1. 前置き | 2. K久保氏 | 3. てんいち | 4. おおぼけあげいん | 5. 新子安 |
6. マツダについて | 7. 発覚 | 8. 講演 | 9. 再会 | 10. 開会 |
11. 再会2 | 12. 祭りのあと |
1. 前置き
'99.07.20
正午に武蔵溝ノ口駅でK久保氏と待ち合わせ。
だから、 10:30に起きればいいやということで目覚まし時計をセットしたのが夕べ。
10:30起床。
よゆーよゆー。 メールでも読んじゃえ〜、 とBecky!を立ち上げると原組の組長(ヘッド?)より入電。
“まぁ、 気ぃつけて!!”ときたもんだ。 “まぁ、”、 である。
### MAIL START ### やっさんは、電車かい? と、言う事は飲む気だね?! まぁ、気ぃつけて!! ### MAIL END ###
いえ、 ありがたいことである。
ん? 送信日付が11:09?
なんとまぁ、 とち狂ったシステムじゃのぉ。 けど、 niftyのメールサーバーにしろ、 asahi-netの方にしろ、 そんなことあるかぁ?
ということは?
あれ?
なんですと!!?
腕時計は既に11:30を指そうとしている。 ちょっと待っただってこれからまだシャワー浴びてひげそってカラダ冷やして一張羅の服着てリンゴの様子見てそれからやっとこさ電車に乗って溝の口まで行くっちゅーに、 残りたったの30分ですとぉぉぉ!!
まずいまずすぎる気乗りのしないK久保氏を誘っておきながら自分が遅刻するわけにはいかんでも上記のすべてを行うことは不可能ということはまずシャワーをてきとーに浴びることにしてひげはやっぱしそらんとかっこつかんしリンゴ詣ではパスすることにすればなんとかなろう。
超余裕のつもりが一転、 めちゃめちゃやばい状況である。 ちっきしょー、 この、 馬鹿目覚まし時計めぇっ! と、 あわてふためきつつも責任転嫁&“蹴りの刑”執行を忘れない。
しかし、 実際、 なんとかなるものである。 11:50宮崎台駅着、 出発(めちゃラッキー)、 11:58ぐらいに溝口駅到着。
K久保氏は・・・、 お、 いたいた、 相変わらずめんどくさそうな表情してるよ。
2. K久保氏
K久保氏は会社の同期である。
同期の間では変わり者ということでつとに知られた存在である。 本人もある程度自覚しているところがこれまた救いがたいといおうかなんといおうか。 ワタシとしては、 面白いに越したことはないので大いに喜ばしいことであると認識している。
で、 そのK久保氏を誘った理由であるが、
他に誘えそうな人がいなかったから、
である。 ロードスター乗り以外、 興味を示すとも思えんこのイベントに彼が来ることを承諾したのは、 ひとえに彼には借りがあったからである。 そうでなければ、 ゼッタイに来なかったと、 ワタシは断言できる。
3. てんいち
てんいちがマイ・ブームである('99.08.05現在)。
リバイバルと言っても過言ではない。
“こってり”という言葉で表現される、 あの、 関西でしか生まれ得ぬスープにがっちりハートをキャッチされてしまっているのである。
そして、 長らく味わうことのできなかったその関西のあだ花が、 川崎駅前の繁華街の一隅にひっそりと咲いているのを発見したとK久保氏は誇らしげに語るのである。
行かねば
ということで、 12:30に蒸し風呂状態の川崎駅に到着後、 まっすぐに仲見世通りを行く。
あった!!
