Myanmar
移動・バガンからバゴーへ

とにかく列車に乗りたかった

  旅の移動は 何と言っても列車
 がBESTだ。 飛行機は 確かに
 速いけど 雲しか見えないし、バス
 は 窮屈だし、船もいいけど 景色
 の変化が やや とぼしいし・・。
  という訳で ミャンマー滞在8日間
 という短い期間の中、移動手段
 して 強引に 列車を取り入れて
 みた。 以下は 実に効率の悪い
 移動手順なので 参考にならない
 かも知れないが 旅のプランを立
 てるにあたっての反面教師にでも
 して 利用してやってくれ。
  

バゴー駅にて

俺のコース 

 ミャンマーでの俺のコースを まず記述しておく。
 
  1日目 バンコク10:05→ヤンゴン10:45着。 正午、市内ホテルにチェック
      イン。 午後にシュエダゴォンパゴダを見学。 カンドーヂー湖を散策。
      カラウェイ・パレスにて 夕食。
 2日目 午前 ヤンゴン市内・市場を見学。 15:00発のバガン行き夜行バス
      に乗る。
 3日目 朝4時半 バガン着。 バガン観光。
 4日目 朝8時 タクシーをチャーターし、ポッパ山観光。 午後2時半ホテルに
      に 帰着。 のち バガン観光。
 5日目 朝8時発 メイッティーラ行きバスに乗る。 11時半 メイッティーラ着。
      タクシーで ターズィー駅まで行く。 13時着。 1500K。
      ターズィー駅にて 18:00発バゴー行きの列車を待つ。 18時発
      予定のバゴー行き列車が 24時ターズィー駅に到着
 6日目 10:40バゴー駅着。(予定では3時だった) タクシーをチャーターし
      チャイティーヨーパゴダを観光。(仔細は次のページ) 午後7時、
      バゴーに戻る。 トラックバスを乗り継ぎ 午後11時半ヤンゴン着。
 7日目 午前 国立博物館見学。 午後 チャウタン水中寺院観光。
 8日目 午前 ヤンゴン市内見学。 16:30発バンコク行きに搭乗。


  けっこー めーいっぱいだ。 まー飛行機を使わずの8日間では 逆に よく
 動いてる方かもしれない。 しかし、5日目のバガンからバゴーに向かうのに
 列車を使うっていうのは かなりいただけなかった。 っていうのも 実はこの
 間、列車の便が非常に悪いのだ。 故に わざわざバス等使ってターズィー駅
 まで行く羽目となったんだが ここに ルートのまずさを感じるよ。
 
  ミャンマーには 他にもまだ マンダレーやインレー湖という有名な観光地も
 残っているので 実際ミャンマーを満喫するには 2週間ぐらい必要になるん
 じゃなかろーか。 また 行って来た人達の話によると マンダレーは それほ
 どでもないんだが インレー湖周辺は めちゃくちゃいいらしい。
  是非またもう一度行きたいもんだ。  

それはそれで

  別に観光地を周るだけが 旅行だ
 とは思ってないので 5日目を丸一
 日移動に費やしたのも それはそれ
 で良かったと思っている。少なくとも
 部屋に じっと篭ってるのではなく
 外に出て 現地の人と接していれば
 何らかの発見がある訳だし。
  ただ、無駄な時間というものも 確
 かに存在するわけで 5日目のター
 ズィー駅に着いてから 列車を待ち
 続ける間の11時間は 今の所
 確実に 無駄の部類に入っている。
  あ、今の所と付くのは 以後この
 無駄の部分を話の種にし、浄化を
 図って 旅の思い出という美しい姿
 に変える予定でいるからだ。 無論
 このページも その趣旨に則って
 作成されている。
              

ミャンマー・カレー定食一人前1セット

  出来る事なら俺も 浄化なんぞ図らずに済む、旅の思い出が欲しい。
  最初の計画では バガンの駅から直接 夜行列車でバゴーに行く予定だった。
 で、列車の時刻などを確認する為  バガンのMMTに聞きに行ったら そこの
 スタッフの最初の一言は「バスで行け!」だった。(言い方は丁寧だったけど。)
  俺は バスではなく ミャンマーの列車に乗りたいんだと説明すると なんだか
 困ったような顔になり 「列車の時間は バガンの駅に行かないと判らないし
 しかも駅は ここから遠くて また、駅に行っても 切符を買えるかどうかすらも
 判らないよ」と 説明された。  MMTのスタッフが言うには、どうしても列車に
 乗りたいのなら バガン駅ではなく、バスを使って まず 列車の本数の多い
 ターズィー駅に行き、そこで乗る方が良いんだそうだ。
   その説明を受けた時点では 面倒くさいぐらいしか思わず、スタッフの 諭す
 ような言い方
の真意まで 掴めてなかった俺は あまり感謝の意も表さずに 
 立ち去ってしまった訳だが 後日、実際延々と6時間も平気で遅れまくる列車
 を待つにあたって ようやくあのスタッフさんの優しさが理解できた。これだった
 んですね スタッフさん、貴方の言いたかった事は。 ミャンマーの列車は信用
 するなと。 下手すれば この状況なら 列車の休行すらも平気で有りうると。
 あなたは最悪の事態まで考慮して 一日一本しか走らないバガン駅で待つより
 も 面倒でも本数の多いターズィー駅で待てと 俺を心配して言ってくれてた
 ですね。 ありがとう MMTのスタッフさん!
 
  
  ターズィー駅には ソファーにテレビ付きという豪華な待合室が存在した。
  はじめは こんないい所があるのかと 見つけた瞬間 大喜びでソファーに
 駆け寄ったんだが 座った途端に係りの者が来て 「ここで休憩するなら
 150K払わねばならない
と 言われてしまった。 別に150Kぐらい出して
 も構わないんだが よく見ると 何だかその休憩所が 一般人が利用するよう
 なものではなく いわゆる政府関係・軍関係の為の施設のように見えて、この
 国の政治状況も考えると 居座る気にもなれず そこで列車を待つことは しな
 かった。(ちなみにここは トイレを使うだけでも50K払わねばならない。) 
  結局、利用したのは 駅添え付けの木のベンチで そこでは 巨大な風呂敷
 荷物を抱えたビルマの人達が 弁当や菓子を摘まみながら のんびり列車を
 待っていた。 そして俺も 菓子を食べたり ビルマ人に話し掛けられたりしなが
 ら 11時間、そこで列車を待つ羽目となったのであった。    
      

 

戻る  次へ

NEXT:チャイティーヨーパゴダへ・・

 

Home