台湾
鳥と自然と食べ歩きの旅
2025年6月5日~6月16日(12日間)
■ 台北散策のはじまり
6/12(木)
■ 迪化街
台北の本格散策、初日。昨日までの疲れもあり、朝はゆっくりめに出発する。MRT(地下鉄)の72時間乗車券を購入し、向かったのは有名な迪化街だ。今日の行動を二人で話し合い、土日になると混み合うところに行っておこうと思って決めた。
西門駅で乗り換え、北門駅で降りる。宿からMRTの駅2つ分なので近い。駅を降りてすぐに商店街が見えてくる。小雨の降るなか、店をいくつか通り過ぎたあと、永楽市場という建物に入る。この中にたくさんのお店がひしめいているのだが、ここで偶然、建物内の劇場で人形劇が土曜日に公演されることを発見! 人形劇をどこかで見たいと思っていたので、本当に幸運だった。QRコードで情報をゲットする。

迪化街 入口

永楽市場
市場の中をぐるりと歩いてから、知人に教えてもらったお店
「林合發油飯店」に赴く。油飯とは、字面から炒飯のようなものかと思っていたら、おこわのような感じ。一緒にチキン、里芋餅を注文する。店はテイクアウト専門で席はないのだが、手慣れた様子の店員さんが少し歩いた先にあるフリーの座席スペースまで案内してくれた。食べてみると、教えてもらったとおり、どれもが素晴らしく美味しかった。おこわはいくらでも食べられる味、チキンは皮はパリパリで中まで味がしみている。里芋餅は薄味で、主食にぴったり。どれもまた食べたくなる味だった。行列のできる超人気店だと聞いていたが、今日はそんなことはなくすぐに買えたのもよかった。(この後、土曜日に再訪した際には市場の外まで行列ができていた。)

油飯とチキン

最高!
その後はまた迪化街を歩く。薬局では、症状別に調合した漢方薬や虫よけ、入浴剤などが並んでいて面白い。お茶屋さんでは、初めて見る「台湾No.23」という種類が売られていた。同じ商品でも、MRTの駅から遠ざかるほど値段が安くなるようだ。しばらく歩いて値段のおよその相場を確認したあと、スープが美味しかった「金針花」、ドラゴンフルーツの干物、花椒など、欲しいと思っていたもの、目についたものを買っていく。雑貨店であでりーは、かつてテレビで紹介されていたアヒル柄の帽子を発見。しかもその店はiCASHカードが使える店だったので、喜んで購入する。
まだまだ店は先まで続くが、適当なところで引き返す。
「爆漿大貢丸」というお店で、豆花(トウファ)があったので食べてみる。見た目のとおり、まさに豆腐に甘いシロップがかかった感じだった。ここでしばらく休息をとることができた。その後、荷物が多くなったので、いったん宿に戻る。

豆花
■ 中正紀念堂で鳥ざんまい
宿で荷物を降ろし、すこし休んでから再出発。朝が遅かったので既に15時を過ぎていたが、僕が行きたかった中正紀念堂に向かう。MRTを出て国家戯劇院のそばを通り、外壁沿いの回廊のような場所を歩く。しばらくして建物が見えてきた。行く手にリスを発見、と思ったら大きなネズミだった。その後、ネズミと鳥がバトルしているのを見て楽しむ。

国家戯劇院
中正紀念堂のそばまで来たので、回廊を離れて近づく。確かに巨大な建物で、見ごたえがある。ただ、見たことのないいろんな鳥が出てくるので、どうしてもそちらに興味を惹かれてしまう。頭が白いクビワムクドリ、体の横に白い線の入ったシキチョウや、カササギもいた。遠くにバンも一羽、歩いている。アマサギもいる。ここは野鳥もたくさん見られると聞いていたが、想像以上の種類がいて嬉しい。
中正紀念堂を外から撮影したあと、階段を上り、中へと入る。巨大な蒋介石の像がある。高台からの景色もきれいだった。ふたたび階段を降り、今度は正面の門を目指して帰路を進む。やはり鳥がたくさんいるので、飽きない。十分に撮影をして、外に出た。

中正紀念堂

シキチョウ

クビワムクドリ

カササギ
次は、KKDAYのキャンペーンで二杯目の飲み物が無料になるお店「CHAFFEE」に向かう。事前に調べたすえ、中山駅近くにある誠品生活というデパートの中にあるのを見つけていた。僕は酢のドリンク、あでりーは東方美人茶を注文。僕のドリンクはかなり甘く、工業的な味だった。その後、僕は鳥の図鑑を買うためデパート内の本屋に行き、あでりーは小物雑貨を見て回るため、いったん別行動とする。鳥の図鑑は、一冊あったが水辺の鳥だけで、値段もわからないのでやめにした。
■ 二度目の夜市
夕食のため、テレビで見た「阿才的」という店に向かうが、見当たらない。おそらく閉店したのだろう。そこから、いったんトイレに入るためMRTの駅まで戻り、あらためて近くにある遼寧街夜市に向かった。僕が牛肉麺を食べたかったので、歩きながら見つけた
「潘家老牌牛肉麺」に入り、牛肉麺とスープ餃子を注文。麺を太麺で指定したら、きしめんくらいの太さの麺だった。食べると、三種類入っている牛肉、スープ、麺ともに抜群のうまさ。餃子も二種類が入っており、申し分なかった。付け合せの小菜(豆の麺)は、あでりーは食べたことがあるらしく、これまた美味しかった。その後、まだ少しなら食べられそうなので、牡蠣オムレツの店に入り、1個だけ注文。こちららも安定のうまさだったが、あでりーは昨日食べたほうが好みだったらしい。
今日はこれで宿に戻る。あでりーは最後に北投紅茶の1リットルサイズを購入して飲んでいた。宿に戻ったあとは日記を書き、早めに就寝。今日もいい一日となった。

潘家老牌牛肉麺

豆の麺

牛肉麺

餃子

牡蠣オムレツ