私たちの体は、自分の精神状態をこえる過度の疲れやストレス
悩みなどをかかえたとき、眠りが浅くなっていきます。
体は、横になって眠りにつけたようにみえても、感情という部位の
脳細胞の組織が、夜間も活発に働いてしまうからです。
「何の迷いも心配することもないから、ぐっすりおやすみ」という意識
の指令が脳へ届かない限り熟睡することはなかなかできません。
でも眠れないからといって、安定剤や睡眠薬などの薬に頼ることは
できるだけ避けて、自分自身の心と向き合い、生活のリズム、
食生活を見つめなおして、体調を整えていきたいものです。 

牛乳・・・

牛乳にたくさん含まれているカルシュウムは、不安や
ストレスを解消してくれます。牛乳を飲むと神経が休まり
眠りを誘ってくれます。

セロリ・・・

神経をしずめる働きがあるセロリは、古くからヨーロッパで
薬用として使われています。過敏になっている神経を
リラックスさせてくれるので、眠れないときにとり入れると
効果的です。

玉ねぎ・・

玉ねぎ療法は世界中で広く行われている不眠解消法の
ひとつです。 日本では江戸時代から行われていました。
玉ねぎを細かく刻んでガーゼに包み、これを枕元に置くと
中に含まれている揮発性の成分(ネギ油)が神経を安定
させ、眠りに導いてくれるといわれています。

* たとえ眠れなくても体は何とか生きようとしていくものです。
  なにがなんでも眠らなければという思いが、ますます心に負担に
  なってしまいます。
  一時間半眠れたら、それもよし。3時間眠れたらもっとよし。
  そんな気もちで不眠とむきあっていきましょう。  

第五章 疲れているひとたちへ  眠れないとき

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