朱地の丸に白で書き殴った横一文字(だったよね?)。
まさしくてんいち(天下一品)のロゴマークである。
うひょひょー、 うれP。 でも、 川崎駅前って、 あんまり来ないよね。 駒沢大学前のてんいちの方が近いよね。
などとは発しない。 ワタシも三十路を旅する男である。 K久保氏のご不興を買うような言動を、 この期に及んで行うはずもない。
とりあえず、 並、 を頼んで二人でうだうだする。
うだうだ
遅いねー
うだうだ
遅い、 遅すぎる、 事務局が送ってくれた案内でも読むか、 と思ったら、 やっとこさ、 “並、 お待たせしましたぁ。"
お待ちしましたぁ。
をー、 この味ぢゃ。 隠元橋を思い出すわい。 ← 超ローカル
4. おおぼけあげいん
てんいちを出たのが1時過ぎぐらいか。 受付開始は2時だよね。 よゆーよゆー。
でも新子安なんて行ったことないから早めに行きたい気にもなる。
"受付終了は3時なんでしょ? 全然よゆーじゃん。" というK久保氏の発言を受けて、
"まぁ、 とっとと行ってもK久保氏が楽しめるとも思えんし、 ここはひとつ、 3時までに着けばよいということにしますか。"
と考え直し、 川崎の○|○|でぷらぷらすることにする。
CD屋などでぷらぷら。
そろそろ向かいますか、 と、 川崎駅に向かい始めたのが、 2時。
雨が降り出した。 大丈夫かにゃ?
5. 新子安
新子安着は、 14:30くらいか。
よゆーよゆー。 道はさっぱり分からんが、 あっちの方角、 ということで2人して歩き出す。
おっきぃ道路沿いをてくてく。 “VWのゴルフがいいんだけど、 VWのエンブレムがいやだ”とわけのわからんことを言うK久保氏に対し、 それならやっぱりファミリアSワゴンだよ、 と勧めてみたりしながら、 ようやくマツダ研究開発センター(?)に到着。
おぉっ、 3時ちょうどじゃん。
やるねぇ。
6. マツダについて
受け付けを済ませてロビーへ。
MPVやらプレマシーやらが飾ってある。
Sワゴン、 みっけ。 K久保氏に座らせてみる。 “お客さん、 いかがっすか?”
“いや、 別に・・・。”
マツダって、 面白い、 というか、 変化球なクルマを作るなぁ、 と思ってるのだがどうだろう。
今度のMPVは、 両側スライドドア。 ここまでは、 まぁ、 ありがちだけど、 はめ殺しの窓じゃなくて、 ちゃんと開くようになってたりするところが、 変化球だなぁと。
フレンディーのテント屋根もそうだし。
デミオのサイズであれだけのシートアレンジが出来るのは、 やっぱり先駆的だったんだろうね(機能性や広さという点では、 ダイハツのパイザーが上回っていたのでは、 とワタシには思えるのだが、 あちらは販売戦略というか、 CMに失敗したのが痛かったなぁ。 ま、 その分、 MOVEで挽回したかな?)。
と、 メガホン持って事務局M落氏登場。
移動せよ、 とのこと。
燃料電池、 が見たいとK久保氏。
楽しみ楽しみ。
7. 発覚
通されたところは、 ひっろい部屋。 ターンテーブルが3つ。 プレス等に対する発表会の場なんだろね。 パイプ椅子を各自持って好きなところに座れ、 とのこと。 天井高いねぇ。 あの照明なんか、 小学校の体育館にぶらさがってたのとおんなじかねぇ。
しばらく待て、 とのお達し。 へいへい。 2分、 5分、 10分、 ちょっと待たされすぎかも? これから見学、 って雰囲気じゃないよねぇ。 どっちかっつーと、 講演を聞く、 って感じ? へ? あれ? そうなの? パンフを読んでみる(まともに目を通したのは初めてだった)。
あ゙〜っ!!
見学の人は2時集合って書いてあるよ。 うっそーん。 やられた。 ってちょと待てよ。 てんいち食い終わりが1時過ぎだったから、 チョクで来てれば間に合ったわけじゃん。 あっちゃー! やってもぉたぁ。 隣のK久保氏が恨み言を言い出す。 えぇ〜い、 おぬしが○|○|に誘うからじゃい、 とも言えず、 謝る。 てんいちでちゃんとパンフに目を通していればなぁ。
事務局M落様はじめ、 関係者の皆様、 またまたご迷惑をおかけしてしまいました。
ごめんなさいっ!
