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在宅療養支援診療所 札幌中央ファミリークリニック

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.011-272-3455

〒0600061 札幌市中央区南1条西11丁目ワンズ南一条ビル6F

クリニックのあゆみ

2000年から2014年まで

 札幌中央ファミリークリニックは、2000年の介護保険制度導入と同じ時期に、札幌市中央区で在宅医療を開始しました。当時はまだ在宅酸素療法も一般的ではなく、患者さん宅に酸素ボンベをクリニックから運んで最期まで在宅で過ごされた患者さんのことを思い出します。
 14年経った今、介護保険制度もあたりまえとなり、ケアマネージャー、ヘルパー、訪問看護師、訪問してくれる薬剤師、医療機器、福祉機器の業者など、在宅医療に関わる職種も多種多様になりました。この十数年間の変化は、日本社会の変化とともに特記すべきことだと思います。
 グループホーム、高齢者住宅、老人ホームも増えてきました。高齢者デイサービス送迎のための小型バスを札幌市内でよく見かけます。14年前にはほとんどなかったことです。
 高齢化社会に対応するように介護保険制度は浸透してきました。介護保険制度が良いか悪いかという議論をする余裕もなく、それなしでは独居の方や高齢者、がん、神経難病の方々は在宅を続けていけない現状です。
 2000年頃までは、在宅か療養型病院かを患者さん自身が選択できたのですが、最近は病床が足りず、やむを得ず在宅へというケースも増えているようです。
 この辺でもう一度、「在宅医療はいったい誰のためなのか?」、「どの様な在宅医療を患者さん・ご家族は望んでいるのか?」と問い直して歩みたいと考えるこの頃です。


さて2014年からは…

 在宅医療は様々な可能性を秘めています。今まで出会った、がんや難病のため在宅療養してきた患者さん・ご家族から、人として多くを学び、数えきれない感動を与えられてきました。在宅医療を通して患者さんご自身・ご家族から示された希望を少しでも社会に還元するにはどうしたらいいか、もっか思案中です。
 一人世帯も増加しています。健康なときはひとりでも移動できるので問題ありません。が、病気になったときにどうするのか。ひとりになり病気になっても、生き生き生活している患者さんもいます。そういう方のまわりには〈コミュニティー〉が形成されていることが多いようです。高齢独居病人がどうしたら〈コミュニティー〉の中で生きていけるのか、一在宅医としてその実現のために協力していきたいと思います。




Sapporo chuo family Clinic札幌中央ファミリークリニック

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