Dos/Vパソコン、Win95から10年
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UpDate2004/04/01
整理2019/10/01

2004年当時の雑感
DOS/Vパソコンが我が家にやってきたのが1995年4月、
そう、Windows95が発売されるとは知らなかった8カ月前だ。2004年で10年目に入るが....
この10年で技術の進歩は加速度的に上昇している。どの様な事をやってきたか整理をかねて大掃除した。

最初に買ったDOS/Vマシンは富士通のFMV−499でセット購入価格268,000円だった。
ペンティアム時代直前の最後の大物CPU、DX4-100MHzを搭載していた。
2台目は、同じく富士通のFMV−5120(本体のみ)で1996年6月購入価格219,800円だった。
MV499廃棄の際、CPUは記念に残している。 (左下写真)
DX4は、今見ると、あまりにもかわいい(小さい)CPUだ。もっとも、その頃は、ずいぶんと大きく感じたものだった。
しかし、今でも、CPUサイズ(外周)はそんなに変わらないと思うが、上に載っかっているフィンがあまりにも変わってきた。
DOS/Vが浸透したのも互換性が優れていたからだと思う。
左写真のCPUはDX4-100MHzで、右側は1GHz超のCPUとファン相違が半端でない。

その後、パーツを集めて自作する、あるいは、改造する様になった。多分、FMV−5120はタワー型だったので何やら取り付けた記憶もあるがはっきりしない。それほど変化がはげしい時代だった。
最初の自作マザーは、MSIのMS−5169(左写真)、記憶として、初の100MマザーでK6−2/300MHzにて動かしていたが、結構、Webなんかでも話題になったマザーボードだと思う。
この時のパーツ集めのレシートが残っており、1998年7月23日付けとなっている。
1 電源付きケース 12,800円
2 マザーボード(MSI) 15,980円
3 CPU(K6−2/300MHz) 26,800円
4 メモリー(64MB) 16,800円
5 組み立てパーツ?(何だろう) 2,280円
  合計(消費税5%含み) 78,393円

何といっても、当時、最先端の100MHzバスをサポートしたマザーボードに最先端?のAMDを載っけて満足していた。
ビデオボードは、同じMSIのAGPビデオボードを後から購入し組み込んで使った。
その後の自転車操業みたいなパソコン生活?の始まりでもある。
もっとも、FMV−5120がATマシンで、「新時代のATXマザーがそのままの入れ換えられない」事情もあった為、新規PCとなった経緯もある。
最初のFMV−499がDX4−100MHzマシン、次がペンティアム120MHz、そしてAMDのK6−2/300MHzと、徐々にスピードアップし、今の最新マシンがペンティアム4の2.8GHz/512MBとなっているし、ビデオカードにも128MB載っている。
最初のFMV−499は、ハードディスク420MBでメモリーは標準で8MBしか!、載っていなかった(最大でも64MBとなっている)。
その後、仕事でもパソコンをいじる(製品で使う)事もあり、適当に余剰部品を横流しし、+4MBとか+8MBとか、ちょこちょこと、メモリーを増やしてきた。
FMV−5120でも、まだ標準は8MBが2枚載っているだけだったし、 最大192MBまでとなっていが、メモリースロットは6本もあり、いかに、当時はメモリーサイズが小さかった事を表している。
HDDは1GB、4倍速CDドライブと云ったところ。当然、ISAバスが主流。
それが今では1発128MBとか、256MBのメモリーしかない時代となった。
さすがに512MB超は予算的に買えない。
今回、Win95に始まるパソコン生活10年目に向かう新しい環境として、95時代からP4時代にリニューアルを1月〜2月にかけて行った。
具体的には、Socket7/Socket370マザー&SDRAMからの決別と云うことになる。
もっとも、実際のところは、Bフレッツで6Mストリーミングが満足に見れない為のイライラが嵩じた結果でもある。しかし、最初の頃と比べるとはるかに少ない投資金額で、はるかに大きいスペックを手にする時代だと、改めて実感した次第。以下、リニューアル記録を載せると.....

