重要な職業です.

当初は,採取があまりに単調かつ退屈な作業だったため成り手が少なく,坑夫さんも,スキルポイントが多く入り,かつ高く売れる銀(R3)や純銀(R4)等を掘ることが多かったため,銅(R1)や鉄(R2)が出回らなくなって価格が高騰するという状況でした.これに対応してか,採取スキル使用時の自動スタック,自動継続及び作業の高速化といった変更がなされ,状況がかなり改善されたという経緯があります.

さらに,一番行きやすい国営坑道でも坑夫に限りハズレなしの採掘(通常,R2以上の素材が採取できるポイントでも,半分以上のR1素材が混入してきますが,そのハズレが出てこずに狙ったものだけ採取できる)ができるようになる,採取時の怪我を防ぐ安全ヘルメットが入手可能な坑夫専用のクエストが新設される,延べ棒交換NPCが心を入れ替える(?)など,坑夫優遇措置が続々となされており,坑夫人口の増加に一役買うものと期待されています.(うらやましいぞ←某狩人の心の叫び)
きこり
各種木材やハーブを刈る “伐採” がメインスキルです.

金属と並ぶ武器・防具の重要な素材である木材を供給します.また,LP回復薬の原料(あとなぜか一部帽子の材料)であるハーブも伐採スキルで採取します.

LP回復薬の売れ筋であるLP100回復薬(R1),LP150回復薬(R2)の原料であるアップルミント(R1)とレモングラス(R2)が,薬剤師の副業の伐採スキル(上限R2)で足りるためか,低ランクのハーブが市場で売りに出されているのはあまり見られません.従ってきこりのメインの商品は高ランクのハーブと木材になるわけですが,これらも現在のところ需要の方が上回っているように思われます.
狩人
料理の材料となる各種食材と,一部の武器・防具の素材となる鹿の皮を採取する “狩猟” がメインスキルです.

食材に関しては,調理師と,自力で調理をする一部の戦闘系クラスにしか売れず,その意味では客層は狭いのですが,狩人の絶対数が少ないのか,やはり供給不足の状態が続いているようです.

採取の自動化パッチの恩恵は受けたものの,ファンブルグの比較的近くにハズレなしポイントがある採掘や伐採に比べると,洞窟を抜けて遥か北または南まで行かないとそういったポイントがない等,ひいき目なしでも虐げられている感満点で,それが調理師さんの,ひいては魔法系クラスの受難にもつながっています.

また,鹿の皮に関しては,確かに需要は高く,現在のところR1の素材の中では最高値で売れるものとなっています.しかし,これはR1アイテムであるため,狩猟スキルさえあれば誰でも採れますし,本職の狩人が採ってもスキルポイントがそれほど入らないという問題を抱えています.さらに,お試し狩猟のスキルを使えばトマトが出ない(!) ので誰でも(無職でも)歩留まりほぼ100%で採れるというオマケ付きです(これ実は初期の副業に最適).

...まぁ採取系の中では一番採れるものの種類が多くて楽しいし,食材採ったらまず売れ残ることはないし調理師さんに喜んでもらえるし,いい仕事ですよ,はい.(泣)

加工系

武器職人
剣職人,斧職人,槍職人,弓職人,杖職人,投具職人,ナイフ職人がいます.それぞれ名前の通りの武器を作成するスキルがメインスキルです.

剣の材料は木材メイン+金属です.人気があって需要も多いのですが,職人も多いらしく,同業者間での競争が一番激しい分野と言えるでしょう.

斧,槍の材料は金属メイン+木材です.金属が高騰していた関係か,剣より作る人が少ないらしく,買おうと思って探すとなかなか苦労します.

弓の材料は木材メイン+金属,杖は木材メイン+金属,ブーメラン(投具)は木材メイン+金属+布,ナイフは木材+金属両方メインとなっています.いずれも使い手があまりいないのか,職人さんも他の武器に比べて少ないように見受けられます.特にR4以上では,使い手がさらに制限されるので厳しいところでしょう.
防具職人
兜職人,鎧職人,ブーツ職人,盾職人,帽子職人,服職人,靴職人,ローブ職人がいます.それぞれ名前の通りの防具を作成するスキルがメインスキルです.

武器は一人ひとつしか持てませんが,防具は頭,胴,手,足と4箇所に装備できます.また,場所ごとに考えても,武器は手に7種類の選択肢があるのに対して,頭,足なら各2種類(兜・帽子とブーツ・靴),胴には3種類(鎧・服・ローブ),手は盾を持つか両手武器を持つかだけと,選択肢が少ない分,需要が分散しないため有利と言えるでしょう.

