3年前から来てみたかった
何かの拍子に チャイティーヨーパゴダ の写真を見た時から ここは 是非訪れた い憧れの地であった。 隣の写真では ち ょっとインパクトが薄いので 申し訳無いの だが 俺が初めて見たその写真は まさに 断崖絶壁にあり どうして転げ落ちないの? と 不思議なくらい絶妙のバランスで 建っ ていた。 言い伝えでは 仏陀の頭髪を 岩の上に奉っているため 落ちることなく バランスが保たれているそーである。 なるほど!それなら落ちるとはないよな。 しかし、何故に仏陀の頭髪が わざわざ そんな岩のバランスなんぞ取ったりしなきゃ ならないのか 更なるハテナが浮かんでく る訳だが まーそれは 凡人の図り知るこ とでは ないのだろう。
またまたタクシーチャーター
バゴーに着いたのは AM10:40。 予定では AM4時には着き、朝一番 で チャイティーヨーへ向かうはずだったが 7時間以上に及ぶ列車の遅れで 大幅に予定が狂ってしまった。 しかもこの日は バゴーに宿泊せず 日帰り でチャイティーヨーパゴダを見学して ヤンゴンに戻るつもりでいたので これ はもう タクシーをチャーターする以外に手は無かった。 バゴー駅を出て サイカーの方々の横を通り過ぎながら とりあえず 大通り に行くと 早速 片言の日本語を話せる客引きっぽいのが 声をかけてきた。 日帰りでチャイティーヨーに行きたいと言うと 客引きさんは「こっちです。」 と 早速 ご案内。 まー時間も無いし よくなかったら引き返せばいいやって んで しょーもなく ふらふらとついてった所、紹介されたのは 歩いて2分ほど にある『エンペラー・モーテル』(歩き方に載ってる)というホテルの 1階の オフィスだった。 そこで聞いたタクシーのチャーター代は 25$。 ただし これは チャイティーヨー手前のキンプン(サカン)という所までの料金で そこ から先は タクシーは入れず 大型トラックでしか行くことが出来ない。 また、 今日は雨が降っているし 人も集まらないかもしれないので ひょとすると大型 トラックが 運行されない可能性もある、などと言われてしまった。 タクシーの値段はまだしも チャイティーヨーに行けないっていうのは かなり まずい。 俺は その大型トラックってーのは どの程度、運行しない可能性が あるのが エンペラーのお姉さん(っつっても30半ば)に 聞くのだが これば っかりは判らないそーだ。 少し迷っていると そこへ急に ここのオーナーと と思われるおっさんが現れて あらましを姉さんに聞くと エンペラーのおっさん は 俺に 40$出せば 必ずチャイティーヨーに連れてってやるとのたまった。 結局俺は 強気にも大枚40$を出して見ることとなった。 後日 人から話を聞いた所、この40$という値段は かなり法外な値段 だそうだ。 キンプンまでの往復25$というのも やや高く 実際は 交渉す れば20$でも 行く場合があるらしい。 ただし 大型トラックは 別料金で 往復1000K(3$弱)かかる。 一応俺の料金には 大型トラック代を含む すべての往復代に タクシー運転手と英語の話せるガイドが付くといった形で はあったので そーいった物をひっくるめると ひょーっっとすると 割とまともな 価格なのかもしれないが あの悩みどころであった大型トラックの運行の件は 行ってみると そうそう簡単に停止するようなことは 無いように思えたよ。
雨の中を山登り
砂利を運ぶような大型トラックに乗り 細い山道を暫らく走ると 小さな休憩 所に到着した。 ここでトラックを降り 40分ほど山道を登った所に 目当 てのチャイティーヨーパゴダがあるん だそーだ。(聞いてないぞ そんな話) 元学校の先生だったという英語の の達者なガイドさんの案内で 只管 俺は 雨の降る中 山道を登った。 ミャンマーの滞在日数に 余裕が あり 山登りなんかも好きな人には トラックに乗らずに キンプンから 山頂まで 歩いて行くのもいいかも 知れない。 途中、滝なんかもあって けっこう 景色は楽しめるし。