★その1★
    2004年1月、初のキューブタイプPCとしてShuttleのベアボーン(MINQ460VZ)を購入し、Celeron2.4GHz/256MBで組み立てたが、手持ち流用分を除くと約35,000円の投資となる。
但し、手持ちのFDDがフロントパネル無しだったので、その後、FDDを購入した。
初のSocket478で、ファンの取り付けが非常に楽になっているのがよかったが、しかし、なんともでっかいファンだ。
内蔵Videoでも3Mストリーミングは安定して見る事ができる。グラフィックボードを変えればきっと6Mもokと思う。
しかし、このケースはCDドライブのふたを外さないと組み込めないタイプで結構面倒だったが、それなりにデザインの統一があって良いかなとも思う。
でも、カバーを外したのは良いが、もう、元に戻せそうも無い。取り敢えずはDVDも読み出すことはできるので終身雇用になりそうだ。
内部を見ると空間の1/3くらいはCPUが占めている。先のDX4に比べると世界がまったく異なっている!
しかし、”騒音"や"振動(特にCDドライブ時)"が大きくて、机上のキューブパソコンの夢は遠く離れてしまった。
★その2★
    2004年2月始め、我がメインPC用にAlbatronの865PE Proマザーを購入し、初の本流Pentium4/2.8GHzとメモリー512MBを組み込み、すでに購入済みのGeForceFX5200/128MBとの組み合わせで、やっと、安定してBフレッツの6Mストリーミングが見れる様になった。これで当初の目的を達成し、大満足!?
ついでに電源ユニットをファンコントロール付きの無音(と、書いてあった)電源に交換したが、耳に付く音が遠くになった程度か。
又、普段使わないドライブ類も外し、軽快動作を目指した。手持ち流用を除くと48,000円ほどの投資を行い、6Mストリーミングを楽しむ環境が出来上がった。
しかし、Pen4が2万円ほどしたが、最初に購入したK6−2/300MHzより少し安い値段だ。K6−2の時はC/P十分と思って、あるいは、そんなに選択肢が少なくて買ってしまったが、今回は、Pen4かCeleronかと云う選択肢と細かな周波数設定で、いい加減、悩んでしまった。
★その3★
    その2に続く、リニューアルで、いままでメインPCに用いていたCeleron1.3GHzマザーをAVパソコンに 移行することにした。このCPUは100Mメモリーで使える最高周波数だったと思う。(100×1.3で動作)
取り敢えず、投資0円。メインPCからはみ出したHDDなどもこちらに移し、データバックアップ用にした。又、あちこちからメモリーを集め、512MBを実装 した。もっとも、もっと実装したかったが、手持ちメモリーの組み合わせでは512MBしか実装できなかった。(残念)
HDDもメインPCから移すことにし、3.5インチベイを新たに今あるところの下につり下げる格好で納めた。
CPUがCeleron950MHzから1.3GHzになり、メモリーも少し増えたので、多少なりとも快適な速度?でAVライフを過ごせるかと思っている。
でも、旧CPUシステムであり、大差ない様な気もしている。
★その4★
   2月後半、最後に家族用のPC(NEC/ValueStar500MHz)のマザーボードを最新のマザーに置き換え、Celeron2.4GHz/256MBメモリーとした。よく分からないメーカーのマザーボードだが値段だけで選んだが、後から調べたら、安さで売っているメーカーの様だった。
しかし、MicroATX規格ですんなりと置き換える事ができた。ケースの電源スイッチやLEDがバラコネクタでなかった為、どうなるとか思ったが、そのまま差す事ができ、さすがに世界のATXと思ってしまった。尚、投資は22,000円ほどなったが、3Mストリーミグまでは堪能できる。
しかし、新旧の実装状態を比べると、新マザーの巨大なCPUが目につく。MicroATXボードとなると相対的にCPUの巨大さが増してくる。

これで、今回のリニューアル総額がパソコン3台+1台で11万円ほどかかった。最初の自作PC(1998年当時)で8万円近い費用を 出した事を考えると、ずいぶんと安く、かつ、大幅なスペックアップを行う事ができた。
しかし、Bフレッツの6Mストリーミングを安定して見る事をきっかけにリニューアルしたが、グラフィックボードの性能具合で3Mまでか6Mが可能かの別れ道と思える。
GeForceFX5200は並の性能と思うが、まだ1万近いが、逆に云えば、一般的な市販パソコンでは、並クラスのグラフィック機能しかないと思うので、やはり、 3Mストリーミング程度が限界かも知れない。
尚、Bフレッツのページにも要求仕様?が掲載されているが、云わんとするところがいまいち分かりにくい気がする。
後は、いまや旧式のノートパソコンが2台残っているが、いじり様も無いので使い続けるしかないかと思っている。
取り敢えずは、どちらも800MHzクラスのCPUなので、重いアプリケーションを入れない限り使えるかと思っている。
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フレッツスクエアの6Mストリーミングに焦点を合わせてPCリニューアルを色々と行ったが、最当時{
Windows Media Video 9 Professional による高精細品質}なるページがあった。
ここには
8Mストリーミング(1920 x 1080)がUpされており、これを再生するハード要件も示してあった。
これによると、我がメインPCだけがかろうじて最低レベルでランク入りしそうだ。
事実、再生する事はできるが、時たま、ほんの少し、もたつく事がある。
次の挑戦テーマが現れたと云った所だが、しばらくは休戦だ。

システム要件(前記HPから)
他のシステム構成でもこのコンテンツを再生できる場合がありますが、再生を最適化するには、2.53 GHz Intel または AMD Athlon XP 2200+ 以上のプロセッサ (720p の場合)、または 3.0GHz 以上のプロセッサ (1080p の場合) のシステムを推奨します。 いずれの場合も、32 MB のメモリを搭載した AGP4x ベースの NVIDIA または ATI ビデオ アダプタ カードを装着し、最新の OEM ドライバ アップデートをインストールすることをお勧め。

