半村 良

都市の仮面

bookf1_022 角川文庫 375−16
事務機を扱う中小企業のセールスマン駒井は、味けない毎日から抜け出たいと強く願っていた。そんな時、思わぬ幸運が舞い込んだ。一流商社から、ただ優雅に暮らし、遊ぶことだけを条件に、引き抜かれたのだ。 都心に豪華マンションを与えられた彼は、とびきりの美人から奇妙な研修をほとほこされた後、流行のファッションに身を包み、毎夜、一流のクラブに出入りするようになった。だが、享楽の果てに彼を舞っていたものは・・・・。 表題作ほか、何げない日常生活にひそむ恐怖を描く力作五篇を収録。


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