Watching (現地観戦記Y)

エピソード3 見はてぬ夢のつづき(千里の道も一歩から)

8/23/2006

 プロローグ:

 現地時間2006年1月22日、シアトル・シーホークスは球団史上初のカンファレンス・チャンピオンに輝きました。思えば長い道のりでした。1976年創設。1983年シーズンにはAFCチャンピオンシップに出場。残念ながら、スーパー出場にはいたらなかったものの、誰もが夢の実現はすぐ近くと思っていたはずです。それ以来地区優勝はするが、プレーオフで勝てず。プレーオフ勝利からもっとも遠いチームとまで言われました。何度となく夢に見たスーパーボウル出場を成し遂げた、その一日をお送りします。感動と興奮がすこしでも伝われば幸いです。



1.オイスター

"Ivar's FISH BAR"
 まず、今回訪れたレストランを紹介します。ウォーター・フロントにある"Ivar's"です。レストランも併設されていますが、やはりテイクアウトが普通です。ここのクラムチャウダーは味・量・価格のすべてに文句なしです。天気がよければ、海を散歩しながら食べることができます。雨でも問題ありません。テイクアウトのお客さん用に屋根のあるスペースがとなりに用意されています。うみねこさんの観戦記によると、クエスト・フィールドのフードコート内にもあるそうです。値段等も同じだと聞きます。


 2年前の観戦記で紹介した、同じくウォーター・フロントにある"Elliotte's Oyster House"に今回も行きました。もちろんフレッシュオイスターを食べるためです。実は、その昔シアトルに長くいたことがありました。が、当時は、このような高級店でカキを食べるような身分ではありませんでした。"Elliotte's Oyster House"で初めてカキを食べてから2年、カキのトリコになりました。日本でも好んで食べるようになりました。スーパー等の安いカキなので、"Elliotte's Oyster House"の味とは比べるまでもありませんが。

 折に触れ、カキに関するいろいろなことを知るようになりました。2年前の観戦記で、カキは熊本で食べればいいと書きました。訂正しなければなりません。現在熊本ではカキの養殖は行われていないそうです。おいしいと評判の"Kumamoto"は確かに熊本県産です。が、現在の熊本から運んできたものではありません。その昔、熊本で養殖が行われていたころにカキの稚貝がシアトルに輸出されました。その子孫が"Kumamoto"として現在にいたっているのだそうです。

 "Miyagi"という種類のカキもあります。これはその名のとおり宮城県産と思いがちですが、正確に言うと違います。"Miyagi"は人の名前です。料理記者歴40年の岸朝子さんの父親が宮城という名でした。その昔、宮城県でカキの養殖にたずさわり、画期的な吊り下げ式を開発したのだそうです。県名ではなく、人名から"Miyagi"とつけられたそうです。カキのおいしい季節とNFLの期間はほぼ一致しています。ゆえに「NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)」を「オイスター・リーグ」と呼んでいる人がいるという話は、まったく聞いたことがありません。


2.いざ出陣

 話を当日の朝にもどします。天気はくもり、ときおり雲の切れ間から青空がのぞきます。雨の心配は必要なさそうでした。クエスト・フィールドでの試合中の雨が少ないことは証明済みです。(番外編参照)少しだけテレビでAFCの決勝を見ました。前日に比べると、かなり暖かい気がしました。ダウンジャケットをやめ、12番ジャージの中に服を重ね着することにしました。夕方寒くなったときは使い捨てカイロでしのぐつもりでした。ヘルメットの形をしたペイントシールを両頬に貼りました。前日プロショップで見つけたものです。お湯で温めるだけで簡単につきました。50セント。ハチマキにセンスは前日同様、応援スタイルの完成です。ホテルのエレベーターでいっしょになった老夫婦が声をかけてきました。「チャンピオンシップに行くんだね。わたしたちはテレビで応援するよ。」


