●指輪物語
プレイ人数
2〜5人
My評価





ゲーム内容
 プレイヤーはホビットとなり、邪悪な力を持つ指輪を破壊するための旅にでかける。

 プレイヤー間で勝負を競うのではなく、旅の途中で起こる様々なイベントに対し、プレイヤー同志が協力して凌いでいき、冒険を成功させることを目指します。
 ボードには、旅全体を表すメインボードと、各冒険地を表すアドベンチャーボードがあります。メインボード上には、7カ所の冒険地、そしてホビット達と暗黒の支配者サウロンとの位置関係を示す暗黒度チャートが描かれています。また、アドベンチャーボードには、3つあるいは4つのアクションチャートと、イベント表が描かれています。
 手番プレイヤーは、まずイベントタイルを引きます。各アクションチャート上のコマを進めるのが当座の行動ですが、「イベントの実行」タイルを引くと、イベント表に書かれている指示に従わなければいけません。
 イベントタイルの後、手番プレイヤーはカードをプレイします。ここでも、アクションチャートのコマを進めることになります。アクションチャート上には種々のマークが描かれ、そのマークに応じたライフタイルやシールドを受け取ります。
 メインのアクションチャートを移動し終えるか、全イベントが終了すれば、その冒険地は終わりです。最後の冒険地「モルドール」のメインチャートを進め、火山に指輪を投げ入れることができれば、冒険は成功となります。






物語に登場するホビット達。左から、フロド、サム、ピピン、メアリー、ディック。






各種イベントタイルのうち、アクションチャートを進められる、(良い)タイル。左から、避難・戦闘・旅・友好を表し、同じマークのアクションチャート上のコマを1マス進めることができる。
「イベントの実行」タイル。イベント表のマーカーを1マス進め、そこにある指示に従う。 カードを3枚捨てれば、何も起こらない。捨てられなければ、イベントを実行する。 指輪を持つホビット駒が、暗黒度チャートを1マス右に進む。 暗黒度チャート上で、ソーロン駒を1マス左に進めるか、手番プレイヤーのホビット駒を2マス右に進める。






ホビットカード。ボード上で、旅を進めるために使う。左から4枚がそれぞれ、避難、戦闘、旅、友好を表す。一番右側のカードは、左4枚のどのカードの代わりとしても使える。






旅の間に手に入れるべきライフタイル。左から、指輪、太陽、ハート。 旅の途中で得られるシールド。不慮のイベントに対応するため、あるいはガンダルフを呼ぶためにも使われる。






様々な効力を発揮する特殊カード。一番右側がガンダルフカードで、シールド5枚を消費することで使うことができる。






感想
 プレイヤー全員が一つの目的のために協力して戦う、という前代未聞のゲーム。RPGとボードゲームの融合とも言える斬新な試みは、大成功を遂げたと思います。
 ボードに描かれた絵は、素晴らしいの一言。そして、重厚なコンポーネントに負けない、ゲームそのものの面白さ。正に、みんなで協力して頑張って旅を進めている、という雰囲気がものすごく良く出ています。また、ルールは多いのですが、シミュレーションゲームほど複雑ではなく、一人リーダーがいれば大丈夫です。
 とにかく、このめくるめくファンタジーの世界を、一人でも多くの人に体験してほしいと思います。

次のゲームへ

前のゲームへ ゲームのページTOPへ