太陽系の誕生


わたし(地球)は太陽系の中に住んでるの。それは知っているわね。それじゃ、太陽系の事はどのくらい知っている?

 太陽系は太陽を中心として、なんと61個もの天体が集まっているんですって。びっくりね。
中心にあるのが太陽。太陽の周りを回っている惑星が水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。そして惑星の周りを回っている衛星。月はわたしの衛星って事ね。それから彗星。最近ではヘールボップ彗星がやってきたわよね。

 太陽系がどのように誕生したかはわたしもよく知らないの。宇宙を漂っていたガスが集まって太陽が出来たらしいんだけど、その時、太陽になりそこなったのもが惑星や衛星になったみたい。
太陽が生まれる時にグルグル回転しながら固まったら、いくつか固まり損ねて惑星になったとか、近くを恒星が通過して、その引力で太陽の一部がちぎれて惑星になったとか、太陽に引き寄せられた宇宙のガスがぶつかり合って惑星になったとか、いろいろ言われているわ。でも本当の事はまだ誰も知らないの。知ってたら教えてくださる?

太陽系の天体の大きさ  これが太陽系の惑星。水星から冥王星まで順番に並んでいるわ。左から3番目がわたしよ。
大きさの違いがよく分かるわね。でも太陽はこの絵におさまらないくらい大きいの。直径はわたしの約110倍。重さ(質量)はわたしの33万倍ですって。おデブちゃんね。
わたしと太陽の間はは約1億5千万kmも離れているの。光の速さで走っても8分ほどかかるのよ。
わたしが住んでいるところが分かったかしら。次はいよいよわたしの誕生のお話を聞かせてあげるわ。


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