入場するホークス・ファン
 クエスト・フィールドが見えてきました。北側駐車場近辺はシーホークスのファンであふれそうでした。"Go Hawks!"のかけ声が聞こえます。旗や横断幕もあります。意味のわからない雄たけびには思わず苦笑させられました。レイダーズのファンに勝るとも劣らないレベルに達していると思いました。入場しました。チャンピオンシップ記念のタオルを配布していました。並び直し、余分にもらいました。ご承知のようにスーパーボウルのスコア予想の景品になりました。("Profile"参照)小型の使い捨てカイロも配っていました。使い捨てカイロは日本生まれで、日本にしかないものと勝手に思っていました。プログラムを購入しました。3ドル。


3.ビールの力

 MASAさんとの約束の場所はネストの裏、モニュメントの真下でした。階段をゆっくり上がり、振り返りました。ダウンタウンのビルを背にホークスのファンがどんどん入場してきます。アリの大群に見えました。小さなアリがスタジアムに集結しているようでした。一匹のアリの力は小さいですが、集まれば大きな獲物をも倒すことができます。壮観でした。微力ながら大群の中の一匹として、持てる力をすべてささげようと誓いました。すこし興奮しました。気分が盛り上がったところでビールを飲みました。席がネストの上部なので、試合中ビールを飲むには売店まで降りなければなりません。面倒なので、試合前にいただくことにしたのです。

 通り過ぎる人が手を振ってくれました。「ハーイ!」と、気軽に声もかけてくれました。ホークスのファンは気さくだなと思っていたら、今度は握手です。いっしょに映ってくれと写真まで求められました。どうやら格好が目を引いたようです。そのうちビールで気持が大きくなりました。必勝センスを頭上で振りながら、こちらから声をかけ始めました。「ゴー、ホークス。ホークス、イチバン。」普段は絶対やらないことをやりはじめ、気分がどんどんハイになって行きました。気合の入ったグループと意気投合し、いっしょに踊ったり、大声を張り上げたりもしました。異国の地ならではの、いい思い出です。



4.交流
MASAさんと二人のお子さんと
 MASAさんと無事会うことができました。奥さんと二人のお子さんもいっしょでした。お子さんは勝手に一人と思い込み、限定ピンバッジは一個しか購入していませんでした。プログラムもいっしょに渡し、「二人で分けて」と言いましたが、無理な話でした。まあ、けんかするほどのものでもないと思いましたが。MASAさんたちがどんな格好で現れるのか、実は懸念していました。普通の格好ならば、わたし一人があまりに浮いてしまいます。でも、心配はまったく要りませんでした。MASAさんとお子さんの格好は気合が入っていました。ご覧のとおり、頭はホークス・カラーに染まっていました。

 しばらく写真を撮ったり、話したりしていました。が、折り悪くも、すぐ近くで「ブルーサンダー」のドラム演奏が始まってしまいました。すごい音の中、とても話を続ける状況ではありませんでした。短時間でしたが、楽しい交流ができました。試合後の食事に誘っていただき、感謝です。夜おそくなり、翌日の帰国便に寝坊してしまう恐怖を感じていました。MASAさんたちの翌日は普段通りで、学校や会社があることもわかってました。で、またの機会にさせていただきました。一家4人でシーズン・チケット・ホルダー、何ともうらやましい限りです。



5.ネスト
モニュメントの裏、足場のようなネスト
 入口は2つ。ネストは他のセクションから完全に独立していて、2つの階段から上っていくしか方法がありません。たくさんの板とパイプを積み重ねたような構造になっています。まるで建築現場の足場を高くにまで組んだようでした。上がっていくと、心なしか階段が揺れているような気がしました。不安感が芽生えました。そこに「イチロー」と呼ぶ声が聞こえました。応じないわけにはいきません。センスを振り、先ほどと同じように叫びながら上がっていきました。拍手が起きました。

ネストの座席
 自分の席の列に入っていくと、歓迎されました。「日本から来たのか」「初めてか」「チケットはいくらか」握手もいっぱいしました。名前は聞かれませんでした。自然にイチローと呼ばれました。日本人はみんなイチローに見えるのでしょうか。否定するのも野暮ですから、呼ばれたら返事をしてしまいました。にせものがイチローの名を語ったことになり、申し訳なかったのですが、かなり盛り上がりました。イチローが愛されている証拠です。シアトルの日本人は珍しくありませんが、普段日本人と接触のない人も多いことでしょう。そういう人たちにとって、思わぬところで変なガイジンならぬ変なニッポンジンに出会い、楽しかったというところでしょうか。こちらも大いに楽しかったです。

