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「パソコン作業でずっと座りっぱなし」「目が痛い、肩が痛い、背中が痛い」

――オフィスなどで同じ姿勢のまま仕事をする人は肩こりなどに悩まされがちです。今週は、職場でちょっとした空間でできるストレッチ体操を紹介します。(東光泰典記者)


※体操は、新日本スポーツ連盟神奈川県連盟の石川正士さんにアドバイスをいただきました。

筋肉を休ませるきっかけを
芝病院・大門クリニック
 医療トレーナー 武田紀子

 伺時間も同じ姿勢がつづくと、血液の循環が悪くなり、体全体の筋肉が緊張してかたくなってしまいます。
 肩こりなどは、筋肉の硬直した状態です。これを放っておくと、筋肉疲労がすすみ、目の痛み・頭痛・吐き気があらわれたり、頚肩腕(けいけんわん)症候群という病気に進行する恐れがありきす。
 接客業で立ちっぱなしの人も同様で、腰痛をおこす原因となります。配送業や介護の仕事など、中腰のまま重いものをもつことが多い人は、足の筋肉や腰のあたりの筋肉に大きな負担がかかります。とくに中腰の状態がつづくと椎間板(ついかんばん=背骨の一部)に圧力がかかったり、背筋群に負担がかかってしまい腰痛の原因になります。
 ストレッチ体操は、筋肉の緊張をほぐし、縮んだ筋肉を伸ばし、休ませるきっかけをつくることができます。また、コリ感や重だるさ、痛みなどが実感でき、体の状態を知ることができます。
 ストレッチ体操をしたあとは5分はど筋肉を休ませます。そうすれば気持ちよくリフレッシュできます。

座ったままでできる肩のストレッチ体操
片方の腕をまっすぐ伸ばし、ヒジを曲げる。
もう片方の手でヒジを持ちひっぱる。


少し広いスペースで
下半身のストレッチ
イスに座ったまま
上半身のストレッチ
適度に体を動かして思考力もアップ

 実際にやってみて、「使っていない筋肉がこんなにあったんだ」と驚いた。指導してくれた石川さんは、「ストレッチ体操をすれば月削こ血流が行くため、頭がはっきりします。思考力がつきますよ。人間は適度に体を動かすことで、全面的に発達できるのです」と話してくれた。一息ついて、職場の仲間とも誘いあって、ストレッチをしてみよう。

(民主青年新聞 2004年12月6日発行)



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