わが電源コントロールの歴史

2021/03/01

昔から楽する為の努力を行ってきた。
最初はオーディオ趣味で色々と機材の電源を入り切りする為に4〜5回路の電源コントローラを作った。
その後、左写真は、1970年の頃に作ったもので赤ボタンで電源をオンとし、黒ボタンが複数の赤ボタン電源をオフとするリレー制御の回路構成だった。
お手軽デジカメ時代でないので、この写真のみ見つけることができた。

左は、本格的に作った電源リモコンで、1982年制作とメモがある。
40年ほど前になる。
当初は、左端の電源ボックス(リレーボックス)と中央に載っている手動設定コントローラの組合せで、複数のユニットのユニット番号と、そのユニットの回路番号を設定してオンオフボタンで 操作(動作確認)を行った。
いずれも、ディスクリートのロジック回路で構成している。
その後、マイコン版のコントローラを制作し、単体や複数の回路を一括や時間差を設けて制御できる様に色々とボタン操作に対してプログラム化し、手動式は役目を終了した。  又、電源ボックスは全部で5台作った。
コントローラは本体のキーボード以外に、何かの赤外リモコンを改造して有線リモコンとした外部キーボードでもコントロールできる様にしていた。
8bitCPU/2kB-ROM/2kB-RAMの構成で、電源部を含め、すべてディスクリート部品で手作りしていた。もう、作れないな〜
手動式のコントローラをバラしたら「ナショナル」の乾電池が4本入ったままだった。
有効期限が'84-07となっていたが、液漏れゼロ、4本合計の端子電圧は4.12Vだった。さすが、技術と信頼のナショナル/松下電池工業(株)だ。
又、マイコン側バックアップ電池の電圧も測ったら1.2Vでバックアップokだ。
ただ、さすがに時代物で最近やっと現役から外した。
尚、下は、手動式リモコンと電源ボックスをバラした写真で、その下はコントローラー本体の内部写真となる。懐かしき手作り時代かと.....


パソコンターゲットの電源コントローラー
上の電源リモコンからパソコン関係に特化した電源コントローラを2000年頃に作ったもので、電源系統を通常ラインとUPSラインに分けて停電対策必須の系統を設けたのが目玉となっているが、 回路的には、ロジック回路のみで構成し、操作スイッチで個別にオンオフすることができる様にした。(左上写真手前のボックス)
その他に、パソコン起動に伴う5V電源を引き込んで、パソコン側で電源オフ操作すると、5V遮断により、結果としてディスプレイを含む周辺機器を一括して自動オフする事ができる様にしている。
当初はSCSI接続でスキャナーやMOなどパソコンより先に電源を切れないものがあり活用していたが、それらの機器を使わなくなったり、USBインターフェイスやLAN接続となり、電源オンオフの順番も関係なくなって、 最後は、ディスプレイなどの一部の活用となってしまった。

新しいパソコン電源コントローラー
2021年を迎え、新しい電源コントローラーを制作した。
回路数は4chで、ターゲットはメインモニター/サブモニター/USBハブ電源/温度制御ファンとなっている。
パソコンの電源を入れ、プログラムが立ち上がるとスタートアップに登録したこのコントローラーの制御プログラムを起動し、自動でモニターと温度制御ファンの電源をオンとし、最小化画面で待機させている。
パソコンを切る時は、この制御プログラムを元に戻して[電源オフ]クリックすることにより、電源コントローラーに対して時差を持たせてモニター等の電源オフ を指示した後、パソコン電源をシャットダウンさせる。
上の写真は、完成した電源コントローラーの様子で、下側左は内部の基板状況となる。
下側の右写真は制御プログラム画面で、画面を通して電源CHを個別にオンオフすることもできるが、通常時、個別にオンオフする時は赤外リモコンを用いている。
パソコンのシャットダウンは、それなりの先人の知恵をコピペした。
ただ、スタートアップの起動の為、オートログインとしている為、多少、セキュリティの問題はあるが、家庭内で関係ないか・・・

おまけの電源コントローラー
家族用のコンポステレオを入手した頃(1990年頃)に作ったと思う。
回路数は4つで、1回路は調光機能付きとしていた。
ただ、作っただけの感じであまり使わずにお蔵入りしたと思う。
ちょっとだけ工夫したのは、コンポのリモコンであまり使わないと思う操作信号をコンポ側から取出してオンオフできる様にした。
ちょっと、何をどうしたのか定かでない一過性の電源コントローラだったが、まだ残っていた。

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