◆ 渋 滞 編 ◆

1. 峠(1) 2. 峠(2) 3. 西湘バイパス 4. 渋滞 5. 到着



1. 峠(1)

'00.04.01

@沼津。

シゴト。 昼下がり。 いい天気。

エルグランド小川氏「・・・どっか行こっか」
「(クルマ、 泥どろなんだけどな)そだね」


ということで、 オープンにして野郎×2で職場放棄(?)。

O:「低い〜、 なぁんか気持ち悪くなってくるよ」
P:「あなた、 こないだまでEXIVに乗ってたじゃんよ」
O:「そーなんだけどさー」
あなたが楽しめるところ、 ということで、 自称「沼津、 三島、 駿東郡ならびに横浜、 鎌倉の歩くナビ」のナビに従って韮山、 そして、 なんたら峠へ。

一般車に塞がれたまま先をだらだら行くのはもったいない(400円も払ったし)という小川氏のお言葉に甘えて、 途中で引っ返してみる。
くだり。
いやー、 怖い、 怖い。 てゆーか、 超へたっぴ。 ヒール&トゥはきまらんし、 フロントは逃げていくし、 サイアク。 二人乗りのおかげ(?)で、 グリップはしてたけど。
無謀なご提案をなさったナビシートの人もけっこう怖がってたので、 またUターンしてのんびり登る。

伊豆スカイラインに合流、 途中の展望所でたばこ(小川氏)休憩。
雲間から覗く西日に照らされた駿河湾を見下ろす。
沼津の街も春霞。

「さて、 行きますか」
「じゃ、 よろしく」
「え、 いや、 人のクルマは・・」
「まーまー」
と、 キーを小川氏に渡してナビシートに座る。

「MT、 久しぶりだからなー」
と、 言いながら、 アクセル吹かし気味で発進。 うひひ。
ヒール&トゥを教えてくれたのは、 誰でしたっけねぇ???

その後、 十国峠から箱根、 沼津に下って焼き肉屋に至り、 ある穏やかな春の日のドライブは終了。



2. 峠(2)

小川氏をエルちゃんの元に届けて、 ランデブーで家路。 小川氏は414を三島方面へ。
リンゴは、 「しろくま自動車」の交差点を左折。
246にしようか、 1号にしようか、 うーん、 箱根経由にしよう。

19時ぐらいだから、 まだまだ一般車ばかり。
でも、 トラックとかもいなくて、 いい調子で登っていく。 1台、 ついてくるセダンがいて、 バトルっぽくて楽しい時間を過ごす。
いい感じ。



3. 西湘バイパス

箱根を下りきって、 小田原。
オダアツにしようか、 西湘バイパスにしようか、 たまには西湘バイパス!

料金所の向こうのPでトイレ休憩。
高速では屋根を閉めることにしてるので、 幌を、 よ、 こら、 せっと。

えーっと。 フカキョンは、 もういいや、 昨日、 試しに買ってみた松たか子君、 いってみよう!

リンゴ、 発進。
右手に湘南の?海があるんだよね? 暗くて見えないけどさ。

峠もいいけど、 こういう道をいい感じのスピードで流すのも、 悪くないよね。

なぁんて思ってたら、 西湘バイパスの終点のちょい手前から渋滞。

あらら。



4. 渋滞

この先、 まっすぐ行ったら鎌倉??? ・・・あんまり行きたいとも思わんなぁ、 じゃあ、 1号線にすっかな。
・・・こっちも渋滞、 か。 行楽日和な土曜日の夜の超絶妙な時間帯のようだなぁ。 ま、 しゃーないね。

私の場合、 急ぐわけでもない時の渋滞って、 特に苦痛ではない。 シートもエスケレートだしね。

しかし、 ちっとも動かないや。
日はとっぷりと暮れて。
知らない街で。
家路は遠くて。
ロードムービーの1場面みたい?
子供の頃とか、 家族や学校やなんかで遠出した時の帰りって、 こんな感じだったような。
けだるくって、 車窓は真っ暗で、 馴染みのない、 知らない景色で、 でも、 このままずーっとうちに着かなければいいのにな、 なんて思いながら揺られて。
時折通り過ぎる、 名前も知らない街の明かりを眺めるともなく眺めてさ。

しかし、 ちっとも動かないねえ。
前も横もリンゴよりも背の高いクルマ。
幌を閉じて狭くなった車内。
純正BOSEのスピーカーからは、 松たか子。
・・・なあんか、 いろいろ思い出しちゃうシチュエーションだねぇ。
"僕らのページは二つに なったそれだけの事"

ははは、 ・・・、 はぁ。



5. 到着

ろくでもないご主人様の元へ売られてきたというのに、
リンゴは文句一つ言うことなく、
ご主人様を、
沼津から宮崎台へ、
そして、
過去から現在へと、
連れ帰ってくれたのでした。


さんきゅー、 リンゴ。





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