エルサレムからのHOT NEWS
−イスラエル・パレスチナの紛争の解決を願って−

この記事はイスラエルより発信されている「NONVIOLENCE (非暴力)」のホームページより、製作者 ラエド・アブサリア神父様の許可を得て「聖地のこどもを支える会」で翻訳したものです。


オリーブ・ブランチ NO.177
2002年11月2日 土曜日

アブサリア神父のメッセージ
トワーヌ・ファン・テーフェレンによるベツレヘムだよりNO.37
Dr.マリア.C.コウリーによる「キリストの時代に遡るタイベ村のルーツ」

親愛なる友人、兄弟、姉妹の皆さん、
 この二日間、キリスト教、イスラム徒、ユダヤ教の子供たちと平和の歌を録音するというプロジェクトを進めていましたが、その結果に非常に満足しています。この二日間、パレスチナとイスラエルの子供たちが一緒になって、イスラエルのスタジオで2ヶ月以上も前から練習してきた歌を録音しました。ここに綴った詳細を添付しますが、ありがたいことにようやく今日それが実り、近い将来、この歌はディスクになります。このような偉業の達成という夢の実現を願ったフランスの友人たちをとりまとめ、支えることができたことを私は非常に嬉しく、また誇りに思います。この作業においてはタイベ村そして学校の子供たちが主要な役割を果たしました。子供たちは「When they will stop?(いつ止めるの?)」というこの歌の中で、世界中の人々、特に大人たちやリーダーたちに、どうか止めてくださいと繰り返しメッセージを叫んでいます。

 今の時勢において、このような小さな出来事は私たちにとって非常に大切なことです。パレスチナとイスラエル両者の大人たちが血なまぐさい紛争の中で互いを殺し合い、子供たちを苦しめ戦争の犠牲にしているこのときに、パレスチナとイスラエルの子供たちに共に歌を歌ってもらうことができたのですから。子供たちはただ一緒に歌を歌っただけでなく、一人のイスラエル人の子供の家に招待され食事も一緒にしました。また、今度の土曜日には子供たちはタイベ村に招待され、歌の録音が成功裏に終わったことを祝う食事会を持つことにもなっています。
           

ラエド・アブサリア神父



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