 席は長椅子が区切られ、番号がついているだけでした。当然、肘かけも背もたれもありません。長屋のような和気あいあいとした雰囲気でした。結局、席に座ったのは試合開始前とハーフタイムのときだけでした。あとはずっとスタンディングでした。ほぼ全員が立っていました。でも、一握りの人が試合途中から座りっぱなしになりました。パンサーズのファンです。ネストにもパンサーズのジャージを着ている人がいました。すばらしいことに、ホークスファンの誰もあからさまなヒドイ言葉を投げかけることはありませんでした。「そのブルーは色が薄すぎじゃないか」なんて、お互いが笑い合えるジョークだけでした。


6.キックオフ
シーホークスの練習 選手入場

 フィールドの眺めは絶景でした。練習が終了しました。シーギャルズのパフォーマンスのあと、花火の轟音の中を選手が入場しました。フィールドには大きな星条旗が登場。国家斉唱はアメリカン・アイドルというオーディション番組で優勝した新人カントリー歌手のキャリー・アンダーウッド。先ほど第41回ACMアワード(American Country Music Award)の最優秀新人女性ボーカリスト賞とシングル・オブ・ザ・イヤーのダブル受賞を果たしました。見た目からは想像できない声量を感じました。12番フラッグの掲揚は、もちろんポール・アレン。拍手はしばらくやみませんでした、

キャリー・アンダーウッドによる国歌斉唱 ポール・アレンによるフラッグ掲揚

 試合が始まりました。最初の攻撃はパンサーズ。ホークス・ファンが大声を張り上げはじめました。キングドーム時代、ホークスファンのノイズは全球団中1番と言われていました。コンクリート製で反響が大きかったこともありました。現在はオープン・フィールドです。それでもノイズ1番と言われています。BSの放送で解説のK氏が、「ノイズが響くように設計されている」と言っていました。そのとおりかも知れません。が、数あるドームを差し置いて、オープン・フィールドがノイズ1番になるには相当の努力が必要です。ファンの一人一人が12番目の選手として、気持ちを込めて声を出さなければ不可能だと思います。

 できる限りの大声を出しました。この調子で試合が終わるまでもつのかと思われるほどでした。でも、ネストの本家熱狂ファンのノイズは驚異的でした。とても一言では言いあらわせません。大声というより叫び声が連続して発せられるのです。中には動物の雄たけびのような音も聞こえました。通常なら、「どうしたの、大丈夫」と心配されてしまうような声でした。さらに、足を踏み鳴らして音を立てます。そのため、ネスト全体が大きく揺れていました。足場のような構造を思い出すと恐怖を感じました。計算されて作られているから大丈夫、と自分に言い聞かせました。時間が経つと、揺れを楽しむ境地に達しました。


7.ファースト・ハーフ
シーホークスのオフェンス 先制TDのセレブレーション


 パンサーズの攻撃はスリー&アウト。白いタオルがスタジアムのあちらこちらで踊っています。ホークスの攻撃に代わりました。先週の試合中、脳震とうのために退場したS・アレクサンダーでしたが、大丈夫そうです。声援が一段と大きくなりました。試合に夢中になり、カメラのシャッターを切るのをすっかり忘れていました。なにせ、すべてのプレーがネストに向かっているようだったのです。控えQBのS・ワレスのパス・キャッチ、ネストからよく見えました。J・スティーブンスの先制TDはネストの真下でした。ファンのノイズのおかげとも思える2つのインターセプト。L・タトゥープもM・マニエルもネストに向かって走ってきました。期せずして"Super Bowl!"、"Detroit!"の合唱がスタジアムを駆けぬけます。ネストの熱狂が絶頂に達したことは言うまでもありません。いずれも得点に結びつき、一気に17対0。S・スミスのパント・リターンがTDと判定されたときは、歓声が罵声に変わりました。FGを加えて20対7。


