銀河帝国の弘法も筆の誤り

「ダルマが思案する………ダルマ思案………一〇一匹わんちゃんか………」
「何かおっしゃいましたか？」
「い、いや、何でもない。九年間も思案を続けて、そのあとダルマ大師はどうなったのだ」
「おそらく仏になったと思われます」
「何という仏だ」
「思案化合仏では………」
「何か言ったか？」

　ぶわーっはっはっは、くっだらねえ(^o^)。とにかく全編これ、だじゃれとグロ描写の嵐のでたらめぶり。バカバカしくて笑うしかない、えーとこういうのはなんていうんだろう、パロディSFといってもいいし、単なるハチャメチャといってもいいし、あ、いわゆる「バカ本」か。うん、本編、解説、カバーイラスト（フランク・Ｙ・ポウルってだれよー。フランク・Ｒ・ポウルなら知ってるけどー、とか思ったら、"犬森望"なる人物の訳になるポウル夫人の手記まで掲載されてるしー）、さらにはオビにいたるまで、徹頭徹尾バカやってる本。深く考えずに楽しみましょう。考えてもいいけど(^^;)

　一応、電車の中で読むときは注意した方がいいかも。二度ほど、こらえきれずに吹いてしまいました(^^;)。

01/2/17