3/12(日)

【Because of bad weather】

昨日からの雪は相変わらずで、やむ気配がない。大きなラッセル車が、窓の向こうで忙しく働いているのが見える。朝一番で、デジカメ写真取り込みの件は解決した。なんと、スマートメディアの入れ方が裏表逆だったのだ!マドレーヌ島に着いたら、電気屋かカメラ屋で別のカードアダプターを探すつもりだったが、これで解決した。しかし何とおマヌケな話よ...。これで後は、ページのファイル転送が成功すればよし。こちらは、まだうまくいかない。しかし、あとはマドレーヌ島に着いてからだ。

早朝のバスに乗り、昨日到着したモントリオール空港に向かう。チェックインを済ませ、ゲートに辿り着いて表示を見ると、10時発が10時半に変更になっていた。椅子に座り待っていると、更に11時5分に変更となる。その後何かアナウンスがあり、カウンターに人が集まってきた。アナウンスの内容は聞き取れなかったが、出発表示は変わらないので、そのまま待つことにした。

相変わらず、カウンター近辺が騒がしい。だんだん不安になってきた。遂に席を立ち、係員に聞いてみた。不安的中!!マドレーヌ行きの飛行機はキャンセルになっていた。
 「Because of bad weather.」
首を振りながら、係員は僕にそう告げた。悪天候により飛行機がキャンセルになることはよくある、と聞かされてはいた。しかし、それが現実になるとすぐには受け入れられない。これで今日1日はパアになるのか。しばらく茫然としていたが、思い直し、チェックインカウンターに引き返した。順番待ちにイライラした後、自分の番が来る。祈る気持ちで、今日中に行ける便はないか探してもらうと、運良くそれは見つかった。モン・ジョリ経由で夜にマドレーヌ島に着く便があったのだ!これでよいかと聞いてくる係員に大きくうなずき、急いでそのチケットに変更してもらう。ゲートはさっきと同じ場所、出発まで時間はない。またまた急いでゲートまでとって返す。

11時40分発のはずが、時間が来てもアナウンスがない。さっき確かめた限りでは、欠航にはなっていないらしいが、不安は拭いきれない。この便もまたキャンセルになる可能性は充分にある。外は、まだ雪が降り続いている。
 11地50分。ようやくゲートが開いた。出発できそうだ。少し安心し、ゲートを抜け、飛行機まで歩いた。目の前には、20人ほどが乗れる程度の、小さなプロペラ機があった。乗り込む際に、ミネラルウォーターとサンドイッチの入った袋を、機長が手渡してくれる。これが機内食。雪の中を飛び立つ。
 
 

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