8.ハーフタイム
ハーフタイム・ショウ
 腰を下ろし、一息つきました。UofWのマーチングバンドによるハーフタイムショウを見ながら、持参のサンドイッチを食べました。一人のオッサンが手を振りながら階段を上がり、真っすぐこちらに向かってきます。「ハーイ、イチロー」と言って、手を差し出してきました。中座で空いているとなりの席に座り、話しはじめました。聞くと娘さんが日本に住んでいるのだそうです。横須賀だそうです。去年、東京の横浜や池袋に行ったと言っていました。ちなみに横浜は東京ではありません。片言の日本語も披露してくれました。城島がマリナーズにくることを知っていました。「いいキャッチャーだそうで、楽しみだ」と言っていました。日本人は本当に歓迎されます。楽しいハーフになりました。じっとしていると寒さが身にしみる時間帯になっててきました。もらったものも含め、使い捨てカイロを全部出し、後半に備えました。


9.セカンド・ハーフ
ハセルベックのパス・アタック
 第3クォーターがはじまりました。D・ジャクソンのTDで再び20点差。スタジアム全体が歓喜に包まれます。セーフティ・リードにもかかわらず、ホークス・ファンのノイズはやみません。そんな中、M・ボウルウェアのインターセプトが飛び出しました。12番目の選手として、相手の反則を呼ぶのはもちろんですが、インターセプトの誘発は最高の喜びです。それだけ相手の攻撃がパニックになっているわけです。ファンのノイズが一役かっているのは、言うまでもありません。32球団中、一番熱く、一番ノイジーなホークス・ファンの面目躍如です。


 暗くなった空を見上げ、海鷹さんに話しかけました。試合中に必ずやろうと思っていたことです。はじめて海鷹さんから投稿があったのは2年前の夏でした。旅行中のため、携帯で返信したので覚えています。ネームを「海鷹」にしたいのですが、といった内容でした。「海鷹」は"Seahawks"そのままの日本語になるため、気を使っていただいたようでした。それから1年半、好きなホークスの話をたくさんしました。去年の秋、しばらく姿が見えないと思っていたら、闘病中で入退院をくり返しているとのこと。時間をやりくりしての投稿でした。ホークスの快進撃が支えともありました。今年になって、海鷹さんの知りあいの方から投稿があり、急逝を知りました。何の約束も義務もない電脳空間でのやり取りでしたが、ホークスが好きな者同士の確かなつながりを感じていました。「これからも、いっしょに応援しましょう」とつぶやくと、目頭が熱くなり、しばらく視界がにじんで見えなくなりました。

アレクサンダーのTD(その1) アレクサンダーのTD(その2)

 第4クォーター、ホークスの進撃は止まりません。ネストからの招きに応じるかのように、南側からネストへ向かって攻めてきます。最後はS・アレクサンダーのTD。ネストの真ん前でした。期せずして"M・V・P"の合唱が巻き起こりました。勝敗は決定的になりました。パンサーズの反撃は焼け石に水でした。それから試合終了までの時間は、特別にプレゼントされたもののようでした。いままでのことを振り返り、勝利の瞬間により感激するようにと与えられたように感じました。長く待たされましたが、さらにもう少し待つことで、喜びが何倍にもなると諭されているような気がしました。


10.勝利の瞬間
勝利へのカウントダウン チャンピオン決定の瞬間

歓喜の花火
 34対14。2005年NFC制覇、そしてスーパーボウル出場の瞬間です。両チームがフィールド中央に走りよります。同時にスタジアムのあちらこちらで花火が打ちあげられました。フィールドに向かい、紙ふぶきが爆竹の音とともに放たれました。花火と爆竹の音と光、舞い踊る紙ふぶきとけむり、歓声とすすり泣き。何重もの渦に巻き込まれ、クエスト・フィールドは興奮のるつぼと化しました。ハイタッチと握手の嵐。手を振る人、タオルを振る人、ガッツポーズの人、人差し指を高く掲げる人、みんなさまざまな形で喜びを表現しています。ネストの揺れは最高潮になりました。スタジアムそのものが揺れているように感じました。興奮しているためでしょうか、寒さをあまり感じませんでした。

