ワット・ポー 王宮から徒歩20分くらいで ワット・ポー に着いた。入口が やたら小さいんで本当 にワット・ポーかって 切符売りのおじさんに 聞いてしまったよ。 で ここに来た目的は ただ一つ タイ式マッサージの総本山であ るここで マッサージをうけることである。 あ、巨大な黄金の寝釈迦も 多少興味は あったんだけど、マッサージで頭がいっぱい だったんで 最初は ついでに見るくらいの 気持ちでいたよ。 ただ、実際に実物を見る と これは見といて良かったと思ったね。 (なんか そればっかだけど・・。) 収められている建物の中は やたらと狭く しかも やたらと柱が立ってるんで 顔の アップ一つ撮れないよ−な状態だったよ。 ましてや全身ともなると それが収まる位置 が たった一箇所しかなくて そのスポット たるや 世界中の観光客が列をなしてたよ。
では そんな中で撮った、寝釈迦の全身を収めるには これしかないと ゆー 世界中の ここを訪れた人みんなが持っているアングルの写真を 一枚。 タイ式マッサージ わりと こり性ではあるけど、いまだかつて金を払ってまで マッサージを 受けに行った事はなかった。 でも マッサージの総本山などと言われる寺 (そんな言われ方する寺、ほかに知らないし・・)で、しかも 一時間200Bだ なんて ここは是非とも行っておきたいところだった。 『総本山』、 俺の中で この言葉からイメージするものは かなり凄い。 たとえてゆーなら、ブルースリーの映画『死亡遊戯』にでてくる 上に行くに したがって強い奴が棲んでいる塔、いわゆる五重の塔が 必ず一つは建っ ているよーな所が 総本山っつーもんである。 したがって マッサージの 総本山と呼ばれるよーな所には 当然 上に行くにしたがって 凄いマッサー ジ師が棲んでいる五重の塔が あるはずである・・・ と、思っていた。 んがしかし、俺の想像は 大きく的をはずれていた。
左の写真を見ていただきたい。→ これが 総本山の実態だった。 まるで村役場の集会場のよーな こ の建物は ワット・ポーの敷地内の 一番スミに ひっそりと建っていた。 中に入ると 順番待ちの人が列をな してて 20分ほど待つ羽目になる。 すでに 出鼻を挫かれ、期待が薄ら ぎまくってた頃に 番号を呼ばれ、 中に入ると 割と若めのおねーちゃん
が担当に付いた。 なんか やな予感が・・・ まー 違う方のマッサージ なら 確かに 若いおねーさんの方が喜ばしいんだが 俺が受けようと しているのは あくまで タイ式トラディショナル・マッサージの方である。 こういった場合には 若い奴なんぞより 年期の入ったじいさんの方が 絶対上手いに決まってる・・と思う。 で、その担当のおねーさん、鼻歌 歌いながら参上すると、声も出さずに 床に寝ろと指図する。 もーこの 時点で 下手そーだなって予感は 確信に変わってたんだけど、始まって みたら 案の定 痛いのなんのって・・ 気持ちいい痛さなんかじゃなくって ただ単純に痛いだけ・・ 下手そーどころか ど下手だった。 しかも、 痛いと告げても けらけら笑うだけで鼻歌は歌いっぱなしだし もー最悪。 生まれてはじめて一時間とゆー長きにわたるマッサージを受けたわけだ が はっきり言って 寝てるだけの方が疲れが取れるね。 ちなみに 俺の となりの外人なんかは うまそーなおっさんがやってて 気持ち良さそうに してたけど、その向かいの奴は 俺と同じで かなり痛そうな顔してたよ。 担当の当りはずれで だいぶ違うと思うけど、総本山などと、ぬかすから には それなりに腕のいい人達を置いておいてほしいもんだね。 今回の旅行で俺は 3度ほど、凹むよ−な思いをしたんだけど、悲しい かな その内の一つが これだったよ。(涙) では終わりに ワット・ポーで見かけた光景の写真を一枚。 これを見た時 中学の時に行った京都の修学旅行を思い出したよ。 ところ変わっても 品変わらずって とこでしょう。
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