「戦後史開封」

昭和50年代以降編

表紙

産経新聞「戦後史開封」取材班 編
カバーデザイン 小栗山雄司
扶桑社文庫
ISBN4-594-02742-3 \648(税別)

 「戦後史開封」最終パートは昭和50年代以降。んー、とりあえずこれ薄いぞ(苦笑)。昭和50年代がそれまでの10年ごとの区切りに対して事件が少なかったとは言えますまいに、なぜ?最近だからみんな覚えてるでしょ、ってこと?そういう作りでいいのん?

 ロッキード事件、おしんブーム、成田空港闘争などなど、それなりに押さえるところは押さえてはおりますが、押さえるべきなのに押さえてないところも結構ありますな。ここにきて妙に天皇制擁護、日の丸・君が代擁護の匂いがぷんぷんと(^^;)。さんざんページを費やしていいたいことは、お決まりの「ニッポン人の誇りはどこに行ったんだー」的な論調な訳?衣の下から鎧が見えるってヤツ(^^;)?

 いいっすけどね、それも思想なんで、人それぞれ、考え方が違ってるのは全然問題ない。でもな、短かったとはいえ昭和60年代の検証があまりにも手薄じゃろう。美空ひばりの逝去は大事件じゃないのか?それ以上に(オレたち的には天皇崩御以上に)重大な、手塚治虫さんの逝去には気持ちがいかなかったかい?。

 この倍はスペース要るんじゃないの?力抜けすぎ(^^;)。

99/9/11

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