帰還

　ひさかたぶりの異形コレクション。出版元を廣済堂から光文社に替えての再スタートになったワケだけど、そこら辺の顛末は監修の井上さんご自身が書いておられるんでそっちを読んでもらうとして、まずはこのブ厚いアンソロジーをゆっくりと楽しむよろし。

　今回のテーマは"帰還"、つーことで、個人的にはもうちょっとＳＦ系のお話が多いかな、って期待もあったんですけどそうでもなく、本格ホラーって感じの作品が多かったかも知れませぬ。当然こっちの読むペースは遅くなりがち（基本的にホラーは苦手なんす）かと思ったらそうでもなく、むしろこのシリーズ中、もっとも読了が早かったかもしれない。うみゅ、なんでやろ。

　もうちょっと読むのに骨が折れるアンソロジーだったような気がしたんだけどな。何が変わったのかわからんけど妙に読みやすくなったような気がする。気のせいか？あんまりさくっと読み終わっちゃっても楽しくないんだけどな。なんか知らんが今回は低調な気がする。気のせいか？

00/9/27