最初に買ったVGAボード

1200BPSのモデム

最初に買ったTVチューナー

その裏側!
今回のリニューアルに合わせ、今までのパソコンパーツの店開きをした。しかし、「出てくる出てくる」と云ったところで、自分でも唖然としてしまった。ビデオボードも使っていないのがPCIが 3枚にAGPが2枚でてきた。最初に買ったビデオボードは1996年1月で、PCIバス(AGPはまだ登場していない時代)で26,000円ほどしている。
今だったら、とても買えない値段だ。相対的な価格価値観で「安い」と思ったから買ったと思う。これだけビデオボードがあると云う事は、開発・機能Upの最前線のパーツだった証拠かもしれない。もっともゲーマでないので最先端のビデオボードなど無関係でコスト優先が先決のボード選択となっている。
しかし、今ではマザーボードにオンボード実装が普通になってきたのではみ出してきたのも事実だ。
今回のリニューアルでもビデオボードを入れたのはメインPCの1台しかない。
マザーボードに関しては、今回、リニューアルした事もあり、5枚手元にある。TVチューナーボードも全部で3枚ある。はみ出ているCDドライブが2台、外付けの2倍速CD−RW/SCSI接続が1台あるが、今となってはこれははっきり云ってゴミだ。その他、細かいものをあげるとずいぶんとある。モデムカードなんかは何枚すてたことか。メーカー製のおまけ要素が強く、無駄な費用を購入者に押しつけているパーツだ。これもはっきり云ってゴミだ。しかし、さすがに据え置きのモデム(EPSON/SR120)は残している。
HDDもずいぶんと使ったし、結構、消耗品との実感がある。いたい目にもずいぶんとあってきた。なかなか、難しい問題だ。
最近は、容量が大きくなりすぎた感じもする。信頼性が高く、10数年の動作保証があれば良いが、「運が悪ければそれまでよ」の社会情勢ではSCANDISKにしろ、つらいところがある。
などなど、....
しかし、しかし、...、パーツの陰干し?などをしたが、いままでパソコン関係にいくら費やしたのか? 少なくとも、平均的な人よりは多少多いかもしれない。
Dos/V前のPC−98時代を含めると、さらに膨らんでくる。DOS/V10年目を迎えることになるが、12年目くらい(干支一巡)になれば、周りはBTXマザーで埋まっているかもしれない。
最初のチューナーボードは、1997年12月に購入で18,000円ほどしていた。今であれば、半分くらいの基板面積で5,000円くらいで買えるレベルの製品かと思う。
結構、チューナー部分がでっかいのが目につく。この為、裏側にも大きなICが貼りついている。しかし、Win95時代の製品であり、製造メーカーもつぶれた為、いつ捨てようかと迷っている。

いろいろと使った過去世界のマザーボード
FreeWay/FW-5VGF FreeWay/FWD-CUPA ABIT/VH6 NECのMB


色々とパソコンパーツは面白いと思う。
知恵の出しところかもしれない。(技術的にも、デザイン的にも)
(左上写真)すごく厚みのある1GBのHDDも、どこか懐かしさのある大きさだ。指タッチの「マウス」も面白かった。間違って「ペン」で操作して書き込んでしまったこともある。
IrDAも過渡期の製品かと思えば、いまだ生き残っている。
左のZIPドライブは、ディスクそのものがフロッピーと比べ、踏んづけても壊れないと思えるほど丈夫で100MBも入る魔法のディスクで一時期、インターナルタイプとポータブルの2つを適当に使って活用していた。ディスクもずいぶんと買い込んだ思い出がある。しかし、やはり、長く使える機材・媒体を使わないとデータの維持・保存ができないところが電子データの泣きどころかもしれない。
この先、CDがいつまで残るか。本命は結局なく、バックアップ機能の付いたサーバーマシンが一番長持ちするかもしれない。
電子データであるゆえに、常に最新マシンに移行すれば良い。
が、データ量が多くなるにつれ、移行そのものが大変になっている。昨年、80GBのファイルサーバーを160GBのファイルサーバーに入れ換えたが、次は...と、思うと、やはりデータの維持が大変に思えてくる。
安定した、信頼性のある、ランニングコストの安いレンタルサーバー・ストレージーサーバーが使えれば切り換えたい様な気がしている。
きっと、数年後のトレンドはレンタルサーバーかもしれない。
今の所のトレンドはUSBだと思っている。USBが普及した事がパソコンのすそ野がより広がったと思う。身の回りにも単独のUSB接続機器が色々とある。数年前までは考えられない種類だ。これらがパラレルポートやRS232ポートでは、きっと普及しなかったと思う。近いうち、今度は無線USBが出てくる話もあるが、無線LANと取って替わるのだろうか、しばらく様子見だと思っている。もっとも、我が家は有線LANの世界で無線とは無縁だが。
 
 

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