三番瀨Do会議発足

 三番瀬、アサリをとったりカニとたわむれたり干潟を目いっぱい体険している人々であふれています。こんなに人間に役に立っている三番瀬なのに、どうして埋め立てられてしまうのだろうと素朴に思います。「三番瀬Do会議」は、そのような疑問から出発しました。発足スタッフは15名ほどですが、だれもが自然保護や野鳥の専門家でもなく、毎日生活のために働き、そして家族の世話に明けくれている人たちです。
 集まったきっかけは、昨年開催した「土曜学校」という連続市民講座でした(三番瀬を守る署名ネットワーク主催)。その講座は三番瀬埋め立て計画の個々の土地利用の必要性と妥当性を検討するもので、『未来に残そう三番瀬』という冊子にまとめる作業も力をあわせてやりました。三番瀬を知らなければ、何も行動しなかったでしょう。しかし、知れば「どうにかしなくっちゃ」と思うのを、生活保守のために押さえつけることができないのも、人聞としての一面の真実です。
 5月9日にささやかな発足の会を、関係者を呼んでやりました。なごやかないい門出でした。、それから、スタッフにとって忙しい日々がつづきます。なんのためにやるか?自分のため、子どもたちの未来のため。政治に文句をいうまえに、自分たちで変えていこうという社会的努力をしましょう。今はそういう時代だと思います。三番瀬は、わたしたちの手中にあるのです。ひとリでも多くの人たちの手が三番瀬をささえてくれますように。
(三番瀨Do会議事務局長: 鈴木 美和子)