【ボランティア・ポイントへ行けない!?】

シーライオン・アイランドから戻った後、翌日のボランティア・ポイントへのツアーを確定するため、再度ITTのオフィスへ向かった。ジェニーさんは電話中で、別の女性が応対してくれた。聞くと、まだ確定できていないとのことで、泊まっているホテル名を聞かれ、決まったら電話するからという話でそこを出た。ホテルに戻ると、シーライオンでの疲れか、ベッドに倒れ込むなり眠ってしまったようだ。気が付くと、もう7時半。連絡はない。急いでITTに行ってみると、何と、もう閉まっているではないかっ!のぞき込んでドアを叩いても誰もいない。しまったあ。さあ、どうするどうする。

とりあえず、以前インフォメーションで教えてもらった、ボランティア・ポイントへのツアーを扱っている所に電話をかけてみた。2カ所あったうち、最初にかけた相手はトニーさんという男の人で、もうスケジュールが一杯で無理だと言われた。しかし何と別の人を紹介してくれて、もしそこにかけてだめだったらもう一度連絡してくれ、とトニーさんは言って電話を切った。教えてもらったのはシャロンさんという女性で、実は元々かけようと思っていたもう一人のほうでもあった。かけると事務員らしき女性が出て、彼女は外出中で、たぶん遅くまで戻ってこないだろうと言われた。...もうダメか...。がっくり肩を落とし、もう一度トニーさんにかけてみる。「トニー、駄目だったよ。もうおしまいだ。君との友情はわすれないゼ..」なんてことを言う暇もなく、トニーさんは別の人を当たってくれていて、何ともう予約まで入れてくれていたようなのだった。しかし本来は何人かの混載で行くツアーに僕一人だけということで180ポンドかかるとのこと。もうOK、行けるだけでOK。そして翌朝9時にホテルに迎えに来てもらう約束をかわし、「Thank you,Thank you」と涙ながら(?)に訴える僕の声があまりにも切実に聞こえたのかトニーさんは笑いながら電話を切った。本当にありがとう、トニーさん。どんなに感謝してもし足りないぐらい!!

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