武器職人と違ってそれほど目立った偏りはないのですが,ブーツ,盾,服,靴あたりが比較的少ないようです(“少ない”のと“足りない”のはまた別の話ですが).
調理師
食パン等,FP回復アイテムである各種料理を作成する“調理”がメインスキルです.

狩人のところでも言いましたが,とにかく材料不足です.狩猟のスキルを取ってあれば,見習時でR2までは自給可能ですが,R1の食パンにさえR3の塩が要るという,他の加工系アイテムには見られない厳しい設定のため,調理師さんたちは,R3になるのさえ茨の道という状況を強いられています.このため,R4までをずっと緑メット狩りと食パン作りで過ごしたという武勇伝(?)には事欠きません.

また,生産系クラスであればR2までの料理は副業でも作れるため,ファーストが魔法系のプレイヤーがセカンドを生産系にしたときには調理のスキルを自前で取ることが多いようで,これも本職の調理師には不利な状況と言えるでしょう.また,R3になったらなったで,R3料理に必要なR5(!)の材料がこれまた不足していて仕入れ値も高くなりがちで,このため売値も上げざるを得ず,加えて,LPに比べてFPは戦闘中に急速に回復しなければならない場面が少ないこともあって,R3以上の料理の売れ行きが伸びないという,ほとんど「これっていじめ?」的な状態が続いています.

こういった逆境にもかかわらず(逆境にあることを知らないため?)調理師になる人は比較的多いようです.しかし,上記の材料不足のため,人手はあっても物はできず,結果FP回復アイテムの供給が不足して魔法系クラスの財政を圧迫するという悪循環を招いています.FP回復手段について,これだけ狩人−調理師−魔法系クラスという系統への迫害(笑)が長期にわたって続いているということは,こういうバランス取りが意図して行われていると考えざるを得ませんが,その理由を想像することはなかなか困難です.

調理師になろうという方へのアドバイスとしては,とにかく材料の確保を最優先にするということです.ファーストキャラがすでに高レベルの狩猟スキルを持っているか,低ランクのアイテム採取も嫌がらない親しい狩人さんがいるか,緑メット集めに半生をささげる覚悟をするか,パッチでのバランス変更をひたすら待つか,いずれかの対策をした上での就職をお勧めします.
薬剤師
各種LP回復薬を作成する “調合” がメインスキルです.

きこりの項で書いた通り,薬の基本的材料となるハーブはほとんど売られていることはありません.これはつまり,ほとんどの薬剤師さんが自前でハーブを伐採しているということでしょう.売れ筋であるLP100回復薬(R1),LP150回復薬(R2)の材料が,副業の伐採でまかなえるという点が大きいと思われます.このあたりは調理とは大違いです.

ハーブはハズレなしで刈れますし,薬の売れ行きも悪くありませんので,伐採−調合という組み合わせは,実は加工系の副業で稼ぐには一番堅実なのではないかと思います.

ただ,本業としてR3以上の薬を作ろうとすると,自力で採取できないR3以上のハーブが必要となってきますので,個別にきこりさんに依頼する必要がある等,やはり材料調達の苦労がついて回ることになるでしょう.調理師同様,自給の手段か,確実な供給元を確保することが重要になってくると思われます.

サービス業系

鑑定士
正体不明なアイテムの素性を見極め,使ったり売ったり出来るようにする “鑑定” がメインスキルです.

未鑑定のアイテムは,捨てるのはもったいないし,かといって売ることもできないしで持ち物欄を無駄に埋めることになるので,できれば早いところ鑑定してもらって始末したいところですが,鑑定士は,医師と並んで「必要な時に限っていない職業」の二大巨頭をなしています.(笑)

とはいえ,PC相手の商売では料金の相場が低く,一回でも失敗したら赤字確定,くらいまで下がってしまっているため,あまり大きな儲けは期待できないとのことですが,封印術士さん等,鑑定士さんがいないと破産確定みたいな職業(封印には鑑定済みモンスターカードの登録が必要)もあるので,ボランティア的に営業している人もいるようです.

低レベルの内は,採取ポイント付近,ダンジョン内等に大量に打ち捨てられている未鑑定のモンスターカードを “拾う!” “鑑定する!!” “また捨てる!!!” という“鑑定コンボ”でスキルを上げるのが基本だそうです.

なお,その後のパッチで,鑑定済みカードの店売り値が大きく変更されたため,“拾う!” “鑑定する!!” “売る!!!”という,新!鑑定コンボがトレンドのようです.
武器・防具修理職人
消耗した武器を修理して回復させる “武器修理”,防具を修理する “防具修理” がそれぞれメインスキルです.

