Seventeen Stories: The Best of Eddi Reader
(ベスト盤, '01)
ワーナー, WPCR-10913(日本盤)


曲目Cover of 17 Stories

1. What You Do with What You've Got
2. Honeychild
3. All or Nothing
4. The Right Place
5. Patience of Angels
6. Joke (I'm Laughing)
7. Wonderful Lie
8. Glasgow Star
9. Town without Pity
10. Medicine
11. Rebel Angel
12. Kiteflyer's Hill
13. Prayer Wheel
14. On a Whim
15. California
16. Wonderboy
17. Earlies

解説
Angels & ElectricityまでのEddiのソロキャリアをまとめた初のベスト盤で日本のみ限定で発売された。ソロデビュー盤はFairground Attraction時代と同じRCAからのリリースだったにも関わらず、そこからの曲も収録されているのが嬉しい。

収録曲はファーストMirmama(邦題:エディ・リーダー)から1〜3の3曲、セカンドEddi Reader(邦題:天使の嘆息)からは4〜7の4曲、サードCandyfloss and Medicineからは8〜11の4曲、4作目Angels & Electricityからは12〜15の4曲とバランスが取れた構成になっている。16、17はいずれもオリジナルアルバムには未収録の曲だが、Wonderboyはセカンドアルバム国内盤の初版やRebel Angelシングルにも収録されているので、日本初収録という訳ではない。その反面EarliesはMedicineのシングル#1(廃盤、日本未発売)にしか収録されていなかったので、国内盤で普通に入手できるようになったのは喜ばしい。

選曲についてはシングル曲のほとんど(11曲:Kiteflyer's Hillは正式リリースはされていないがイギリスではシングル的扱いを受けたので含める)を含んだ上でアルバムトラックからEddiらしさを感じさせるナンバーを選んだといった感じで、'99の秋に発売される予定だった(がキャンセルされた)ベスト盤(Fairground Attractionの曲を含んでいた)よりは遥かに良いと言える。こういったベスト盤の選曲は個人個人で感じ方もいろいろあるだろうが、Eddiのシングル曲、特に最初の2作からのものはキャリアにおいて重要となった曲が多いのでこの選択は悪くないと思う。Eddi Readerからのサード・シングルで人気曲のDear Johnがシングルカットされた曲としては唯一外されているが、代わりに入ったのがソロ・キャリアで最も重要な曲の一つであるThe Right Place(ライナーによるとこの曲もシングルカットされたことになっているけど?)なら仕方がない。ただWonderful Lieがシングルバージョンでない(権利がないのでしょうがないが)ことと、Candyfloss and MedicineからのSemi Precious、Angels & ElectricityからのWings on My Heelsが外されたのは惜しい。WonderboyよりはThe Girl with the Weight of the World in Her Handsが入って欲しかったというのも本音だが、全体的にはこれからEddiを知る人に対して積極的に薦められるベスト盤となっていると思う。

次はシングルのカップリング曲を集めたコンピレーション盤(もちろんBattersea MoonThe Glasgow Barrowlandsも入れて)が欲しいですね。

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