J.P.ホーガン

プロテメウス・オペレーション(上下)

book2_015 ハヤカワ文庫 SF740−741
[上]
1974年、世界はかつてない暗黒時代を迎えていた。第二次大戦で圧倒的勝利をおさめていたナチス・ドイツが、ヨーロッパはおろかアジアやアフリカ、さらには南アメリカまで支配していたのだ。ナチスの魔手は次第にアメリカ合衆国へと伸び、ふたたび戦争が起こるのは必至だった。そのアメリカに唯一残された希望が《プロテウス 作戦》だ−−過去の世界に選りすぐりの工作隊を送りこみ、歴史の進路をねじ曲げて いち早くナチスの野望を叩きつぶすのだ!かくて<プロテウス部隊>し勇躍時間の流れに飛び込んだが・・・・人気絶頂のホーガンが時間テーマに挑んだ雄渾のSF大作!
[下]
1939年の世界に無事にたどりついた《プロテウス部隊》だったが、その前途には 暗雲がたれこめていた。アメリカは不況に悩み、ヨーロッパ諸国は、領土拡大の野心 に燃えるナチスを見くびって、なんの対応もできないありさまだったのである。   《部隊》はまず政界の第一線を退いたチャーチル議員に協力を要請、さらにアインシュタインをはじめとする当代一級の科学者たちと接触して新兵器の開発を急ぐが、ナチスを裏であやつる謎の存在が、次第にその姿をあらわしつつあった・・・・現代ハードSFの旗手たるホーガンが徹底した調査と大胆な仮説で描きあげた、もう一つの第二次大戦!


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