8. 講演
貴島さんの右腕さんの講演。
しゃべりの技術は、 やっぱり貴島さんのが上だなぁ、 と、 いらんことにまた感心してしまう。 でも、 プレス慣れしたサラリーマンって、 そんなにいないよねぇ。
講演の内容は、 開発談義って感じ。 ヨーロッパまで持って行って走行テストをやったりするんだね。 ライバル車も引き連れて乗り比べたりとか。
開発時の写真も興味深かったですね。
でも、 本音が聞けるのは質問コーナーですわな。等の些細な情報の他に興味深かった話題が2点。
- 次期限定バージョンの内装色はベージュっぽい色とのこと
- AT車の排気音が本来あるべき音で、 MT車の音は基準(?)よりも大きいこと
1. 1.6lに6速MT仕様がない理由
“作ると売れちゃうから、 ですね。”とのこと。 なるほど、 そういうことね。
クルマというのは、 一つのカイシャで作れるものではない。 子会社、 孫会社があってはじめてできるものである。 そしてそれらの会社に、 サスならサス、 排気系なら排気系、 の下請けをさせるのだろう。
で、 ミッションである。 6速MTは従来の子会社製ではなくて、 アイシン精機とかいう会社のもの。 何社かのメーカーが出資して作ったカイシャだっけ? でも、 従来の子会社も切り捨てるわけにはいかないし、 じゃあ、 1.6lのミッションは5速ということでそのカイシャに発注しましょう、 ってことなんだろうな。 いいものだけを売ってればよいというものでもないということか。 ま、 その分、 安いなら、 それはそれで問題はなかろう。
2. S2000について
2台買ったそうな。 ということは、 そのうちの1台は今ごろばらっばらになってるのだろうか。
乗ったそうである。 エンジンはすごくいい、 とのこと。
それから電動ソフトトップもカンドーものだそうな。 思わず(ロードスターにも)付けちゃおうかと思ったくらい、 だそうである (ワタシの個人的なお願いであるが、 電動“アシスト”ソフトトップぐらいで何とかならないだろうか。 開けるのは楽勝なんだし、 わざわざ電動にする必要はない。 のだけれど。 閉める時に運転席からひょいっと閉められたらめっちゃかっちょええんやけど、 重くてゼッタイ無理!! なんとかなりまへんやろか)。
おっと、 脇道だ。
S2000はボディーもしっかりしてるし、 いいクルマだけど、 うちでは作らない、 とのこと。 なぜか。
“めっちゃ美人のねーちゃんに無視されてる感じ”
なのだそうである。 分かるようで分からないような表現ではあるが、 そういうことなのだそうである。
“あれをロードスターとしてうちが作ったのなら、 完全な失敗作ですね”とも。
ま、 ホンダだからね。
講演の内容はそんな感じ。
9. 再会
なかなか小気味よいハナシ等も聞けて、 よい講演であった。 記念品をもらえなかったのは残念ではあるが、 まぁよい。
コスモスポーツや初代RX-7などの展示車両と記念撮影なんぞしたりしてひとしきり遊ぶ。 きっとこのあたりが見学コースだったんだろな。 燃料電池のパネルとかあるし。
それはそれでよしとして、 さて、 次はすき焼き(or しゃぶしゃぶ or 焼肉?)だ!