登ってすぐの所に ゴールデン・ロック・ホテルという わりと高級なホテルが あった。 入口では みこしのような物を担いでる人が待機していて ガイドが 言うところ、金持ちは あの御輿に乗って山を登るんだそうだ。 山道は 結構 急坂できつかった。 ようやく登り着いた所に 憧れのチャイ ティーヨーパゴダが見えた。 まずはお祈りをし、パゴダの周りを回って いざ パゴダに触るべく 入口(写真上↑)に近づくと なんとそこで 思わぬ はっぷ にんぐが・・。 信じられない事に パゴダに近づくための 橋が壊れてるでは ないか・・!→ あまりのショックに暫し呆然としているところに ガイドが 寄ってきて 俺に 橋が壊れているのはよくあることだ、などと のたまった。 ・・何ィ、いいのか? そんな事が よくあって・・! 橋だぞ、橋!そんなもん しょっちゅう壊れたら 人が落っこちて死んじゃうんじゃないのか? ちなみに この橋、修復は 2・3日で できるそーだ。 そして 俺より 一週 間前に ここを訪れた日本人に話を聞くと その時は 橋があって ちゃんと 渡れたそーな。 また、別の時期に行った人なんかは 俺と同じ目に合い 渡ることが出来なかったそうな。 以上のことから 橋が しょっちゅう壊れる事 は どーも事実らしい・・・まじかよ。 帰りのトラックの出発を待つ間、一人の外人さんと知り合いになった。 彼は チャイティーヨー・サカン(キンプン)に宿を取っており そこが 中々 よい所だってんで ちょこっと そこを見学することとなった。 ホテルの名前は 『Kinpun Camp』 (キンプン キャンプ)。 エアコン付きで5$。ファンで 2〜3$。 ホテルは 広くて清潔で 確かに良かったよ。 また、キンプンの村 自体も 何だか活気があって良い所だった。 トラックバスでヤンゴンへ バゴーには 午後7時過ぎに戻ってきた。 エンペラーモーテルに着くと ガイドが バゴーは見学していかないのかと聞くので 俺は 時間が無いので と 返答し、 するとガイドは 俺が自転車でつれてっやるから 30分で 済むんで 寝ブッダだけでも見てけと 言ってきた。 モーテルのお姉さん (30半ば)に聞くと ヤンゴン行きのバスは 8時に このモーテルの前に 停まるので まだ 時間はあると言う。 それなら まーいいかと 連れて来ら れたのは シュエターリャウン寝釈迦仏という 巨大な寝ブッダの像。 とりあえず ざっとそれを見て 再びモーテルに戻り バスを待っていると 8時を過ぎても バスの来る気配がない。 疑問に思って モーテルのお姉さん (30半ば)に聞くと 「もー ヤンゴン行きのバスはないので 今日は泊まって いけ」などと 抜かしやがった。 どーも最初から その腹積もりだったらしい。 頭にきたんで とりあえず ここを出る事にしたんだが ガイドだけには 一応 礼を言っておいた。(彼も絡んでいるんだが 俺に良くしてくれたのは 確かだし。) 外に出て とりあえず バスターミナルを目指し 50mほど行く と 2.3台のトラックバスが客引きをしていた。 行き先を尋ねると 2台目 に尋ねたバスが ラッキーなことにヤンゴン行きだった。(150K) ヤンゴンのホワイトハウスホテルに着いたのは 午後11時半。 ホテルは すでに シャッターが閉まりかけていて 危ういとこだった。 しかし エンペラーモーテルには 危うく一杯食わされる所だったよ。 大体、エンペラーモーテルって 名前自体やばそーだもんなぁ。 チャイティーヨーパゴダより凄いパゴダ 最後に一つ。 帰りのトラック待ちをしてた休憩所の壁に あのチャイティー ヨーパゴダより 凄いバランスで建っている パゴダのポスターが貼ってある のを発見した。 それは チャイティーヨーより やや角張った岩が3段重ね で積み上げられていて いつ崩れてもおかしくないほど 微妙なバランスを保っ ていた。 ガイドに聞くと、そのパゴダのある場所は Mottama(モッタマ)の やや上あたり、Cow MountainのNgwa La Bow Taungという所にある んだそーだ。 このパゴダの絵葉書でもないかと思い 方々探したんだが 残 念ながら でかいポスターしか見当たらず、パッカーで旅してるのに でかい ポスターは ちと邪魔なんで 結局買わずに済ましてしまった。 しかし ほんと あそこは 崩れない内に早く行っといた方がいいかもしれない。