高価な装備を少しでも長持ちさせるためになくてはならない職業です.スキルの高い修理職人さんの前には行列が絶えることはありません.武器修理と防具修理どちらを本職にするかは別としても,両方の修理スキルを取ることが多いようです.店を開くときにも,やはり両方まとめて頼める方がお客さんも便利だからでしょう.ここで問題となるのは,通常,武器は一人1個,防具は3から4個持っているため,武器修理の伸びと防具修理の伸びが全然違ってくるということでしょう.このため,武器修理のスキルが高い人は少なく,行列も,どのくらい高ランクの修理が出来るか,特に,武器の方のランクが高い職人さんに集中する傾向があるように思えます.ある一線を超えれば行列必至の職業です.もちろん,行列ができてくると,ろくろくトイレにも立てないというプレッシャー等々,大変なところもたくさんあるそうです.

時間はかかりますが,その気になれば就職時以外は街から一歩も出ずに達人の域に達することのできる職業です.逆に言えば,やることに変化の少ない仕事でもあるので,そこは好みの分かれるところだと思います.
医師
PC,使い魔の怪我を治す “治療” がメインスキルです.

怪我というのもそうそうするものではないので,スキルアップの資源(笑)であるけが人が,必要なときにいつもいるというわけにもいかず,かなり時間とお金がかかって大変だそうです.治療スキルは他の職業でも副職で取れますが,この場合は他人を治療するときの成功率は極端に低く設定されているようです.医師のみがもらえる,治療の成功率を上げるアイテムがある等,やはり本職ならではの利点がありますので,そこはシロウトとは一味違う,ということでしょう.

初心者向きとは言えませんが,雰囲気の出せる職業です.
看護婦
LPを回復する “応急手当” がメインスキルです.なお,女性キャラしか就職することができません.

LP回復はNPCに依頼してもそれほど高額になりにくいため,PC相手の商売というのはやりにくいでしょう.むしろ,戦闘中には使えないものの,LP回復スキルがあるため,医師よりは冒険向けと言えます.ただ,高レベルになってくると,他の戦闘専門職ほど高位の装備やスキルがもてないため苦しくなってくるそうです.

これまたなかなか趣味の職業と言えるでしょう.

ランクアップとわたくし.

 ランクアップとは,職業そのもののランクが上がるという一大イベントです.具体的に言えば,“見習狩人” から “見習” がはずれ,ただの(?)“狩人” になれるのです! これで “見習” というのがなんかちょっと恥ずかしくて称号を外に見せていなかったひとも,堂々と職業を名乗れるようになるのです!

 もちろん,ある職業で一人前になったことを認めてもらうわけですからそう簡単なことではありません.相当の時間をかけ,スキルを上げてやっと達成できるものです.ですから,“入門”という,このページの趣旨から言ってあまりふさわしくない内容ではありますが,就職の次に目指すべき大目標であるのは間違いないですし,日常会話のなかにも頻繁に現れ,この世界での一般常識となっていることから,簡単に触れておくことにします.

ランクアップするには?

 以下の条件が必要になります.

名声系称号が “さざめく歌声” または “銘に新月” 以上であること
ランクアップ用イベントをクリアすること
戦闘系では “長老イベント”,生産系では “カレーイベント” と呼ばれるイベントをクリアする必要があります.このイベントの発生するウィルノアの村に行くために,キャラクタレベルが20以上であることが必要になります.採取・加工系職であれば,職業に対応するR3アイテム(2個あるいは2組必要)でも可です.
手数料5000Gを払えること
メインスキルがレベル4になっていること(未確認)
 採取系職3種(坑夫,きこり,狩人)については実際に確認済みですし,他の生産系職でも同様なのはまず間違いないでしょう.ただし,戦闘系職については未確認です.特に見習兵士にはレベル4にできるスキルはないはずですし...?

 なお,魔術師は単体魔法がLv4になっていればOKとのことです.

 以上の条件を揃えて,各職業のギルドマスターに話し掛けて “ランクアップする” を選び,手数料を払えばランクアップ完了です.

 なお,入門版の“今日からはじめるクロスゲート”でプレイしている場合は,以上の条件に加えて,ソフトのアップグレードが必要となります.

ランクアップすると?

 ランクアップすると以下のような変化があります.

職業名の変化
“見習○○” から,見習なしの “○○” になります.
使用可能な装備のランク上限が上がる
見習時にR4まで使えたものはR6まで使えるようになる,等.
スキルレベルの上限が上がる
メインスキルの上限は4から6まで,その他のスキルも職業に関連したもの(剣職人なら他の武器作成スキルや武器修理スキル等)を中心に上限が上がります.

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