◆ 豊 洲 編 (弐) ◆

1. 本番 2. 競技 3. 練習会 4. 戦い終えて 5. 築地にて



1. 本番

'99.11.21

再び4時起き。 のつもりが、 5時前までベッドで過ごす。 うぅ、 つらい・・・。
夕べくだしたおなかの方は、 すでに大丈夫らしい。

6時前出発。 金はないけど東名+首都高。 どっちも空いてる。 昨日とは大違い。
豊洲手前のコンビニで朝飯購入ついでに立ち読み。
「頭文字D」。
ハンドル切らないほうが速いの? 昨日、 AQUAインプレッサHKSの走りがそうだったね。 ハンドル切ってないじゃん、 って感じなのにくるっくる曲がってたもんね。

そういうことをアタマに叩き込んでから出発。
会場には6:30ごろ到着。
MG-Fもいるよ。 AZ-1の軍団だ。 リアスポイラー、 そこに着けるんや。 へー。
すぐにK保ッチも到着。
“おはよー”

受付を済ませ、 スペアタイヤを下ろし、 戦闘準備完了。
いろいろ見てまわる。

FD。
このクルマは、 見るたびに心拍数が上がる。 憧れの女性って感じ?? きれいだわ。

AZ-1。
ビート、 カプチーノに続き登場したKスポーツ。 当時は、 ぜんぜん興味なかったな。 カプチーノがわかりやすいデザインだったのに対して、 AZ-1は、 中途半端な未来っぽさがよくわからなかったというのもある。 リトラクタブルを廃止してからは、 お、 スパルタンな顔、 って感じで好きになれたけど。 昨日はノーマルっぽいのがみゅーみゅー静かに走ってたけど、 今日はどうかな。

を、 でっかいリアスポのついたランティスもある。 かっちょえ〜。

って、 今思うとワタシっていつのまにかMAZDA党だねぇ。 ・・・。 まいっか。

MG-F。
ストライプやらチンスポイラーやら、 気合入ってるねー。 どういう走りをするんだろ。

を、 インテグラtype-Rも来てるよ。 これも興味深いね。 VTECがどんなもんか、 見せてもらおう。

そして、 NB。
NBは、 かなり参考になる。 たとえば、 最近どうもフロントのナンバーの位置が気になって仕方がないのである。 そういうのも、 すでにやっちゃってるNBがいたりするのでありがたい。
で、 結論:「今のままでも不満だけど、 移動させても、 あんまりよくない!!」
かっこいい取り付け場所はないもんかいな。



2. 競技

ドラミ、 AQUAインプレッサHKSのデモ走行、 そして慣熟歩行の後、 練習走行。
コースは昨日とほぼ同じ。 パイロンのくぐり方がちょっと変わった程度。

昨日褒められまくったからなぁ。 さらにもう一歩前進したいね。 それにはやっぱ、 めりはり? 踏むとこは踏んでみる?

ということでスタート。 無我夢中で走ってフィニッシュ。 M落さん曰く、
“昨日の方がよかった。”
やっぱり? 気負い過ぎだねぇ。 アタマに血が上ってたもん。 反省。



そして本番1本目。
気持ちばかりが先行してたって感じ。 運転が荒い、 荒い。 結局、 2速オーバルでスピン。
昨日のワタシはどこへやら。



2本目。 丁寧な操作をすれば自ずと速いはず、 と考え直して臨んだ2本目。 たしかに今回は大きなミスもなくフィニッシュできたのであるが、 タイムは全然。 もっと攻められたんだろな。

結局、 クルマとの対話がおろそかになってたなーと後から思う。 自分のことしか考えてなかったよ。 これじゃあ、 タイムも出るわけないね。

唯一の救いは、 無様なアンダーを出さなかったことぐらい? でも、 ハンドル切りまくってたよなぁ。 やっぱ、 だめだね。


走行時以外は、 スタートポイントで誘導やったりする。 ロードスターは、 1台1台違うから見てて面白い。

他の人の走行風景もちらちら見やる。 K保ッチはさすがに速い。 けど、 360度ターンでテールが流れ過ぎたり苦戦気味。 あのタイヤじゃあねぇ。
それでもワタシより4秒以上速いんだからなー。 しかも、 昨日タイヤの見積もりしてきたってハナシだし。
え? てことは、 K保ッチのあずきちゃんはもっと速くなるってことじゃん。 てことは、 今日が“原組最速の座”を狙う絶好の日だったわけじゃん。 逃しちゃったじゃん。 だめじゃん。

見てて痛快だったのは、 AZ-1。 はっやい、 はやい。 くるっくる。 あれは楽しいだろうねぇ。 思わず欲しくなっちゃう。

type-R。 けっこうアンダー出したりしてるよなぁ。 でも、 速い。 タイムは?! う、 ワタシより5秒も速い。

インプレッサ。 2台いたけど走りが全然違った。 腕の差、 だろうね。

そして、 FD。 一般ラジアルクラスのFDは、 なんか重そうだったけど、 Sタイヤ部門のFDはすごかった。 Sタイヤだからってわけじゃなくて、 腕の差なんだろうけど、 速い、 速い。 あのでかいFDを意のままに操れる人がいるんだねぇ。 いいもん見せてもらいました。



3. 練習会

なかなかグッドなお弁当を食ったり、 白バニーちゃん(!)にお醤油をもらったり。

そして練習会。
せっかくの機会なので、 リンゴとあずきちゃんを交換することに。

まず、 リンゴをK保ッチが運転。
やっぱうまいなぁ。 自分の運転とは、 横Gの大きさが違う気がする。 ここまで行けるんだね。 って行き過ぎちゃう? 2速オーバルでどりどり。 どりどりのままトラバースして次のコーナーへ。 逆ドリフトしてそのままコーナーを抜けてしまう。 おいおい、 すんごいな、 りんごちゃん。
“NB 面白いよ〜!!”
だって。 クルマを替えようって言ったのは、 そういう魂胆だったわけね???