遠慮しまくるK久保氏に半ば無理矢理記念車へのサインをさせて、 すき焼き会場に移動。 前方の堤防前に見覚えのあるクルマ発見。 原組I間氏の“NOx量改”号(?)である。 WIRE関連のお話なんぞをする。 原さん、 K保さんは上の会場にいらっしゃるとのこと。 うちらも会場入り。
建屋入り口で売ってた"ケロリン"キーホルダーを思わず買ってしまう。
10. 開会
とりあえず着席。 K久保氏にとっては講演内容はいまひとつだったようだ。 ま、 致し方なかろう。 我慢してもらうしかない。 ワタシも我慢したんだから。
そしてK久保氏をさらに困惑させる結果となったのが、 すき焼きぱーちーであった。 ロードスター好きの集まりなだけに、 ワタシですらよく分からん単語が飛び出したりする。 やっぱりNAがよい、 NBは乗用車みたいだ、 などというインプレッションもあったが、 NAに乗ったことのないワタシにはさっぱり。
うーん、 とりあえず、 食おう。 みたいな。
でも、 わりした入れすぎちゃって辛かった。
同席の皆様、 ごめんなさいっ!
しかし、 いきなり俳句、 短歌って言われてもなぁ。 K久保氏は“無理無理”ってジェスチャーと困ったなぁって笑顔でごまかそうとしている。 ワタシもなぁ、 こないだ親戚のおねーちゃんにお題をもらって読んだ句が、
なめくじは
生まれた時から
ホームレス
というレベルだからなぁ。 しかもこの時のお題は、 “かたつむり”だったんだよねぇ。
ということで、 同席の方々の文学的才能に丸投げすることを決意する。
同席の方々は、 ロードスター好きって感じの人々であった。 千葉のどこそこからいらっしゃった人、 R's 246のメンバーのなんとかさん、 それからあと4人の方はどういう人だったのだろう。 てな感じ。
よく分からんまま、 会は進んでいく。
11. 再会2
花火が始まって、 会も流れ解散。 うひょー、 花火、 ちぃせー!
屋上に上がってみたりうろうろしてみたりする。
花火って、 難しいイベントだよねぇ。 近くで見ると迫力満点なんだけど、 連れと会話になんないし、 遠くで見るとしょぼいし。 一人で見るのもつまんないし。 正解は、 連れと屋台を見てまわる、 ってところかな。
ひときわ派手なスターマインが終わり、 花火大会自体が終わったことを知る。
さて、 帰りますかぁ。
と、 背後から“すずきやすおさぁん!”。 はいはい〜。 原さん、 K保さん、 K保さんの彼女さんであった。
原さんは、 宣言どおり浴衣姿。 深い青が基調の涼しげな色である。 青色好きなだけに、 こだわりの色なのであろう。 九難ぐらいは隠せそうな白い肌に、 非常によく合う色合いである。 でも、 柄は忘れた。 帯の色も覚えてないや(白だったらしい)。 にゃはははは。 ←イイカゲンな奴
K久保氏をほったらかしてお話。 事故のハナシとか走行会のハナシとか。 久しぶりだったり初対面だったり2回目だったりだけど、 キリンラガー500mlの助けもあり緊張感ゼロ。
その後、 10リミの何とかさんともお話する。 ロールバー入れて油温計、 油圧計、 水温計を付けた、 とのこと。 おっかねもち〜!
ロールバーかぁ。 うーん、 やっぱりあったほうがいいのかにゃあ。 もし付けるんだったら、 2つ山のちゃらちゃらファッションバーっぽいんだけど、 ちゃんと剛性が保たれているように特別注文したいなぁと思うのだがどうだろう。 風切り音とかもしないような設計でさ。
玄関でI間さんにも挨拶してから、 K久保氏と2人で帰ることにする。
12. 祭りのあと
結局、 ぼろっぼろの日だったような気がしてならない。
先ず、 見学会をすっぽかしてしまった。 関係者の皆様には、 ご迷惑をかけてしまいました。 すみませんでした。
次に、 すき焼きが辛くなってしまったのは、 ひとえにワタシのミスでした。 同席の方々、 ごめんなさい。
そして、 K久保氏。 いやぁ、 悪かったねぇ。 来年こそ、 燃料電池の説明を聞こうな。