本当にあった恥ずかしい話 その2…
私は、出かける日の洋服は、前の日の夜に用意する性質で。
それは、私の性格がきっちり者とかそんな事では全然なくて、朝は、普通でも選んでいられるような時間は、鈍い私には無いからなのです。
ある朝は、私は少しの寝坊で全く時間がなかったの。
でもこんな時、助かるね、
昨夜に選んでおいた服を着て、朝食も食べずに出かけることになりました。
「遅刻! 遅刻!」と慌てながら、バスや電車を乗り継いでやっと目的地に着き、何とか急いだせいで余裕で間に合いました。
「あ〜良かった。間に合ったわ。」
・・・それにしても電車の中では、異常にもたれかかるおっちゃんに腹を立て、私は怪訝そうな目でおっちゃんを見た事や、今日とても急いでるのよぉと、ノロノロ歩いてた人達を、追い越し、追い越し、ここまでたどり着いたことなんかを頭の中で巡らせながら、ほっとした。
そしてそして、何気に足元に目をやれば、ぎょえ〜〜〜!!
そのとき私は、2mは後ろに吹っ飛んだ思いがした。
なんと両方の靴の色が違う。
片方が茶色のローファーで、もう片方は黒のローファー。
茶色と黒といってもデザインが全然違う。
あんなに自信満々(なにが)歩いてたのに、私は違う靴を履いてここまで来てしまった。
そういえば・・・ゆっくり昨夜の事が思い出される。
鈍い私は、どっちの靴が良いか決められず、朝の気持ちで決めよう!なんて思ったからだよぉ。
なんてこと、でも家は遠く彼方・・・
そんなお家の玄関には、さみしそうに役目を果たせなかった、茶色と黒のローファーが・・・
あーあー、あとは、語れません。