アナログを蘇らせる!
UpDate 2002/10/01
蘇ったプレーヤー
サークルKのPR紙
単に、読む時間が無かっただけで、最近、出張で5時間ほど列車に乗った時に、やっと、「アナログを蘇らせた男(講談社も21−1)」を一気に読み終えた。
オーディオマニアに限らず、幅広い層に対して読みごたえのある本と思える。
内容的には、CDの発売前夜(前後、数年?)の物語と云えるかもしれない。
しかし、音楽をじっくり聴くには、きわめて重要なバイブルとなるかも知れない。
自分自身、並のオーディオマニアの部類に入るかもしれないが、CD発売以降、ほとんど、休眠状態のオーディオマニアとなる。
ここに書かれている内容は、単にオーディオの事を示唆しているのではなく、今の時代環境をどの様に考え、やり過ごしていくか、見直していくか、と、云った色々な面に渡った内容が書かれている。
でも、そのような事は別として、いかに音楽を聴くか(聞く、ではない)と云う事を改めて見直し、やはり、音楽を聴きたい気持ちにさせてくれる。
本の記事は、1992年に書かれたものだが、今、読んでも、10年間の空白は何の関係もなく読む事ができる。
逆に云えば、その後の10年間は、音楽に対する激動の無い、静かに過ぎ去った10年かもしれない。
この本を読み終えた後、たまたま、サークルKに寄った時、手にしたPR誌(K・ing9月号)に、アナログを蘇らせた男、その人の記事が載っていた。
しかし、この編集者は、プレーヤーの意味がわからない現代人では無いかと思っている。
右端の写真説明は、<ターンテーブル>となっていた。
別に間違いではないが、「蘇ったプレーヤー」とすべきでは無かったかと、勝手に批判している。
手元に、70年代〜80年代のオーディオカタログなどを多数持っているので、これらを整理し、見直して、オーディオ全盛の時代を改めて紹介して行こうかと思っている。

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