次、 ワタシがあずきちゃんを運転。
のっけからテールがずりりぃっ!!
なんじゃ、 こりゃー!!
今思うともうちょい踏んでもよかったかなって感じだけど、 その時はまさに“薄氷を踏む”思いである。 もちろん、 分厚い氷でも構わんが、 とにかくつるっつる。 結局、 2速オーバルの最終コーナーでつっるーん。 スピン。
でも楽しかった。 これは勉強になるよ。 滑るタイヤで練習しろってドリフトの本に書いてあるけど、 ほんとそう思うよ。

その後は、 遊びに来た塚Pとタイムのアナウンスをしたりお手伝い。
塚P曰く、
“君はいつのまにか、 「走り屋」になっちゃったわけね。”
てゆーか、 うーん、 反論の余地だらけな気もするが・・・。



4. 戦い終えて

まぁ、 スピンしちゃった分は勝手に除くとして、 ベストタイムだけ見ても、 下から数えたほうが早い成績である。
ちきしょう。
まぁ、 でも今回は、 昨日とは打って変わって反省材料がわらわらと出てきて、 それはそれでよい収穫であったと思う。
最初は参加するつもりはなかったのだけれど、 出てよかった。

豆腐屋の方々、 ならびに主催者の皆様、 ありがとうございました。



パンツ食い競争の後、 表彰&抽選会&閉会式。

表彰台に乗ってガルフ缶を貰う人々がうらやましい。 芸は身を助ける、 とはまさにこのことか。 1缶8,000円だもんね。 腕を磨くしかないね。
よっしゃ、 磨こう、 ということで、 近くにいらっしゃった、 できさん(すみません、 漢字が分かりませんでした)とお話する。 できさんは“元”ガレージ・ハンドレッドワンの方で、 F3選手。 今回は、 ロードスターオーナーということでインストラクター&アドバイザー&デモンストレーターとしてご来場だったのである。
“スクールとかなさらないんですか?”
“やりたいですねぇ。”
“その時は是非。”
という会話をする。 これでばっちり。 腕、 ぴかぴか。
でも、 そんな簡単にスクールなんて出来るのかな。 RCOJ主催みたいな格好で出来る?? 結局は、 やる気次第だよね。
てことで、 やりましょう。

抽選会。
こういうの、 当たったためしがないんだけど、 最近そうでもないらしいのでなんか当たるかなー、 と思ってたら、

“19番のかた〜!”
“はいはい〜っ!”

手にした箱はずしりと重い。 暗くてよく見えないが、 ん? ラッパ?

“フェラーリ純正エアホーン???”

・・・どうも最近、 “ちょっと困るもの”が当たる傾向にあるようだ。



5. 築地にて

腹減ったー、 どっかで晩飯〜。 でも金ない〜。 カードで食えるとこ〜。 という注文をつけて、 JリミUの後をついていく。
ついたところが築地。 寿司屋。
今から思うと、 あの状態で寿司はまずかったかな、 とも。 だって、 めちゃんこ腹減ってたんだもん。 てことで、 次々注文。 これがまたさすが築地ということでいい味。 さらに加速、 って感じ。

食いながら、
K: 「僕ねぇ、 鍋買おうと思うんですよ。」
T: 「鍋? って、 土鍋?」
K: 「えぇ、 これからの季節、 鍋とかいいと思いません?」
T: 「あぁ、 いいねぇ。」
S: "みんな考えることは一緒なんやなぁ。" と思いつつ、 ボロを出さないように黙々と寿司に向かう。
K: 「なに鍋がいいですかねぇ?」
T: 「やみ鍋?」
K: 「まじめに」
S: (目線はあくまでも寿司で)"もぐもぐ"
K: 「チゲ鍋とかいいと思いません?」
S: "!"と思い、 思わず視線をK保ッチに向けると・・・
K保ッチ、 めっちゃにんまり。 この瞬間、 私はこの会話の意図を悟るとともに、 原組の恐ろしさを知ったのであった。

若干の抵抗を試みるも、 やはりだめ。 こうなったらもう、 いかなる言葉もただの言い訳である。 ということで、 素直に謝る。

実は、 11.27に、 ごーちゃん(808会員)宅で組長とチゲ鍋をする予定である。 K保ッチのお誘いと見事にバッティングしちゃってるのである。 さてどうしよう。 “特に誰も誘わないよぉ”と組長は言ってたしなぁ。 ワタシ、 主催者でもないし、 ごまかしたほうがええんかいな。 ということで昨日のあの発言(豊洲編(壱)参照のこと)となった次第である。

しかし、 原組組員相手では、 ほんっと、 隠し事とか出来ないなぁ。 筒抜け。 やられました。

てゆーか、 反省。
うそついて、 ごめんね。>K保ッチ



たらふく食って店を出る。
塚Pに帰りの道を教えてもらって出発。 晴海通り、 銀座、 夜の東京って、 いいねぇ。 信号待ちで思わずきょろきょろしてしまう。 おのぼりさん状態。 リンゴ、 砂埃でばっちぃんだよな。 ま、 しょうがないけど。
国会議事堂まで来れば、 あとは分かるね。 1号線で帰るつもりだったけど、 246にしよう。 ということでいつもの道で帰宅。

“早く成田編、 書けよぉ”と言われてたのであるが、 さすがにへとへと。 豊洲編(壱)を書き始めたのであるが、 もうあかん、 ということで、 ギブアップ。

お疲れ様でした。 おやすみ〜。

22:30 就寝。 ←はっや〜





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