 待ちに待った瞬間です。本当に待たされました。待って待って、ようやく訪れた球団史上最強のシーホークスが夢をかなえてくれました。夢がかなっただけではありません。今回は、夢が現実になる、まさにその瞬間に立ち会うことができました。ファンとして、これ以上の好運と幸福はありません。いままで年に1回現地観戦をしてきました。そのときの経験がなければ、今回のチャンピオンシップ観戦は実現していなかったことでしょう。過去のチケットや航空券の情報が今回につながっていました。ホークスのチャンピオンは一朝一夕に実現したわけではありません。小さいことの積み重ねがチャンピオンをもたらしたのでしょう。同様に今回のチャンピオンシップ観戦も、小さいことの積み重ねがあったのです。興奮のさ中、しみじみと思いました。


舞い踊る紙ふぶき 勝利インタビュー

 フィールド中央でインタビューや表彰式がはじまりました。残念なことにスタジアムではよく見えませんでした。しばらくして、三々五々観客がネストを降りていきます。また再び握手をいっぱいしました。別れの握手です。ある人が、「デトロイトに行くのか」と聞いてきました。否定すると、「そのファン(センス)はラッキーだ。デトロイトに持って行きたい」と言いました。OKと即答し、センスを渡しました。書かれている日本語の意味は、"Must Win"だと教えました。残念ながら、スーパーボウルの中継には映りませんでした。が、必勝センスは次回のスーパーに登場するかも知れません。しばらく勝利の余韻に浸ったあと、忘れようとも忘れることのできない、文字通りの熱狂ファンの巣、ネストをあとにしました。

NFCチャンピオンの表彰 興奮冷めやらぬクエスト・フィールド



エピローグ:
翌日の新聞一面
 心身ともに疲れていました。でも、どのバスも超満員のため乗車できませんでした。歩いてホテルに向かいました。通り過ぎる車がクラクションを合図のように鳴らしてきます。勝利を知った市民がホークスのジャージ姿を見つけ、お祝いの代わりにクラクションを贈ってくれているのでした。車に向かって人差し指を高く掲げてみました。すぐにクラクションが応えてくれました。ホテルに着くと、2年前のマニング似のオッサンがいました。相変わらず甲高い声でした。写真の失敗とDVDプレーヤーの件を思い出しました。むしかえすつもりはありませんでした。

 部屋に入り、明かりをつけ、ヒーターをONにしました。ブレーカーが落ちました。前日に引き続いてのトラブルです。夜のために窓からの明かりがなく、電話がかけられませんでした。やむなくフロントに出向いて知らせました。冷水を浴びせられたようなものでした。が、抗議はしませんでした。時間がもったいなかったのです。一分でも早くシャワーを浴び、ビールを飲み、テレビで試合を振り返りたかったのです。一段落して、ロビーのコンピュターから掲示板に報告を載せました。たくさんの返信を翌朝に読みました。今回の感激は、掲示板を通して多くの人と分かち合うことができ、より深く、より大きなものになりました。サイトの運営にはいろいろな苦労もありますが、やっていて本当によかったと思いました。


NFCチャンピオンTシャツ
 早くもチャンピオン・グッズが発売されているというニュースがテレビに流れていました。飛行機の時間から考えて、買いに行くことはあきらめざるを得ませんでした。空港で出国手続きを済ませ、出発ロビーの免税店でみやげものを探していました。ダンボール箱がいくつか届きました。中から、なんと2005NFCチャンピオンと書かれたTシャツが出てきました。おどろきました。あと数分で搭乗時刻になるところでした。自らの好運に感謝し、すぐに購入しました。

 カンファレンス・チャンピオンになる瞬間を目の当たりにしました。もちろん次の現地観戦はスーパーボールといきたいものです。しかも、ホークスがスーパーチャンピオンになる、その瞬間をこの目で目撃したいものです。夢のつづきです。ホークスのスーパー制覇は長く待つことはないでしょう。でも、スーパー観戦となると、なかなかむずかしいものがあります。費用・仕事・諸事情の問題をクリアしなければなりません。夢のつづきがかなうように、惜しまずに努力の積み重ねをしようと思います。「千里の道も一歩から」さらなる感動の瞬間はもうすぐそこです。       
(了)


(画像はすべてオリジナルです)
現地観戦記Y

エピソード2 シアトルは今日も雨だった


エピソード1 石の上にも3年目の現地観戦

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