通勤電車
2003.3.16
  一心不乱に携帯に向かってメール打ってたり、眠い目こすりながら、吊革もってたり、難しそうな本読んでたり、新聞を器用に縦長にして読んでたり、ヘッドフォンの音楽に身体揺らしてたり・・
毎朝、変わらない風景見ながら、電車乗ってます。
 学生の頃、落語の練習やってる芸人さんと同じ電車に乗り合わせる事が、ありました。
 最初の頃はね、ちっちゃな声でやってたんですね。恥ずかしいんだろうなぁ〜って思いながら見てたら、横にいた女子高生がね、「くすっ」って、笑ったんです。そしたら その芸人さん、嬉しそうに、頭ぺこりって下げちゃってね、そのしぐさがなんとも可愛かったです。それから何度か、見かけたんですけど、声も大きくなってて、話しも面白くなっちゃって。ちょっとの時間だったけど、なんか ふんわりとした空気が流れてて、いい感じだったです。
「兄ちゃん 頑張りや、今日のは、よかった」とか言って、降りていく人もいたから、みんな同じ感じだったのかなぁ〜ってね。
 クーラが付きの電車が珍しかった、そんな時代です。

 最近感じてる通勤電車の空気って、とっても冷たい感じがするんですね。なんだろね、先を競ってる感じがする時あるし。女性専用車両なんて出現して、男は女性の敵みたいに感じられてんだろうかねぇ〜とか思ったり。
 揺れた拍子に腕があたっただけで、ぎっ〜って睨まれることあるし。
そんな ギスギスしなくてもなぁ〜って思います。
 乱暴な運転してるくせに、「邪魔だどけっ〜」って感じでクラクション鳴らしながら、車運転してる人見ると、気分悪くなっちゃうのと同じ感じかなぁ。
そんな場面が多いなぁ〜って感じるのは、私だけなんでしょうかね。
 だけどね、おばぁさんに手をひかれて、夢中になって電車見てる子供を、電車の中から、眺めてたら、少しだけ ふんわりした空気が見えたような気がしたから、まだまだいっぱい ふんわりした場面、遭遇できるのかもね。

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